遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

嗤うアフリカ 2.ブワ族の仮面

2019年07月23日 | 古面

季節はずれに、紫モクレンの花が咲きました。葉の中に埋もれそう。

本来は、3月初めには満開になるはず。

ところが、蕾の状態で、片っ端から横取りしていく花盗人が出現。

花盗人は誰https://blog.goo.ne.jp/chisei/e/246a31c4cbbdd60ad56a5b1f85b5dfd4

あれだけ沢山いたヒヨドリやムクドリ、さっぱり見かけません。どこへ行ったのでしょうか。おかげで、やっと、紫モクレンの花が咲きました。それも、2輪だけ。紫モクレン、やっぱり、葉の出る前に咲き誇って、冬の終わりを知らせてくれる花なのですね。

 

さて、久しぶりに仮面です。

世界中には、多種多様な面があります。特に多いのは、日本・東南アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アフリカです。

私が収集しているのは、主に、日本の木彫、土俗面なのですが、その他の面もボツボツと。

今回は、西アフリカ、ブルキナファソ・ブワ族の仮面です。

アフリカには、非常に多くの仮面がありますが、部族ごとに特徴が大きく異なっているので、日本の面に比べれば特定は容易です。

          43x37x6cm

 軽く彫り込んだ部分を白、残った所を黒に彩色してあります。

 

  逆さにしても、同じような感じ。

 

裏側もしっかり作られていて、顔に固定できるようになっています。

 

なんとも面白い顔です。フクロウを表しています。 

フクロウグッズは世界中で人気があります。

アフリカでは、鳥は人間界と超自然界とのメッセンジャーと考えられているので、儀式や祭祀で用いられるのでしょう。

それにしても、このマンガチックなデザインはどこから生まれたのでしょうか。見方によっては、とてもシュール。

ピカソやマティスが収集していたのも肯けます。

芹澤銈介にならって、暖簾にしてみるのも一興でしょうか。           

 

コメント (4)
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