骨董の右も左もわからない頃、まず手を出したのは、木の物です。
木ならそれなりになじみがあるし、何とかなるだろう、それに木製品は使えるし・・・
で、思い切って買ったのがこの木盆です。
46x35cm
桟橋の上から漁師が投網を投げた瞬間を、見事に彫り上げています。
漁師の手からばっと投げられた網の動きや広がる様子までが、生き生きと伝わってきます。
鎌倉彫の系統でしょうか?
根来塗風の処理もしてあります。
裏側は、いたって簡素。
結構面白い盆だと思うのですが、家では、ほどんど使ってません。
仏壇の横において、供物やもらい物入れになっています。でも、考えようによっては、上場所に位置しているのかも(笑)。
ところで、この盆に描かれた投網姿、どこかで見たような気がするのですが・・・
確か、同じような絵柄の伊万里の皿を見たような、見なかったような(^-^;)
例によって、もう一度探してみる気力が湧いてきません(^-^;)