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『深夜食堂』第十八話 「冷やし中華」

2011-12-10 | テレビ/ドラマ/DVD

『深夜食堂』第十八話 「冷やし中華」を観ました。例のごとく録画したものを、二週分たまっていたので十七話と連続で。


<第十八話 「冷やし中華」>
人一倍寒がりのひとみ(酒井若菜)は、いつも若い男に貢ぐだけ貢いでは捨てられていた。
ある日ひとみは、ペットショップで出会った五十過ぎの男・橋本(芦川誠)と恋に落ちる。橋本が好きなのは、「冷やし中華」だ。
暑がりの男と冷え性の女は、週末になると揃ってマスター(小林薫)の店を訪れ、仲良く冷やし中華を食べていた。
そんな中、店に定年間近の刑事・犬塚(塩見三省)が現れる。「粘りの犬塚」とその名を轟かせた犬塚だったが、20年前、追いかけていた犯人を目の前で逃したことがあった。
犯人の手がかりは、聞き込み証言の「あいつはホント冷やし中華が好きだった」ということ。犬塚の話を聞き、橋本の過去を疑い始めるひとみだったが。。。


今回もいい子なのに、男運がないというのか、男を見る目がないというのか。。そういう女性のお話。
なんだかこの手のお話が多いなぁ~原作者が男性で、男性誌に連載しているせいかしらね~?
それはさておき、このお話には悪い奴が出てこなくて、どうしようもない事情とかそういうものが絡んでいて切ないです。。
犯人の橋本はかつて妻に男ができ、相手の男と妻のために自分は身を引こうとまで思っていた優しい人。
でも、いざ相手の男を見たら思わず、かっとなって突き飛ばし、それが原因でその男は死んでしまい、結局、殺人犯として20年間も逃亡生活を送るはめになってしまったわけです。
逃げなければよかったといえば、そうなんだけれどもね。。なんだかやりきれない。
ひとみは、どんな思いで、目の前で愛する人が逮捕されるのを見ていたのでしょう。
最後に犬塚と手錠で繋がったまま、ひとみと並んで冷やし中華を食べる橋本。
マスターが心の中でつぶやく。
「冬に冷やし中華なんて食べるもんじゃないね。。」
余韻の残るお話でした。

 


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