遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ものぐさ有機農業・大豆の緑化摘芯断根栽培!?

2019年07月15日 | ものぐさ有機農業

 

大豆の緑化摘芯断根栽培、長いネーミングです。

大豆の新しい栽培法として、数年前、ネットやyutubeで盛んに取り上げられました。

発芽の初期に太陽を当てて緑化し、初期苗の根と芯を切り捨てて挿し木し、育苗するというものです。

太陽緑化によって丈夫になり、新しい根がしっかりと茎枝をつくる。切った芯の所からは新しく2本の主枝が出て、2倍の収穫が得られるという謳い文句なのです。

新しいもの好きの私、一昨年、昨年とこの方法で、大豆を育ててみました。

が、はっきりとした結果は得られませんでした。

今回が3度目の正直、今度こそ、シロクロつけたいと思います。

 

大豆(丹波黒豆)を撒いておいたトレーです。

 

種をまいてから4日目、不織布を取り除くと・・・・

大豆の上に不織布を置き、その上に培養土をのせてあったのです。種が発芽しかかっています。

 

一日太陽に当て、緑化させます。

 

培養土でおおいます(不織布は無し)。

 

4-5日で、芽が出ます。

 

こんな感じの苗ができました。

 

根と芽を切り捨てます。

 

こんな感じになります。

 

茎をポットに挿し木します。

 

双葉に残っている栄養分によって、5-6日で根が張り、2本の新枝が出ます。

 

 

一方、同じ頃、普通に種をまいた黒豆は、こんなに育ってます。

勝負はもう予想できますね。

あれだけやかましかった緑化摘芯断根栽培、最近はあまり話題にのぼらないし。

 

唯一可能性があるとすれば、この方法によって、徒長が抑えられることでしょう。

秋に収穫する中生、晩生の大豆は、枝豆にしたとき、今の時期に出回っているものよりはるかに味が良いのですが、本体が成長しすぎて、いわゆるツルボケになりがちです。そこそこの大きさに抑えられれば、多収穫が望めるのです。

いずれにしてもこの方法、あまりに手間がかかります。

ものぐさ農業とはいきませんね(^_^;)

コメント (10)
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