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ほぼ飯日記、猫もいるよ♪

ご飯と猫、たまに独り言だったり妄想だったり

桜くん高3の体育祭のこと

2021年02月20日 18時28分57秒 | おっさんのたわごと


まだ、半分くらいしか読んでないんだけど、先日買った京極夏彦の「虚言少年」っていう小説が面白いのです。
内容はバカな小学6年生のどーでもいいような日常なんだけど、主人公はじめ登場人物のおバカな言動を主人公が大人みたいな目線であれこれ考察するって感じ。
時代設定がちょうど拙者世代なので「仮面ライダー」や「もーれつア太郎」「アグネスチャンのひなげしの花」なんかのワードが出てきて楽しいの。
でね、この本の中に運動会の話が出てくるんだけど、それ読んだ時に急に思い出したことがあるんよ。

それは小学校の運動会・・・じゃなく、拙者が高校3年のときの体育祭でのこと。
100m走や1500m走、クラス対抗リレーなんかの競技は当然ながら運動が得意な奴が立候補なり推薦なりで決まるんだけど、
運動が得意じゃない(といって苦手ってほどでもなかったんだけど)拙者はとある団大競技に出場することになったのでござる。
個人競技は注目も集まるし、1位になれは脚光も浴びる代わりに最下位ともなれば惨めな気持ちにもなりかねないからかなりプレッシャーがかかるんよね。
その点、団体競技は連帯責任。
たとえ最下位でも「拙者だけの責任じゃないもんねー」って思えるから気が楽なんよ。
その時の体育祭で参加した団体競技ってのが「9人10脚」・・・・だったと思う。
もしかしたら10人11脚か8人9脚だったかもしれんけど、なんせ40数年前のことなので記憶があやふや。
とにかく、よくある2人3脚の人数多いバージョンなのですわ。
しかし、こんな競技を誰がやろうって言い出したんやろなぁ??
まぁ、こういう競技は借り物競走や障害物競走なんかと同様で勝ち負けよりも転んだりずっこけたりで笑いが起こるある意味色物的な競技だよね。
なので、あまり順位とかは気にならないからすっげー気楽(笑)

9人10脚なので普通はこうですね
          ↓


でも、わがクラスは誰が言い出したのか、全員の足を輪になるように結んだのよ。
こんな感じね
   ↓

今気づいたけど、これじゃ「9人10脚」じゃなく「9人9脚」になっちゃいますね(笑)

で、ヨーイドンの合図で競技スタート!
他のクラスはこけたりしながらもゴール目指して進みます。
しかし、わがクラスは輪っかになった状態なので当然ながらまともに前に進めんのよ。
それでも拙者たちは全然焦ってはおりませなんだ。
なぜなら我々おバカ9人(もしかしたら10人だったか8人だったかも)は最初からか勝ち負けなどどーでもよかったのでござる。
他のクラスがどんどんゴールする中、我々アホ9人組(もしかしたら10人組だったか8人組だったか←しつこい)はスタート地点から2、3mのところを無様によちよちと進みます。
競技を見てた全校生徒からは「なんやあれ?」「アホちゃうか?」みたいな冷たい笑いが。
ふふふ、しかし我々にはちゃんと秘策があったのです。
他のクラスがほぼゴールするタイミングを見計らってリーダー(誰だったかなぁ、Fくんだった気がするけど)の「せーの」の掛け声に合わせて全員が一斉に後方に倒れ込んだのよん。
その瞬間観客席(うちの高校は丘陵を整備して作ったのでグランドの北側はスロープ状の芝生になっててそこから生徒はグランドで行われてる競技を見下ろす形になるの)から「ウォ〜〜!!」っていう歓声が!
拙者たち9人は蕾が開くが如くグランドに大輪の花を咲かせたのでござるよ。



いやぁ、これは受けたなぁ〜〜〜
まぁ、そのすぐ後に怖い体育教師から散々怒られたことは言うまでもありませんけどねー