Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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膝継手3R60について。一般的解説。

2015-09-07 00:20:12 | 義肢装具や関連のお話
今回娘が使うことにはる、オットボック製の油圧式多軸膝継手、3R60について。
いろんな角度からご紹介。
というか、つまりはわたし自身の勉強。
それを備忘録しているわけ。

こうしておけば、自分としても悩んだ時に参照しやすいしね。(^^;;
そんなわけでお付き合いください。

いろんな方々の意見やメーカーさんの見解をまずはまとめてみます。
ちなみに、明日は続けて、わたしなりのこの膝継手の紹介を載せます。
比較してお読みいただけるといいかな。
(^O^)


3R60 モジュラーEBS多軸膝継手 (油圧シリンダー付き)
●適 応 : 体重125kg以下の大腿義足装着者
●重 さ : 約842g
●最大屈曲角度 : 約155°

※ 曲がり始めの際の油圧や伸展歩補助バネによる抵抗が少なく、柔らかく曲がる為、体感重量が軽く感じるらしい。また、様々な歩行スピードの変化にも対応するため、ゴルフやハイキングなどの軽スポーツをはじめとして砂利道や凸凹道等の舗装されていない道や細かな傾斜でも安全に歩行することが出来るらしい。?

※ EBS機構とは:歩行の際、踵が地面に設置した直後に膝が最大15°まで弾力性をもって曲がり、膝折れを防ぐらしい。この機構があるため、歩行の状態が人間工学に基づいた自然な歩行となります。このEBS機構は体重や活動度によって調節できるらしい。


ここからメーカー記事紹介
3R60-EBS / 3R60-PRO

断端や背骨への負担を軽減-3R60の膝屈曲角度をコントロールする機構は世界中でその機能性が実証されています。その類稀な機構は身体全体のバランスの取れた歩行を可能にし、断端への衝撃を吸収します。そして、新たに進化した3R60-PROも発売を開始しました。

3R60 EBS Knee Joint from Otto Bock.
3R60-EBS / 3R60-PRO

製品のポイント
EBS機構により人間本来の歩行を再現
Suitable for all amputation levels
モビリティグレード2-3に対応
3R60-EBS  体重制限:125Kg
3R60-PRO  体重制限:75Kg
EBSとは、人体工学に基づくバランスのとれた歩行を意味します。3R60-EBSのEBS機構は人間本来の膝の動き、そして歩行を可能な限り再現します。3R60-PROはそのEBS機構を更に進化させています。
義足ユーザーが望むことは、安全であること、快適であること、自然であること、そして、歩容ができる限り健常者に近いということです。3R60-EBS/3R60-PRO は、踵接地時に最大15度屈曲して安定します。この屈曲の角度は調整してユーザーの好みに合わせることができます。この踵接地時の軽度屈曲は断端への衝撃を吸収するだけでなく、身体全体の負担を軽減します。

遊脚相の特徴
歩行分析データに基づいて設計された油圧シリンダーが、遊脚相を制御します。ユーザーはゆっくり歩きから普通歩きまで速度を変えて自由に歩行することができます。遊脚相への移行がスムーズで、ターミナルインパクトは予め防止されています。屈曲、伸展の抵抗は別々に調整することができます。
特殊な多軸構造により、体重を抜かなくても楽に椅子に座ることができるほか、遊脚相においては十分な床からのクリアランスを生み出します。
豊富な機能にも関わらず、3R60-EBSの重量は845gに抑えられています。3R60-PROは740gと更に軽量で、長さ、幅も小さく改良されています。小柄な日本人の体形に最適です。
また、上部接続は4種類から選択可能ですのであらゆる切断レベルに対応します。




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