ひたすら日本応援歌

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【渡邊哲也×前田有一】今、世界で何が・・・グローバリズムの終焉と新冷戦時代へ 後半

2019-03-12 17:32:47 | 日記
【渡邊哲也×前田有一】今、世界で何が・・・グローバリズムの終焉と新冷戦時代へ 後半

https://youtu.be/-ncTuHPTxhM


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そしてファーウェイを見ても分かる様に、中国を選ぶのか、アメリカを選ぶのかといって、世界各国に踏み絵を踏ませているという中で、今迄1つのルールで動かすグローバリズムというモノは、二つの価値観の対立という形で分裂が始まった。

イギリスに於いても、今まではEUという、これもグローバリズムの権化なんですね、人・物・金の移動の自由化、これがグローバリズム。EU圏内に於いては人・物・金の移動の自由化というのをやっていたワケだが、イギリスはヨーロッパを捨てて、本来のイギリスの保守的な外交政策である栄光ある孤立という形で海洋国家として生きる道を選んだ。

そしてイギリスの同盟国である大国家と言っていいですよね、アメリカに対する特別な関係というものを再確認させた。そしてイギリスの大英連邦諸国、例えばオーストラリアですね、等に対して、イギリスを選ぶのか、中国を選ぶのかという様な選択をさせつつある。だからこそ、オーストラリアは一気に反中にひっくり返った訳ですよね。

で、世界中、日本に於いても同様で、日本も海洋国家であるから、結果的にアメリカとイギリス等と提携をする、ドンドン組んでいく形が起きている。日本とイギリスとの間では、事実上の軍事同盟と言われる日英安全保障に関する共同声明というものも出され、日本とイギリス軍はもう既に、事実上の軍事同盟関係にあるという状況が、今起きていて、この中で、アメリカとしては、先ずは中国との間で貿易協議をする。

そして段階的にマーケットの切り離しを行う。一気にやっちゃいますと、アメリカもね、痛い目に会いますから。アメリカが痛い目に会わない様に、ゆっくりと時間を掛けて、交じり合ったモノを分離して行く作業を今やっているんだと思います。

特にこの交じり合っている処というのは、当然痛みが出るワケで、分離する時の痛みをどの様に和らげていくのか、又、分離し易い環境を創る事も重要ですから、政治的に米中貿易協議で、資本移動の自由等は、この分離できる状況を先ず作ってゆくという作業になるんだと思います。

まぁ、そういうのが起きている中でイギリスが、所謂海洋国家群を作る動きを見せ始めた。アメリカもそう。そうなってくると、地政学的にも嘗てあった様に、それぞれの国境や国民性、ナショナリティというモノを世界各国が認識する様になり、同時にそれに依って、世の中が動き始めている。

又ですね、先ほど言った、グローバリズムの問題っていうのは、高い所と低い所、アメリカが高かった、中国が低かった、新興国の所得が低かった。真ん中に此処に板がある。これが国境。国境を抜くと、中国等から安価な移民が大量に入ってくる。元々住んでいた人たちの賃金を引き下げてしまう。

逆に中国側は、この先進国のマーケットを取り込む事で、少~し豊かになる。というこういう作業が行われる訳で、そうなってくると、所謂Poor Whiteヨーロッパに於いても、アメリカに於いてもそうですね。元々住んでいた人たちが貧しくなる訳です。そうなってくると元々住んでいた人が貧しくなる。貧しくなった原因は、ナンダ、移民が入ってくるからだ。他国から安いモノが入ってくるからだ。追い出せ~という事になりまして、必然的にナショナリズムが高まっていく。ナショナリズムが高まると、人・物・金の壁を作る作業が始まって、壁を作る作業の1つが、今回の米中の貿易摩擦とも言える訳です。

関税と言う壁を作る。トランプは何て言って選挙に勝ったかというと、壁を作るんですよ。アメリカという国と他国を隔てる壁を作る。これは別に物理的な壁だけではありません。貿易に関してもそう。例えば、中国からの留学生も今迄5年間の留学ビザだったものが、1年に変わった。毎年更新になった。簡単にビザを出さないという形でドンドン、ドンドン、壁を作っているこの壁が出来上がってくる事には、世界が再び冷戦時代の様に、分かれた存在に変わっていくのではないかという大きな流れがあります。

但しこれは一方方向には進みません。揺り戻しながら、進んでいくんですね。行き過ぎたモノが一旦戻って、三歩歩いて二歩戻る、三歩歩いて二歩戻るという具合に、ブレながら、ブレながら、緩やかに進んでいく事になるのかなぁという気がします。


アメリカがもう、壁を作るというグランド・デザインを示している訳ですからね。


そうですね。トランプが何故壁に拘るかというとですね、壁を作ると言っても、所謂関税障壁等のソフトな壁では消えちゃうんですよ。だけど万里の長城を見て下さい。壁というモノを物理的に作ると、それはその先何十年も、場合に因ったら百年以上もそこに壁という形で遺物として残るんです。


ねぇ、月からも見えるっていうし。



ですから、遺物として形として残すというのは、象徴だけではなくて、トランプの名前が五十年、百年後迄残るんです。 Trump Wall という形でですね。



ねぇ、名前付けんの好きですしね。そういう意識もあるのかもしれませんね。



ですから、その壁を作る象徴として、壁に拘るという事も言えるのかもしれません。


日本もアメリカに習って、もっと壁を作る方向にいった方が



先ず、韓国との間に壁を作るかですね。ハワイ辺り迄、日本列島が引越し出来るとイイんですけど。詳しくはこの本の中で宮崎先生と分析を詳しくしているんですけれども。



2019年、大分断する世界―と。分断ってホントに大きなテーマでね。私もしょっちゅう、映画のコーナーで言ってますけど、分断っていうのが、ここ1~2年ハリウッドの大きなテーマになっていますからね。







だから、お互い言っている事が違うんですねぇ。保守勢力とリベラル勢力とでは。で、分断は、分断はって言ってるんだけども、言ってるモノが違ったりしてですね。


2019年、大分断する世界はビジネス社から1,400円で出ています。又、ゆっくりと読んで下さい。


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