『正義の企画』ブログ 〔ヨイコト ガ ヒョウカ サレル オテツダイ ヲ シタイ〕

日本PR協会認定「PRプランナー」の個人ブログ。
その課題は企画と広報で乗り越えられる!〔終わらない男・米山哲司〕

【い】 PRの「あいうえお」

2017-01-07 09:07:14 | ソーシャルPR・あい...
【い】…インバウンド

「インバウンド」(inbound)と聞くと、
観光戦略が思い浮かぶようになりましたね。

「インバウンド ツーリズム」が略され、
そう呼ばれるようになってから、
観光用語のようなイメージが広がっていますが、
そもそもは、
「外から中に入り込む」という意味ですね。

「あちら側」の人や考えを、
「こちら側」に呼び込む。
まさしくPRそのものです。

PR全般が
インバウンドを目指さなくてはなりませんが、
実はあまりできていないものなのですよ。

具体的にどういうことかというと、
「同じ考えの人で群がってしまいがち」
ということです。

ダンスのイベントには、ダンス好きが集まります。
パチンコ店には、パチンコ好きが集まります。
お金儲けのサークルには、お金にギラギラの人が集まります。
ボランティア祭りには、ボランティアの関係者が集まります。
イメージできる光景です。
文化芸術も、ギャンブルも、
金儲けも、ボランティアも
同じ考えの人で群がってしまうのです。

あっ、
この状態を
否定的に捉えているのではありませんよ。
「解り合う仲間で楽しいコミュニティをつくる」
という趣旨に
大いに賛同ですし、
とても幸せな場づくりです。

ただ、
そこにPRの観点が入ると
話が変わります。
「拡げたい」という想いから
PRに視点が向くなら、
その環境を見つめ直さなくてはなりません。

「新しい参加者が集まらないんだよなぁぁ」
と嘆く前に、
「新しい人を呼び込むアクションを起こしているだろうか」
ということです。

チラシの設置場所はどうでしょう?
声をかける対象者はどうでしょう?

新しい土地に種を撒かないと、
新たな収穫はないのです。

つまり、
「拡げるためのPR」と
「今の関係性を守るためのPR」は
異なるのです。

「外から中に呼び込む」
ことは、
「無関係者を関係者にする行為」
でもあるのです。

そのアクションをしないうちから、
「いつも同じお客さんだね…」
と愚痴らないようにしたいものです。

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