真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『大気を変える錬金術―ハーバー、ボッシュと化学の世紀』

2011-01-09 | 読書-歴史
ドイツつながりということで、並べちゃう。

「彼らが人類史上に果たした役回りは、ロバート・オッペンハイマーのそれにも比べうる」というのは誇張ではないな。

大気を変える錬金術―ハーバー、ボッシュと化学の世紀
原書名:
THE ALCHEMY OF AIR:A Jewish Genius, a Doomed Tycoon, and the Scientific Discovery That Fed the World but Fueled the Rise of Hitler
(Hager,Thomas) ヘイガー,トーマス【著】
渡会 圭子【訳】 白川 英樹【解説】
みすず書房 (2010/05/20 出版)

原書の書評
Billion fed, Millions dead
BY PHILLIP MANNING

意味的にはkilledのほうが良いと考えられるのだが、fedと韻を踏ませる都合上、deadになっておるのね。

邦訳の書評
評・池内了(宇宙物理学者)
注連縄についているジグザグ状の紙の形状は、そういう意味だったのか!

神社にある しめ縄は カミナリ雲 紙垂 かみしで は稲妻 イナヅマ

わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
賢者の石か、悪魔の契約「大気を変える錬金術」

技術者がバイオマスを語る-コラム

Greener Worldさん

関連
アンモニア合成法の成功と第1次世界大戦の勃発・(要約+注釈)(1/2)

NHK高校講座 | 化学 | 第30回 無機物質 無機化学工業
実際に「ハーバー・ボッシュ法」と同じような方法で、アンモニアを生成してみましょう

これは2006年に書かれたものらしいのだが・・
痩田肥利太衛門残日録
石油の歴史No26【ドイツ軍の主要燃料となったI・G・ファルベンの合成石油】

ロイナの合成ガソリン精油所への執拗な爆撃。
I.G. Loses the War

シュヴァインフルトのボールベアリング工場爆撃というのが有名だが、ロイナの精油施設もなかなか。
いろいろいな、もとい、いろいろな資料があるもので、連合軍によるナチスドイツの石油関連施設への爆撃一覧表というわけか。
Oil Campaign chronology of World War II

報告書というか、戦友会の回顧レポートね?
29 July 1944
[PDF] 303rd BG (H) Combat Mission No. 214

398th Combat Mission
2 November 1944
Target: Leuna Oil Plant and Refinery
Synthetic Oil Refineries
Merseburg, Germany

閑話休題、窒素循環をこれだけいじってしまって、どうなんでしょうね。
窒素循環(ちっそじゅんかん、Nitrogen cycle)

窒素と窒素循環
植物を育てるため、人工的に窒素肥料を作り出すようになって、この循環が破綻し始めました。当然ながら、自然界では処理仕切れない窒素化合物が土壌に残ってしまい、「水や野菜が危ない」というような状態にまでなっています

10. 日本の窒素循環―有機性廃棄物大国日本

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