福岡タワーとの対話

タワーと出会い早30年。動画制作にも意欲を持つ令和版高齢者!

今日は私の誕生日

2014年08月11日 10時57分52秒 | 蒸気機関車
8月11日9時16分現在の福岡市、外気温25℃湿度84%。お天気、晴れ時々曇り。
今日は私の誕生日、61回目だ。

はるか61年前、とある地方都市でこの世に生を受けた。その日は扇風機のない家の中で、母はうちわで涼をとったらしいが
うちわを使いすぎて右腕がだるくなったそうだ。その話を何度か母から聴いた記憶がある。
真夏に生まれて以来、これまで大病もせず大過なく過ごし来たこと、なにより母と父に感謝したい。
結婚以来、わがままな私を献身的に尽くしてくれる妻に感謝したい。
この私を父と呼ぶ娘たち息子たちに感謝したい。

日曜日の昨日8月10日、母の入所先(今年の11月で入所以来まる3年になる介護施設)の夏祭りに行った。
お盆休み帰省中の次男と一緒に。しばらくぶりに見た母を、次男はどう感じただろうか。
ある程度想像していたであろうが、どうだろう。母に声をかける次男「ばあちゃん、判る?」
声をかけられた母は無言で次男を見つめる。ときおり涙腺から流れるものがある。
母はその後、私の顔をじっと見ていた。
次男を母の横に座らせツーショット。93歳になる母と大人になった次男との記念撮影。
次男は母から見ると内孫で末っ子、ずいぶんとかわいがったであろう。次男もその思い出があるようだ。

介護の職員さんの手で母の車イス(リクライニング式のイス)を夏祭り会場(施設1階ロビー)へ移動。
ちょっと寒すぎ。
母の好物のアイスクリームを職員さんが介助してくれた。
甘いモノが好きでソフトは特にお気に入りの様子だ。
次男はたこ焼きを、私はソフトクリームを食べた(その後に、ヤキソバも・・・)
会場は少し寒すぎで、何度かくしゃみをする母。
以前の、インフルエンザ(に罹ったこと)を思い出し、早々に母の部屋に戻った。
介護の人が「お母さんは暑がりですからね」と言うがロビーはちょっと寒過ぎでしょう。
せっかくの夏祭りで風邪など引かせては堪らん。

あまり長居はしなかったが、今月も元気な母に会えてよかった。
そして今日の誕生日を無事迎えることが出来て、よかった。

その誕生日に、この曲を聴いていた。
ヴィヴァルディのチェロ・ソナタ:Cello Sonata In B Flat, Op. 14/1, RV 47 - 1. Largo
これを4人のチェリストで聴き比べてみた。


アンナー・ビルスマ(Anner Bylsma)


アンソニー・プリース(Anthony Pleeth)


ユリウス・ベルガー(Julius Berger)


オーフラ・ハーノイ(Ofra Harnoy)

曲想はまるで子守唄だ。こころのやすらぎと静謐な空間を感じる。とてもいい曲だ。四季のヴィヴァルディとは違った世界が、ここにある。


遠い夏の日、ニッポンの夏。


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