ヴィヴィオ ビストロ のエンジンルームからの音が、ずっと気になっていた。
購入時からも気にはなっていたし、中間パイプの排気漏れの補修後からは特にね。
エンジン音が、以前に乗っていたヴィヴィオ M300 Type S と違うのだ。
エンジンスペックは、このビストロと、まったく同じなのに・・・
アイドリング時は、そんなに気にならない。
しかし、60km/hあたりから、ボォーって音が、
エンジンルームのほうから聞こえてくるんですね。
リアピースのマフラーが、S/C用の2本出しなので、ちょっと低音が効いたうるさめなんです。
なので、音が回り込んでいるのかなと思ってもいたんですが、それにしても不自然だ。
何度か下回りを覗いてはいたのだが、寒くなってきてからは、
フロントパイプの中間パイプ側に近いところから湯気がたっているように見える。
冬場なので、自分にはリフトアップ出来る環境がないし、良く確認できない。
先月オイル交換ついでに、フロントパイプあたりから排気漏れしているようなので、
点検してもらったら、間違いないとの事だった。
それで、部品の手配は昨年末のうちにしておいたのだ。
交換作業も昨年のうちにしてしまいたかったが、ちょうどいい休日も、あいにくの天候で出来ずじまい。
年も越して、正月中から車をイジるのも気が引けていたし、
食って、呑んで、夜更かししたり、自由なのんびり生活から、
脱却できないでいたのが大きいかな!?( ^▽^)
ここ数日、大雪で雪かきばかりに時間を費やされていたのだが、
今日は天気予報によると、午後から明日の朝にかけて雪が止むとのことだ。
これは、今しかないなと、午後から作業を思い立ったのだ。
触媒と中間パイプの間にある、写真中央部分がフロントパイプです。
遮熱板がベコベコだ。。゜(゜´Д`゜)゜。
フロントパイプは、遮熱板に挟まれているので、排気漏れ箇所は目視では判りづらいです。
今回、交換する「フロントパイプ」と「ガスケット」、「ボルト・ナット」だ。
純正品です。
アルスター材なので、耐熱・耐腐食性が高いとの事だ。
純正互換品も検討したが、耐久性のことを考えて純正品にしました。
ボルト、ナット類は、高熱にさらされて、傷みが激しいので再利用はしない。
14mmのナット2個は、、スバルのディーラーのいつもお世話になっている、
フロントの方の好意でサービスしてくれたものだ。
これは、触媒側のスタットボルトとセットのナットなので、部品単体では出ないとの事。
でも、普通のナットなので、ドコでも入手可能なものです。
熱で固着していると思われるボルト・ナットに潤滑スプレーをしてしばらく待ちます。
今回は、KURE SUPER 5-56 を使ってみました。
フッ素が配合されているので、効果が高いようだ。
今回の作業前に、実は昨年末の休日に作業をしようと、その前日にノーマルのKURE 5-56 を事前に、吹きかけてはいたのだ。
そのときにうまく浸透してくれた分もあるかもね!?
もう2週間以上前のことですけど。
次の日作業できなくて、今日に至ってしまったが、その後しばらくの間、
KURE 5-56 の臭いが車内に充満していました・・・(´▽`*)アハハ
外気導入にしないと、この時期はガラスが曇ってしまうのです。
なので、臭いが入らないように内気循環にしていたのでは、ガラスが大変なことに・・・
エアコン入れればいいのだけれど、この極寒の時期に軽自動車のヒーターの能力では、
エアコンと合わせての温度調節は無理があるでね。
この触媒から出ているスタッドボルトとナット.
これが、かなりしぶといらしい。
地獄のチューナーからアドバイスをもらっているので、6角のソケットでナットの山を壊さないようにして、ラチェットで緩めてみた。
結構固かったが、インパクトレンチを使うまでではなく、なんとか緩みました。
12角のソケットやメガネレンチを使うと、熱で劣化したナットやボルトの頭はナメやすい。
壊したら、ナットを割るツールとかでないと外すことが簡単には出来なくなるので、
ここは慎重に行った。
地獄のチューナー、アドバイスありがとう。
まぁ~、緩まなかったら、
地獄のチューナーの工場に入れるつもりでいたのだけれどね。( ^▽^)
左がフロントパイプ、右が中間パイプ。
ここは、以前に中間パイプの排気漏れの補修。
ヴィヴィオ ビストロの床下から奇妙な音が・・・排気漏れ対策 その①
を、昨年の9月にしていて、時間はそれほど経っていないので、
何もしないで緩ませることが出来た。
フロントパイプを外してしまうと、中間パイプも一緒にダランと落ちてしまう。
なので、作業前に、ビニル紐でゆるめに縛っておいた。
ゆるくしておかないと、遊びがなくなって、グイッとマフラー側に中間パイプを押して、
隙間を作らないと、フロントパイプが外せなくなるからね。
外したところだ。
ここの接合部分には、厚みのある丸いガスケット(茶碗の底をカットしたような)が使われている。
中間パイプの丸いガスケットがあたる部分は、軽くワイヤーブラシで清掃をしておきました。
時間があれば、中間パイプの遮熱板を外して、前回の補修後の状態も確認したかったが、
15時近くからの遅い作業スタートだし、オイル交換の車両などが、いつ入ってくるか判らない。
出来るだけ早く、このコックピットを離れなければならない状況下でやっているのだ。
なので、作業はテキパキとやりたいところだが、一つ一つ丁寧にもやりたいし、
