アフリカの楽器カリンバです。木製。22x44㎝、370g。
アフリカ南東部ジンバブエ、ショナ族の民族楽器と言われていますが、他所でも似た楽器がありますから、特定はしかねます。
別名ムビラ、西欧では、親指ピアノと呼ばれています。
オルゴールの原型と言われています。
カリンバは余計な装飾をしていない品がほとんどですが、私の事ですから、例によって、顔が付いています(笑)。
共鳴をよくするため、ボックスになっている物も多いですが、この品は平板。
薄く木を削りだしています。一番薄い所では、3㎜くらい。響きやすくするためでしょうか。
裏は、至って簡素。
長さの違う、7本の竹製の弦が取り付けられています。かなり使い込まれています。今では、カリンバの弦は金属の方が一般的です。
親指ではじいてみると、ボーンという懐かしい音がします。箱の上で鳴らすと、共鳴してさらによい音になります。
この7本の弦、2本の横木と鉄の針金を使って、実にしっかりと固定してあります。
裏側から見ると、固定の仕方がよくわかります。二本の横木は、6個の鎹でとめてあります。先のブログで紹介したドゴン族の穀物庫扉と同じとめ方です。
板の下方には、ヤシの木の下で、穀物をついている人物が彫られています。
胎内世界?
ズームアウトしてみると・・・・
左の方に焦点をあててみると、織田広喜描くところの少女の顔のようなものが浮かんできます(私の幻想か? ^-^;)。
ルビンの壺ならぬルビンの楽器?