午前中、仕事を仕上げて昼食を済ませた。

ひとまず今日で今年の仕事を終えた安心感なのだろうか。
新聞を読んでいても眠たい。

若者たちよ。中にはいい人もいますが総体的に社会道徳の守れない若者たちがどれほど多いことか。日本政府は若者たちの社会道徳を早急に見直さなければならない。
昨日、京都地下鉄東西線醍醐まで行った。醍醐駅を降りるとすぐにショッピングビルになっている。このビルと大通りを隔てた大五郎ビルとつながっているが初めて行ったものはウロウロして大通りを隔てた大五郎ビルにどうしていくのか迷いながら人に訪ねて訪ねてようやくたどりついた。
そしてこの双方のビルはエレベーターも多く設置されていて双方のビルでのショッピングや食事所はつながっていて巨大な建物だが慣れれば年よりも利用しやすいようになっている。
これが若者たちを横着にさせているのだろうか。
自転車でエレベーターに乗り込んでくるのはいいとして自転車にのったままエレベーターに乗っている。男性がのったままで側にいた女性がエレベーターの中で後部座席に座った。そのあいだ時間が10数秒たっただろうか。
私以外にもう1人の高齢者の婦人と小学生の男女の子どもがいた。
子どもはドアのところに走ってきた。
そしたらその自転車を運転している男性は子どもたちとにいったのだろう。
「お前らどけ」と小さい声だがはっきり聞こえた。
この声に私は彼らに「自転車から降りなさいよ」ということをやめた。
エレベーターから彼らは出ていった。その後に乗った子ども2人はエレベーターの隅っこでうずくまって震えていた。
私は思わず「お前らどけといったから」と言ったら2人の子どもは「うん」と頷いていた。私ももう1人の婦人も「こわい人やね。向こうがわるいのに」と言った。そして私は子どもたちに「おばちゅん。自転車から降りなさいと注意しょうとおもったけれど『お前らどけ』にびっくりして黙ってしまったが何もあんたらが悪くないのよ。向こうのお兄ちゃんが悪いのよ。あんな言葉使うほうが間違っているのよ」と言ったら子どもは頷いていた。
なんというご時世になったのだろう。
京都市内から離れているがとりあえず京都市山科区である。
京都の古都のイメージがもろに崩れてしまう。
家庭教育の怠りがこうした現象を生んでいるが親教育に取り組まないとどんなことにならなるかわからない現実である。
大体、あの2つのショッピングビル、なれたものはどうなのかしらないが巨大なショッピングビルは何かが違う。日本社会の構造に何かが違うと思ってしまう。京都市山科区という新興住宅に立つ巨大ショッピングビルは何がおかしい。そんな気がした。
ショッピングビルは明らかに商業を中心にした町作りになっている。商いと人間生活、人間生活のギスギスさを感じた。
あんな巨大なショッピングビルを作るならどこかに公園の一角を設けて癒せる心が和む場所を設置しなければならなかったのでは。
そんなものが見当たらない商業スペース。消費ということに力をいれているがいつまでも消費で人々の生活は潤っていかない。
人と人のつながり、コミニユテイの広場ならもう少し工夫をしてコミニユテイのできる公園の森が必要だったのではないかと思った。
ピルの中でフリーマケットが行われていた。
消費したものがここでリサイクルされていることは環境問題としていいことかもしれないが私には不自然に思えた。
他にもっと工夫した社会コミニユテイにしないといけないと思っていた。フリーマケットに集る人々さえ異様に見えた。
なんとなく私は不愉快な気持ちでここを通り過ぎた。
このあたりは昔、山と田園の広がる地域だった思う。もっと工夫された子どもたちに安心して暮らせる町づくりをしてほしいとここから地下鉄に乗って次の取材現場に向かうとき電車を待っている間そんなことを考えていた。
エレベーターの中で自転車に乗ったままの若者に誰も注意する人はいない。
「お前らどけ」と言われた子どもたちは何も悪くない。
エレベーターの中は自転車を引いて乗るものである。
大体自転車を持っている人が少しは遠慮の気持ちを持たなければならない。
本来なら「すみません」というのが人の道である。
「お前らどけ」と言った若者は誰も注意しないのでますますエスカレートしていくだろう。
そして「お前らどけ」と言われてエレベーターの中でぶるぶる震えていた子ども2人「怖かった」と言っていたがこのことをきちんと親に報告しているだろうか。親もこんなことを知って子どもに普通の社会道徳を教えてもらっているだろうか、電車に乗っても子ども2人のことが気になっていた。