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遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

ローゼルで遊ぶ(お笑いレシピ、3種)

2024年11月10日 | ものぐさ有機農業

昨年、試しに育ててみたローゼルが好評だったので、今年は一畝分作ってみました。ものすごい量になりましたが、何人かにおすそ分けして、大変喜ばれました。後は、自家消費。大半はジャムにしました。

あれだけ繁茂していたローゼルも終盤。

ポツポツと残っていた実を収穫しました。

種用に一本だけ残してあります。

さて、最後に収穫した虎の子のローゼルをどうするか?

ハイビスカスティーやローゼルジャムはもう飽きたし・・・

と、そのとき、姉から情報が。

塩もみがいけるらしいとのこと。

塩だけではイマイチの味らしいので、塩昆布を使いました。

ジップロックに入れて、まぜまぜ、モミモミ、して、冷蔵庫で一夜放置。

しっとりとした濃紅の塩もみの出来上がり。

して、お味は?

これはいける。コリコリとした子気味よい食感で、お味もグー。

ご飯のおともになりそうです(^.^)

さらにもう一品。これも、姉からの情報(さるフレンチでのドリンク)をもとに、私が作り方を推察。

カップ2杯の水に、

ローゼルを大匙2杯(一週間前から、左手でスプーンがつかめるようになりました。震えてるけど(^^;)

3分間煮て(2分で十分)、ハチミツで味を調整。

気分はもう、おうちフレンチ。何のことはない、ハイビスカスティーの一バージョン。ちなみに注文すると、野口英世さん一人強だそうです(^.^)

姉からの情報の受け売りばかりでは、男がすたります。

ここで一発挽回を、と考えたのが下のディッシュです。

土日の朝食は私が当番なので、今朝まだ暗い畑で、サニーレタスと伏見甘長をとってきて、ローゼルをサラダに添えました。

目玉焼きの方は、「裸のマハ」をイメージしたのですが(^^;  これではまるで、かわいいヒヨコさん(^.^)

ps。ローゼル塩漬けは、シソの若種を加えて、バージョンアップしました。

 


片手で里芋五平餅を作った

2024年10月08日 | ものぐさ有機農業

冷凍庫が満タンになってきました。スペースをつくらないと、後が滞ってしまします。

そこで、在庫整理。まず、里芋ペーストからとりかかりました。

昨年度、里芋は絶不作とはいっても、かなりの量の親芋がありました。3月ギリギリに全部茹でて、潰し、ペーストにして、冷凍保存しました。それを、活用。

一番のおすすめは、里芋入りの五平餅です。巷にそういう五平餅があるのかどうかは知りません。大袈裟にいえば、遅生特製の一品(^.^)

解凍した里芋ペーストを、

レンジでチンします(熱い方が、ご飯と混ぜやすい)。

ご飯にペーストを加え、混ぜます。この操作が、一番大変です。量が増えるにしたがい、力がどんどん要ります(片手ではツライ(^^; )  少しずつ混ぜるのがコツ。ご飯とペーストの比率はお好みですが、私は半々にしています(あれこれ考えなくてもよく、簡単(^^;)。

やっとのことで、混ぜ終えました。

少し多めに片栗粉をふり、

適当量に分けて、

ダンゴにします。この時、片栗粉を混ぜ込むようにすると、食感が良い。

焼きやすいように平たくします。

まさに、不ぞろいの美学(^^;

フライパンに油をひいて焼き、「付けて味噌」で遊んで、できあがり(^.^)

以前は、串にさしてから、オーブンで焼いていたのですが、これはすごく大変でした。付けダレも、クルミを粉砕して自作しました。しかし、お金と手間がかかるわりには、大したことが無かった。

結局、今回のような、串無し、フライパンでバラ焼き、市販味付け味噌ダレという超手抜き五平餅に落ち着きました。

はたして、これを五平餅と呼んでいいかどうか・・・・骨董の真贋判定のようなものですね(^.^)


手押し式エンジン草刈機を買った

2024年09月29日 | ものぐさ有機農業

左手を負傷して以来、全く草刈りが出来ていないので、畑はもとより、家の周りも草まるけ(岐阜弁^^;)

この困難な状態を打破すべく(相変わらず大袈裟(^^;)、手押し式エンジン草刈機を買ってみました。

この種の機械は昔からあり、一台欲しいなーと思っていました。しかし、農家ではないのと、お値段の高さ、機械の重さ・大きさに、二の足を踏んでいました。

私が従来の草刈り機をブンブン振り回せないので、我家の大和撫子(後期高齢者)に、「草刈ます代」デビューをしていただかねばなりません。

そこで、軽快に使える草刈機はないものかと探したところ、農業屋の店頭に展示してあるこの草刈機を見つけた次第です。

軽い(10㎏)し、小さい(幅55㎝、長1.2m)、そして、なによりも、安い(3万円)(^.^)

2サイクルの小エンジン(26c.c.)と

ナイロンコードカッター。

これは、通常のエンジン式草刈機を、台車に取り付けたものですね(^^;

果たして、ものになるか?

さっそく、草刈り機初体験の草刈ます代さんに動かしていただきました。

結果がこれ。

まあ、なんとか合格。私がいつも使っている(HONDA4サイクル35c.c.)のヘビーデューティー刈払い機に較べれば、大人と子供ほどの違いがありますが、簡単に草刈りができることは確かです。

しかし、

わずか、数平方メートル刈っただけで、ナイロンコードは擦り切れ、もう一方のコードは飛んでいます(^^:

まあ、初心者の方ですから、コンクリートや石の所も同じようにぶん回ししたのでしょう。

で、ナイロンコードを補充。

ところが、

純正のコードしか、合わないのです。

やむなく、一袋購入。

これが、何と、2500円。

これでは、まるでPCプリンターの純正インクのようなボッタクリではありませんか(^^;

消耗品代がバカになりませんね。

差し込み式のナイロンコードは、以前、自分で作っていました。しかし、今回の場合は、金属のかしめが特殊で、手に入らないと思います。

かといって、草刈り部分を、他のアタッチメントに交換することも不可能です。ランニングコストがかさむ草刈機ではあります(^^;

二本のナイロンコードを、下のように差し込んで完成。

それから、この草刈機の難点をもう一つ。

通常のエンジンと同じように、リコイルスターターを引っ張るのですが、この時、よほどうまく方向を定めないと、ハンドルに引っ掛かってしまいます。安全にエンジンをかけるためには、邪魔なハンドルを折りたたんでから、スターターを引っ張る必要があります。手間がかかるけれど、仕方ありません。

まあ、値段が値段(古伊万里の上等中皿一枚分)ですから、こんなものかもしれませんね(^.^)

以前、草刈機を探していた時のカタログにこんなのがありました。

「草刈りまさお」が誕生してから20年もたっているそうです。しかもこの品で、ものづくり日本大賞を受賞したとか。

他にも、「アラフォー傾子」「芝耕作」「男働盛清」「男前刈清」「荒野の用心棒ジョージ」など、ユニークなネーミングの機械を作っています。キワモノ会社?かというとさにあらず、海外でも注目されている優秀な会社なのです。

私もこれにならって、今回の草刈機に名前をつけてみました。

「草刈かるこ(刈る子、軽小)」(^.^)


草叢畑から片手で野菜収穫

2024年09月20日 | ものぐさ有機農業

左手を負傷してから1か月ちょっとになります。

今だ左手は使えません。

これで最も影響が大きいのは、ものぐさ有機農業です。

野菜のお世話が全くできません。

炎天下、連日、精を出していた、あの「草刈りますよ君」の姿は、どこにもありません(^^;

その結果、畑は伸び放題の草に包囲されています。

ところが、夏野菜が終盤のなかで、草と猛暑をものともせず、今を盛りと繁っているのがローゼルです。あれよあれよという間に、2m越え。元々、南方のハイビスカスの一種、暑さに強いはずですね。

可憐な花は、すぐ実にかわります。実本体は不要。実の周りを包むガクを外して集め、ハーブティーやジャムにするのです。このガクをはずす作業が大変。昨年は試に数本を育てただけでした。ハーブティーやジャムが好評だったので、今年は種から育て、一畝分、植えました。おそらく、数十㎏の実が採れるでしょう。それらのガクを片手ではずす!?・・・・考えただけで、気が遠くなりそうです(^^;

ローゼル畝の横には、ヤシの木のように伸びたオクラが残っています。もはや3m位。実はまだ柔らかいです。

オクラの向こうのモロヘイヤは伸びるにまかせてこんな状態。

全面刈って、葉を採ればまだOKなのですが、何分片手なので放棄(^.^)

その横の十六ササギ(ゲ)も、さすがに終盤です。今年は、4波の収穫がありました。トータルでは相当の量でした。

ナスは、秋の実りが真っ盛りです。

特に今年は、左手を負傷する直前に散布した光合成細菌の効果でしょうか、葉の色艶が良いです。必然的に実りもグッド。

問題は収穫ですね。片手ではなかなか大変です。それに、落ちた実を挟みをもった手でひろうのは、厄介なだけでなく、危険です。

そこでプチ工夫。大きめのバケツを下に置き、スパッと切れば、見事に実はバケツの中へ(^.^)

少し西の桜の木の下には、トウガラシ・ピーマン類の畝があります。もちろん、連作。ズーっと青枯れ病にやられて、全滅の年が続きましたが、垂直栽培と放線菌の組み合わせで徐々に成果が上がり、今年は12本、全部が生き残りました。大きい物は。丈が2mを越えています。草やカボチャの蔓をものともせず、がんばっています。

そんなわけで、今日の収穫。

庄屋大長ナスは、この時期としては特上。

シシトウ(伏見甘なが)は、1本分です。

それにしても、これだけの量を片手で獲るのは、疲れますね。


台風冠水であわてて二度目のウリを収穫

2024年09月01日 | ものぐさ有機農業

台風10号も衰えて、もう大丈夫と思ってました。

ところがどっこい、昨日は午前中にかなり激しく雨が降りました。TVでは大垣市の杭瀬川が氾濫したとのニュースが盛んに流れました。以前のブログで紹介した、関ケ原合戦の前哨戦、杭瀬川の戦いがあった川です。TVの中継に出てきたのは、家康が陣を張った勝山の辺りです。大きな被害はなかったようでホッとしました。

雨が上がって家の周りを見渡しても、少し出水しているだけで、今回は、降った割りには水が出ないなあ、と思っていました。故玩館のすぐ近くにも、杭瀬川と同じくらいの中河川が流れているからです。

ところが、午後になって裏の窓を覗いてみてビックリ。

毎度の光景ですが、今回は時間差がありました。上流で激しく降ったのですね。

あわてて中山道脇の畑を見に行くと・・・

ウリは見事に水没。

すは一大事、一刻も早く獲らねばなりません。というのも、水に浸かったウリは、数日で腐ってしまうからです。

大慌てで救出にあたりました(おおげさ。私は左手不如意なので、もっぱら指示役(^^;)。

実は、ウリもスイカも、お盆の前にすべて収穫は終わっていました。ウリが60個、小玉スイカが12個ほどでした。収穫後、蔓は枯れました。今回の収穫物は、その後新しい蔓が伸びて花が咲き、実ったものです。同じような二度実りは、昨年のブログですでに紹介しています。その時には、猛暑の効果で二度実りになったと考えました。でも、ひょっとすると、毎回、このような生育パターンがとれるのではないでしょうか。そして、うまく世話をしてやれば、さらに、三度実り、四度実りが可能になる!?(^.^)