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季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

織物以前 タパとフェルト

2018-02-24 11:23:56 | 手仕事 Handicraft
開場と同時に入る。リクシルギャラリー銀座。

       


       

タパについて、さらに詳しくなる。そしてフェルト。羊が大体的に改良される前の、何千年も人が作って来たフェルトについての映像や展示が興味深い。
心に響いたのはトルコの敷物作り。
羊の毛の柔らかい内毛だけを使うのでは腰のない弱い生地しかできないので、外毛を混ぜると言う。
その作り方が私たちの工房での作品と通じていて感動した。私たちは改良しつくされた羊の毛しか扱ってないけれど、同じように芯になる毛と繋げて美しい表面を作る毛を独自の割合で混ぜることで作品の質感や品質をあげています。
世界のマイスターと繋がっていたことが嬉しい。

このリクシルギャラリー。大阪にもあるけれど、東京だけにあるものは本屋。
この本屋が素晴らしいです。
マニアックな本ばかりがひしめき合っている。
棚ごと持って帰りたくなる。

       

リクシルギャラリーでの催しについての冊子も揃っている。そこで見つけた。
これは愛知県常滑のリクシルギャラリーで今やっている展示の冊子。
行きたいけど意外と遠いなあとあきらめようとしていたけど、どうしても行きたいなと思っていたもの。
それは「黒」について知りたいから。
大河ドラマで武士が真っ黒な裃と着物を着て並んでいるシーンを観て、その黒の作り方に興味が湧いた。
どうやってあの時代にあんなに黒い布をあんなにたくさん作れたんだろう?
化学染料なかったのに!

       

本を観たら書いてあってすごく嬉しかった。読んだらわかったけどそれでも心の芯からはわかってないかも。
いつの日にかそこんとこ、ちゃんとわかりたい。

リクシルギャラリーの向かいのビルが珍しい外観。

       

1階にモンベルが入ってて、通路では手作り市をしていました。
こんなにビルに植物を住まわせてるなんて。先進的な考えの人がデザインしたに違いない。誰かな?
素敵だと思う。
お洒落でかっこいい!

たくさんの魅力的な本を振り切って。これから向かうのはこの旅行の最終目的地。本郷三丁目へGo!


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