
2016年夏季五輪を本当に東京で開催できる(したい)
と思っていた人は、そんなに多くなかったように
思います。
飼い主も、ロンドンに続いてヨーロッパでの開催は無理
(マドリード落選)、アメリカはロサンゼルスやアトランタ、
ソルトレイクと何度も開催している(シカゴの落選)、
アジアは北京でやったばっかりだし、しかも東京は2度目、
リオデジャネイロしかないと予想していました。
「南米初」というアピールはかなり説得力がありましたもの。
テレビメディアに登場する人は、石原知事が怖かったのか、
はたまたオリンピック招致に群がるadvertising agencyなどの
顔色をうかがってか、本音で物が言えなかったようです。
その点、ラジオのリスナーは正直でした。
今年4月NHKラジオ『夕方ニュース』は、国際オリンピック
委員会の評価委員会が来日した際、2016年オリンピック開催都市
としてどこがふさわしいのかアンケート調査を行いました。結果は
リオデジャネイロが一位だったのです。
コロ子もリオデジャネイロに決まってよかったと思います。
ただ、東京と同じく敗れたシカゴの招致委員会が使った費用は
$50million(50億円弱)と報道されています。東京は150億円と
聞きましたから、随分派手に使ったものですねぇ。
参考
五輪落選、招致費150億円検証へ…再立候補は? 読売新聞
Rio Wins 2016 Olympics in a First for South America
ニューヨークタイムズ
Chicago officials had worked nearly four years and spent
nearly $50 million to bring the Summer Olympics to the
United States for the first time since the 1996 Atlanta
Games.
私も一言! 夕方ニュース 4月14日
現在、候補に残っているのは、東京のほか、アメリカのシカゴ、
ブラジルのリオデジャネイロ、そしてスペインのマドリードの
4都市です。番組では、この4都市のうち、どこが開催都市として
ふさわしいと思いますか?という質問に、パソコンや携帯電話で
投票してもらいました。
東京がダントツかと思いきや、結果は、なんとリオデジャネイロ
が一位。いただいたメールやファックスでも、東京での開催に否定的
な意見が少なくありませんでした。