2016年 10月14日(金)11023歩 (1年前のブログです)
今日はどんより日和、夕方の散歩で撮った花も
ぼんやりしています。
1971年ー74年に生まれた人を中核とする「団塊ジュニア」
非正規採用の増加や婚姻率の低下により、老後を安心して
迎えられない人の増加が懸念されています。
老後に向けて何を備えればいいのか、鹿児島市で開かれた
社会学者の上野千鶴子さんの話を聞いて、いろいろ考えさ
せられました。
老後への備えは 「人持ち」になること。家族以外の人
間関係をつくっておくことだ.人間関係つくりには種まきと水
やりが必要だと言われました。
「困った・助けて」といえるためには自分を弱者と認め
なければならない。男性社会は「弱みを見せない」と
いうカルチャーが根ついている。
超高齢化社会では「人に助けを求めない」という態度
を求める必要がある。
あなた自身に何もできなくても、有能な人を調達する能
力があればいい」と言われました。そして自らもこの言
葉を唱えて各分野のプロともつながりをつくる努力を
してきました。
人間は困った人がいたら手を出さずにいられない生き物」
と信頼してもよい。
団塊ジュニアに助言するならば、まずは親を一人でいて
も安心できる仕組みを作ること。親の介護は自分が犠牲に
ならなくてもいい、親は一人で逝ってもらう。この仕組
みがあれば、自分自身も老後一人で安心して暮らせる仕
組みにつながるだろう。(南日本新聞参照)
皆さんいかが思いますか?
上野千鶴子さん 1948年山梨県生まれ
東京大学名誉教授 立命館大学大学院特別招聘教授
認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長
専門は女性学、ジェンダー研究「近代家族の成立と終焉
みんな「おひとりさま」セクシュアリティを言葉にする
など著書多数。
2017年10月14日の記事はこちらです。
わらべうた他者の立場も遊びから
http://blog.goo.ne.jp/tengaramonn/e/751165309be8234a1db968ffeac1e112