まちづくりはFeel-Do Work!考えるより感じよう、みずから動き、汗をかこう!(旧“まちづくり”便利帳)

まちづくりの支援者から当事者へ。立ち位置の変化に応じて、実践で培った学びの記録。もう一人の自分へのメッセージ。

快適な人間関係(コミュニティ)をつくるには?……皆さんからのご意見

2004-09-25 17:08:35 | Personal Views
『結局のところ、人間は関係性の中でしか生きていけない。』

去る9月17日(金)、マッピング・コミュニケーションを活用した『会議革命』実践演習として取り上げた題材「快適な人間関係(コミュニティ)をつくるには?」において、参加者の皆さんから出されたご意見をまとめてみました。

    ◆前置き◆

人が過ごす1日の時間配分
→ 睡眠の時間1/3、仕事の時間1/3、自分の時間1/3

周囲を取り巻くコミュニティの種類
→ 血縁・地縁……暮らす地域での繋がり
   職縁…………働く地域(仕事上)での繋がり
   好縁…………遊び(趣味・生き甲斐)の繋がり  など
上記3種の縁は、自営業・家事業以外の場合、別々の地域で営まれ相互の関係性は希薄。

    ◆会議シートに出た意見◆

1)不快に感じる時はどんな時か?
・他人の話を聞かない。一方的に自己主張する。命令や強要。
・否定、批判、干渉、陰口、無言の圧力。
・義務を果たさず、権利ばかり主張する。言行不一致。
・無関心、不寛容。
・距離が近過ぎても遠過ぎてもダメ。
・事なかれ主義で、思っていても意見を言わない。
・似たもの同士ばかりになると閉塞感や停滞感がある。
・仲間はずれ、いじめ。

2)快適に感じる時はどんな時か?
・何でも言い合える。
・お互いが成長できる、刺激を受ける。
・一人ではできないことが、皆の協力でできるようになる。
・一人でもできるが、皆でやった方が良いものができ、充実感を共有できる。
・困った時に助けてもらい、助けた時に喜んでもらえる。
・いろいろな人がいて、多様な価値観が許容される。
・信用・信頼があると、安心できる。
・適度な距離感。親しき仲にも礼儀あり。

3)快適にするための具体策は?
・相互に尊重しながらも、対話(意志疎通)によって思い込みの溝を埋めていく。
・暗黙の了解を文書化し、誤解を避ける。
・自分の意見を言う前に、相手の意見に耳を傾ける。
・自分を開き、相手との接点を考える(自己紹介プレートや偏愛マップの活用)。
・共有の話題を持ち、日頃から挨拶などコミュケーションをはかる。
・酒を飲んだり、仕事以外のプライベートな話を交換して、相手の良い点を探す。
・苦手な相手でも、好きになろうと心掛ける。相手を喜ばせる。何事もまず自分から。
・人の特性(敵を知り己を知る)を把握して、役割分担をする。
・役割分担を一時的に交替して、相手の立場を理解・体験する。
・助け合い、分かち合い、ゆいまーるの精神が大事。見返りを求めない。
・共有の目標を持ち、場合によっては歩み寄り・すり合わせをする。
・まず自分が寛容で心の広い人間になる。包容力を持つ。
・素直な反応(態度や表情)と忍耐のバランスを保つ。時には妥協も。
・衝突を恐れず、意見を言葉にする。”ツッコミ力”が大事。
・命令や強要はせず、自主性を重んじる。
・問題が起こる前に、判断基準を予め作っておく。
・ルールを守り、各自が義務を果たす。
・失敗や人物を責めず、原因や罪を探し出す。人物と言動の分離。

斎藤孝氏提唱 「偏愛マップ」のご紹介
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目指すべきこれからの地域社会 (管理人)
2004-11-29 02:57:41
コミュニティで最も重要なものは地域社会です。しかしながら、その地域社会も崩壊が叫ばれて久しいです。

今の世の中は、グローバル化に伴う分業化、大量生産・大量消費・低価格優位の市場や価値観の貧困化、営利追求による組織モラルの低下など、社会構造自体が問題となっています。



ベッドタウンで暮らし、都市で働き、休暇は遠く離れたテーマパークで遊ぶなど、かつては地域社会で賄っていた「暮らす、働く、楽しむ」の生活三要素までが、分担化・遠距離化されてしまいました。これからの社会は、この三要素を身近なコミュニティサイズまでコンパクトにしていくことで、時間の余裕ができ、より豊かな生活を送ることが望むべき姿だと私は考えます。



滋賀の菜の花プロジェクトも茨城のアサザ・プロジェクトも、よりコンパクトな循環型地域経営社会をめざして取り組んでいます。ここで最も重要なことは、行政レベルの地方分権も大事なのですが、何よりエネルギーと第一次産業の分野で自立することです。第二次・第三次は地域性が薄く、この地域密着の基盤を抜きにして、地域経済の自立は叶いません。
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