福岡タワーとの対話

タワーと出会い早30年。動画制作にも意欲を持つ令和版高齢者!

昔の機材は高かった(オーディオ機器)

2014年03月17日 06時00分27秒 | 閑話休題
手元に、月刊誌“Stereo”1979年3月号の広告頁がある。これは図書館から借りたバックナンバーからスキャンしたTEAC・X-10Rの発売広告で、価格は185,000円とある。

35年前の185,000円が如何程の価値があったのか。ちなみにタバコ・セブンスターの価格推移一覧(http://www.geocities.jp/beyondthebluebird/osusume/2010-09-13/2010-09-13.html)には1975年12月~150円とあり、現在が440円であることから当時と比べて約3倍になっている。一概に比較できないが単純に発売当時の価格を3倍すると、555,000円になる。こんな高価なものを買っていたのだろうか? 少ない小遣いからどうやって購入資金を算段したのだろう?今となってはとても不可能な話だ。タバコなどの価格上昇は激しいが、趣味の道具ともいうようなオーディオ機器には一部の高級品を除くと、過激な値上がりを感じない。むしろ、メディアやファイル形式の変化・向上に伴い、実売価格は安くなっているのではとも思える。

先日修理依頼で出している当方所有のX-10R、修理完成はまだ先のようだが、修理見積額は予算額を上回りそうである。先週末、進捗状況を尋ねたところ、パーマロイヘッドの交換、キャプスタン軸ブレ調整、ドライブモーターの調整、各ベルト交換等々大掛かりになっている様子だ。20年近く稼働しなかったツケが回ってきたようで、それでも保存しているメディアの再生が必要だ。