写真の記録もしておきたいので、マイペースでやってます。
外した部品だ。
固定も単純にボルト・ナットではなく、専用のボルトを使い、スプリングである程度の力で押さえてある。
フレキシブルになっていて、車体のよじれとか振動をうまくかわす構造だ。
あとは、このシャーシに固定されているフロントパイプのブラケット部分のボルト2本を
外すと、フロントパイプ本体を外すことが出来ます。
しかし、遮熱板の凹みが気になる。
外した、フロントパイプと、ボルト・ナット類だ。
フロントパイプは、後で遮熱板を外して、排気漏れ箇所の確認をしたいと思う。
フロントパイプを外した触媒側だ。
ガスケットの中身が残っている。
マフラーのリアピースと中間パイプのガスケットのように、きれいには剥がれませんでした。
とりあえず、マイナスドライバーで、こそぎ落とし、ワイヤーブラシできれいにしてみた。
その後良く見てみたら、ガスケットの接触面のメタル部分がきれいに密着していました。
カッターの刃を入れて、剥がしてみた所です。
気が付かなければ、そのまま、新しいガスケットを付けるところでした。ヽ(;´Д`)ノ
軽くワイヤーブラシで清掃。
ここに、新しいガスケット(厚目)を付けてから、フロントパイプを取り付け、
ゆがんで隙間が出来ないように、新しい14mmのナットで、左右均等に締めていきました。
フロントパイプと、中間パイプの接合部分に、新しい丸いガスケットを付けたところだ。
すんなり入らなかったので、サイズが合わないのかと思ったが、
ガスケットをよく見ると、内側にちょっとだけ出っ張りがあり、それが遊びをなくして、
ピタっと入るようになっているようだ。
なので、均等に接触するようにして少し力を入れると入ります。
これは、装着後の脱落防止のためだと思います。
固定のための新しいボルト・ナットに、スプリングだけは、
一部塗装も残っているくらい、状態は良いので従来のものを流用します。
それでも、スプリングは気休めだが、SUPER 5-56 を吹きかけ、ワイヤーブラシで清掃しておきました。
スプリングの入ったボルト・ナットの固定は、とりあえず、
中間パイプとを軽く止めるだの、ユルユルにしておき、
シャーシとフロントパイプを固定するブラケットのボルト2本をしっかり締めこみました。
触媒側とフロントパイプ接合面をしっかりと密着させてからでないと、排気漏れの恐れがあるのでね。
その後に、中間パイプを少し揺さぶりながら、左右均等に締め込み、しっかりと固定。
ここは、少しフレキシブルな構造なので、しっかりボルトを締めても、
スプリングの力で押さえてるだけの固定です。
引っかかったままで、隙間が開いている状態で締めこんでしまったら、
カバーで見えないので、排気漏れしても後で判りづらいかも・・・。
今回の作業の後ならば、検討が付けやすいが、作業のやり直しはカンベンです。
ここは、あくまでも借りているスペースだし、長くも作業できないのでね。
なので、ここも慎重に作業を進めます。
完成です。
中間パイプの交換作業が終わりました。
ゆっくり、丁寧に、記録写真も撮りながらで、1時間あまりの作業でした。
ちょうど、オイル交換の車が入るとの事で、ベストなタイミングで作業を終わることが出来た。
ちなみに、その後、立て続けにオイル交換の車が入ってきていました。
オイル交換だけの車だけでも、月に50台は作業しているとの事らしい。
さっそく、エンジンをかけてみた。
まず、車のエンジン音の高級感が増したように思えるほどの変化です。
もともと、4気筒エンジンなので、エンジンの静粛さはあるのですが、
本来の音がこれだったんですね。(n‘∀‘)η ヤァーッホォー
走行してみると、エンジンルームからのボォ~という音がしなくなり、
車内も静かになり、ラジオの音も今までより、
ボリュームを下げても聞くことが出来るようになった。
それから、これも以前から気になっていた、60km/hの速度付近でのシフトノブに伝わる振動もなくなったように思います。
外したフロントパイプのシャーシに固定するブラケットは、新しいものと違い、フリーになっていないのだ。
最初から固定された仕様なのか、固着してしまったのかは、
よく見ていないので判りません。
にしても、これだと、エンジンの振動が逃げずに、ダイレクトに固定された部分から、振動が色々と伝ってきていたのかも。
あとは、うれしいことに、若干、トルクフルになったようです。
燃費が少し伸びてくれることでしょう。
参考のために、外したフロントパイプを分解してみた。
思っていた以上に状態が悪かった。
やはり、温度の高い触媒との接合面付近の状態が非常に悪いのと、
遮熱板のガタツキを押さえるためと保持するための、
スチールメッシュで押さえられている部分の傷みが大きい。
よく見てみると、穴が開いていました。
エンジン音がよくなかったのは、ここからの排気漏れの音が混じっていたからなんですね。
ブボブボとかビョーとか、はっきりした音がしていれば、もっと早く目を向けていたのだが、
ヴィヴィオのフロントパイプは、時間がたつと、
多分、みんなこんな感じに傷むんじゃないかな!?
新しいフロントパイプの交換も終わり、走行後の状態もすこぶる良くなったので、
これで、しばらくは余計な心配をしないで、運転できます。
=へばなぁ~=
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます