有本香さんの安倍外交論が注目 Cozy Up 2018年10月30日
https://youtu.be/tMc4Gc47UvQ
有本香さんの安倍外交論が特に注目です。チョッと腑に落ちなかった部分もスッキリとさせて下さいましたよ。
有本香さん:安倍外交に於けるインドとの外交は非常に重要性が高いんですね。第一次政権は短命に終わりましたが、終る直前に行ったのがインドだったんですよね。インドから帰って直ぐでしたでしょう。あの辞任を表明されたのが。
それで、そこから続くんですけれども、その時の演説というのが、私は名演説だと思っていますね。安倍さんの外交というのは、ホントに評価に値するものだと思っていまして、安倍さんは第2次政権以降も、何度かインドへは行っていますよね。
去年の9月、モディさんの地元、アーメダバードに行って、10キロ近い沿道を歓迎する人々が埋める中、パレードまでやって頂いたので、そのお礼として、招いたという事です。外国の首脳を招いたのは始めてだと思いますけどね。
インドが安倍外交の中でキーの国になっているのは何故かというと、安倍総理のお爺さんの岸信介さんが、初めて外遊して、敗戦国だった当時の日本の地位をキチンと認めてくれた国の1つがインドだったからなんですね。
更に、東京裁判で日本無罪と言ったパール判事のご親族にも第一次政権の時は会いに行った。日本が戦後、新たなスタートをきる意味でもインドは大変重要な国だった。
2007年、第一次安倍政権の時、インドの国会で行った演説、二つの海の交わり、太平洋とインド洋が交わっていくんだという、これがアメリカ軍にも出てくるインド太平洋の元になっている。
当時はインドはマンモハン・シン首相でしたが、そのスピーチライターが私のお友達で、「このときの安倍演説は本当に素晴らしかった」と言っていました。
当時インドの海軍の人たちは、それをすごく言っていたのですって。
つまりインド洋と太平洋というものを繋げて考えなきゃいけない、ということを言っていたのだけれど、インドの政治家でさえもそういう戦略的なイメージを持っていなかったのに、日本の首相の口からそんな言葉が出てきたことに非常に驚いたと。
そのあとSecurity Diamondと言って、対中国で、インドとオーストラリアとアメリカと日本との4つの国を繋いで安全保障のプランを作ろうという構想が出来た。
第二次安倍政権の6年間は中国に行かない6年間だった。
その間、インドの首脳とは首脳会談や蜜に交流を続けてきました。その結果が今の2プラス2に続いているワケです。
今回モディ大統領を別荘に招き、それ以外にこの6年間では、モンゴルの前の大統領を富ヶ谷の私邸に招いています。これは異例だったと思います。
又、遠いところではトルコのエルドアン首相とも、随分と蜜なんです。中国には行かずに中国の周辺国とは大変蜜に会っている。
このインドとかモンゴルとか、トルコというのは嘗て世界を制覇した大国ですよね、そしてその潜在力をもっている国々。そういう国々との関係を蜜にして、それからASEANの国々もそうですよね。ASEANの国々の主要な国々には複数回訪れていますからね。
そういう事もあって、まぁ、中国を封じ込める為にと言われてきましたが、まぁ、封じ込めるのはなかなか容易ではないけれども、周辺国との連携を蜜にしてきたという事で、今回は、その禁を破るような形で、日中首脳会談に臨んだのは何故かという事ですが、これはもう二階さんを初めとする、所謂親中派といわれる…といっても二階さんに集約されますけど、の顔を立てる為に行ったという事に尽きると思います。
後は、財界からも随分と言われていたのもありましたから。皆の顔をたてました―そういう事に過ぎないと思うんですね。
飯田浩司さん:で…まぁ、タイミング的にも節目とも言われてましたからね。
有本香さん:1つポイントになったはですね、北朝鮮の問題ですね。去年9月の国連での経済制裁決議以降、北朝鮮に対して、国際社会で皆で協力して圧力をかけてきた。
これに対して中国が「チョッとどうなんだろうか」という意味のことを仄めかしたりしていましたから、もう1度行って、これを確認するという事ですよね。
そういう意味合い位で、他にはたいした意味合いは無いと。
一帯一路に関しては協力するような姿勢を見せてしまったのはイケナイと、まぁ、私もあんまり良い事じゃないと思いますけど、でも、これも途上国側からすると、中国のこのまま独り舞台、つまり狩場にされてしまうと困るという声も有ったと聞きますね。
だから、日本が出て行く事によって、といっても政府が出て行くワケじゃありませんから、日本企業がそこに出て行きやすくなる事によって、途上国側からしたら、中国のルールに則らない遣り方というのが牽制されるんじゃないかという希望もある様ですね。
何よりも、これまでの6年間中国には行かなかったという事の流れからすれば、中国に行きましたよと。でも、その中国から帰った翌日にはインドのモディ首相を別荘に招待していましたよ―というこの流れからすれば、安倍外交の何であるかを象徴しているんじゃないでしょうかしらね。
飯田浩司さん:うん、見せ付けている感じが。でも、これあんまり…産経新聞くらいしか報道していなんですが、ウィグル人の人権弾圧に関しては李克強さんとの会談の中で言及したと。
有本香さん;産経は一応報道していますけれども、あれだけの報道が付いていったにも関わらず、全然報じることがなく、一番早かったのは、ウォールストリートジャーナルですよね。
飯田浩司さん:ツイッターでツイートされてましたよね。
有本香さん:このあたりも、本当に残念だと思います。で、これ、どの程度言ったんだとうところでも意見が分かれていましたが、安倍総理は、ウィグル人というよりは、イスラム教徒と、事実上、ウィグル人の事ですけれども、永田町の中に日本ウィグル友好議連という議員連盟があります。
これは安倍総理と非常に近い古屋圭司議員が会長を務めていますし、事務局長は、衛藤晟一首相補佐官が務めていて、私は立ち上げ当初から知っていますが、この最高顧問が安倍総理ですから。これは野党時代に造ったんですけど、総理になっても、最高顧問は外れていませんからね。他の人より、強い思いがありますし…。
過去にも、胡錦濤さんが来日した時、当時は安倍さんは総理から退いていましたが、その時にも、胡錦濤さんにその事に触れたという事もありました。
だから、それくらい思い入れのある問題ですから、必ず何処かで口にされるとは思っていました。
何れにしましても、日中は、今後も蜜月というのには程遠くて、戦略的互恵関係と、正に安倍総理が仰った通りですけれども、戦略的に争いを大きくしないという中で緊張感のある関係がこれから数十年続くと見ていいんじゃないですか。その為にインドとの関係は非常に重要だという事ですね。
https://youtu.be/tMc4Gc47UvQ
有本香さんの安倍外交論が特に注目です。チョッと腑に落ちなかった部分もスッキリとさせて下さいましたよ。
有本香さん:安倍外交に於けるインドとの外交は非常に重要性が高いんですね。第一次政権は短命に終わりましたが、終る直前に行ったのがインドだったんですよね。インドから帰って直ぐでしたでしょう。あの辞任を表明されたのが。
それで、そこから続くんですけれども、その時の演説というのが、私は名演説だと思っていますね。安倍さんの外交というのは、ホントに評価に値するものだと思っていまして、安倍さんは第2次政権以降も、何度かインドへは行っていますよね。
去年の9月、モディさんの地元、アーメダバードに行って、10キロ近い沿道を歓迎する人々が埋める中、パレードまでやって頂いたので、そのお礼として、招いたという事です。外国の首脳を招いたのは始めてだと思いますけどね。
インドが安倍外交の中でキーの国になっているのは何故かというと、安倍総理のお爺さんの岸信介さんが、初めて外遊して、敗戦国だった当時の日本の地位をキチンと認めてくれた国の1つがインドだったからなんですね。
更に、東京裁判で日本無罪と言ったパール判事のご親族にも第一次政権の時は会いに行った。日本が戦後、新たなスタートをきる意味でもインドは大変重要な国だった。
2007年、第一次安倍政権の時、インドの国会で行った演説、二つの海の交わり、太平洋とインド洋が交わっていくんだという、これがアメリカ軍にも出てくるインド太平洋の元になっている。
当時はインドはマンモハン・シン首相でしたが、そのスピーチライターが私のお友達で、「このときの安倍演説は本当に素晴らしかった」と言っていました。
当時インドの海軍の人たちは、それをすごく言っていたのですって。
つまりインド洋と太平洋というものを繋げて考えなきゃいけない、ということを言っていたのだけれど、インドの政治家でさえもそういう戦略的なイメージを持っていなかったのに、日本の首相の口からそんな言葉が出てきたことに非常に驚いたと。
そのあとSecurity Diamondと言って、対中国で、インドとオーストラリアとアメリカと日本との4つの国を繋いで安全保障のプランを作ろうという構想が出来た。
第二次安倍政権の6年間は中国に行かない6年間だった。
その間、インドの首脳とは首脳会談や蜜に交流を続けてきました。その結果が今の2プラス2に続いているワケです。
今回モディ大統領を別荘に招き、それ以外にこの6年間では、モンゴルの前の大統領を富ヶ谷の私邸に招いています。これは異例だったと思います。
又、遠いところではトルコのエルドアン首相とも、随分と蜜なんです。中国には行かずに中国の周辺国とは大変蜜に会っている。
このインドとかモンゴルとか、トルコというのは嘗て世界を制覇した大国ですよね、そしてその潜在力をもっている国々。そういう国々との関係を蜜にして、それからASEANの国々もそうですよね。ASEANの国々の主要な国々には複数回訪れていますからね。
そういう事もあって、まぁ、中国を封じ込める為にと言われてきましたが、まぁ、封じ込めるのはなかなか容易ではないけれども、周辺国との連携を蜜にしてきたという事で、今回は、その禁を破るような形で、日中首脳会談に臨んだのは何故かという事ですが、これはもう二階さんを初めとする、所謂親中派といわれる…といっても二階さんに集約されますけど、の顔を立てる為に行ったという事に尽きると思います。
後は、財界からも随分と言われていたのもありましたから。皆の顔をたてました―そういう事に過ぎないと思うんですね。
飯田浩司さん:で…まぁ、タイミング的にも節目とも言われてましたからね。
有本香さん:1つポイントになったはですね、北朝鮮の問題ですね。去年9月の国連での経済制裁決議以降、北朝鮮に対して、国際社会で皆で協力して圧力をかけてきた。
これに対して中国が「チョッとどうなんだろうか」という意味のことを仄めかしたりしていましたから、もう1度行って、これを確認するという事ですよね。
そういう意味合い位で、他にはたいした意味合いは無いと。
一帯一路に関しては協力するような姿勢を見せてしまったのはイケナイと、まぁ、私もあんまり良い事じゃないと思いますけど、でも、これも途上国側からすると、中国のこのまま独り舞台、つまり狩場にされてしまうと困るという声も有ったと聞きますね。
だから、日本が出て行く事によって、といっても政府が出て行くワケじゃありませんから、日本企業がそこに出て行きやすくなる事によって、途上国側からしたら、中国のルールに則らない遣り方というのが牽制されるんじゃないかという希望もある様ですね。
何よりも、これまでの6年間中国には行かなかったという事の流れからすれば、中国に行きましたよと。でも、その中国から帰った翌日にはインドのモディ首相を別荘に招待していましたよ―というこの流れからすれば、安倍外交の何であるかを象徴しているんじゃないでしょうかしらね。
飯田浩司さん:うん、見せ付けている感じが。でも、これあんまり…産経新聞くらいしか報道していなんですが、ウィグル人の人権弾圧に関しては李克強さんとの会談の中で言及したと。
有本香さん;産経は一応報道していますけれども、あれだけの報道が付いていったにも関わらず、全然報じることがなく、一番早かったのは、ウォールストリートジャーナルですよね。
飯田浩司さん:ツイッターでツイートされてましたよね。
有本香さん:このあたりも、本当に残念だと思います。で、これ、どの程度言ったんだとうところでも意見が分かれていましたが、安倍総理は、ウィグル人というよりは、イスラム教徒と、事実上、ウィグル人の事ですけれども、永田町の中に日本ウィグル友好議連という議員連盟があります。
これは安倍総理と非常に近い古屋圭司議員が会長を務めていますし、事務局長は、衛藤晟一首相補佐官が務めていて、私は立ち上げ当初から知っていますが、この最高顧問が安倍総理ですから。これは野党時代に造ったんですけど、総理になっても、最高顧問は外れていませんからね。他の人より、強い思いがありますし…。
過去にも、胡錦濤さんが来日した時、当時は安倍さんは総理から退いていましたが、その時にも、胡錦濤さんにその事に触れたという事もありました。
だから、それくらい思い入れのある問題ですから、必ず何処かで口にされるとは思っていました。
何れにしましても、日中は、今後も蜜月というのには程遠くて、戦略的互恵関係と、正に安倍総理が仰った通りですけれども、戦略的に争いを大きくしないという中で緊張感のある関係がこれから数十年続くと見ていいんじゃないですか。その為にインドとの関係は非常に重要だという事ですね。
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