季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

Wolfgangsee

2018-07-12 07:40:04 | 旅 Journey
朝、近所を散歩。

教えてもらった道を行く。
まっすぐ行くと牧場が見えた。



広いなー!美しい山の麓、森に面した牧場で悠々と草を食む羊たち。

道は森の中に入って行って、そしてまた別の牧場に出ます。きっと時期によって交代で羊を放つのだろう。
その牧場の様子を見て感動する。



様々な背の低い柔らかな草がたくさん生えている。小さな花も咲いている。中にはすぐに見てハーブとわかるものも。
羊たちにしたらここは草のフルコースの牧場だ。
いろんな味の食感の美味しい甘い、香り高い草が一日中食べられる。

じっと牧場の道で佇めば、その光、水、空気の澄んでいることに気づかされる。
ああ、これがあの美味しいミルクやチーズの源なのだなと。心からそう思わされる。

ここの人たちはとにかく自然を第一に考えています。国民的にエコロジーな考えが強い所だけれど、それにも増して。
エネルギーのこと、生活に使うもの一つ一つのこと、いつも話にのぼる。
そうやって守って来たものがこれなのだなと。
この宝石のような湖、可愛らしいおとぎ話に出てくるような村々、そして人々と子どもたち。その中で育まれる羊たち。
その乳が人を養い、豊かにさせる。
この素晴らしい循環を意識的に作り出している人々の偉大さをしっかりと味わう。

毎日がここでは当たり前に過ぎて行くけれど、それがどんなに多くの人の日々の努力の積み重ねなのか、それがどんなに特別なことなのか。
圧倒されるような思いで過ごしています。
そんな所がこの世の中にあると言うのが素晴らしい。この地球の宝石箱、ザルツカンマーグートの素晴らしさ。

羊の柵はこんな簡単な紐です。電気が通っていて羊たちはそこから出ません。
うまくできてるなと思う。



途中にあった小さな祠(?)



キャンプ場で静かに暮らす人たち。



モーツァルトの名を持つこの湖の輝きを味わっています。
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