どうせ地球のチリだからな。

生き方を変えたから、ブログも変えようと思った。
企画屋の日記です。

愛するっつうこと

2009-09-04 01:10:41 | Weblog
小学校からの親友が青森で仕事をしています。
彼とは様々な未来を語り合い、様々な悪さをし、一緒にバンドを組みプロを目指し(目指すのは自由だ!)、一緒にバイトをし、ナンパをし、喧嘩をし、泣いたり、笑ったりした。
違うのは、彼は高校受験で第一志望に落ちてしまい、俺だけ受かったこと。
俺は親と合格発表を見に行って、自分の名前と番号を見つけた後、はしゃいだ。
親も喜んでいた。
我にかえり、彼の名前を探したが見つからなかった。
吹奏楽部(後に金野が部長となる。)のファンファーレが空しかった。
応援団がこう言った
「はしゃぐな!お前らが受かった側に、落ちた友達がいんだろうが!男なら泣け!」
と。
自分が言われたんだと思った。
帰りに親の車に乗せられて小路を行くと、親が共働きの彼は一人でリュックを片方の肩にかけて歩いてた。
優越感もなく、嬉しさもなく、晩飯も不味くて喉を通らなかった。
はしゃぐ俺を怒ってくれた応援団。
俺は応援団に入る事を決意し、入学式の日に入団しました。
彼への懺悔ではない。
彼は彼。
俺は俺。
当時突き上げた感情は、戒めだったし反省だった。
付き合い始めたばかりの彼女に「俺は応援団に入って、男になるので別れます。」
と意味不明な別れ話をした。
ヤダ!という彼女から下駄を履いて去る俺はカンイチみたいだったと記憶では美化&置換されている。
彼とはその後バンドを組んだ。
スラングでチンピラを意味するチープダストという練習量だけは負けてないバンドを。
俺が会社を立ち上げてしまい忙しくなり、彼も仕事をし、ベースが留学というダラダラとした終わり方が悔やまれるが楽しかったし、青春の全てでした。
彼から今日電話があり、奥さんと別れようと考えてる。
と言われた。
「俺は何て言えばいい?」
「いや、聞いてくれればそれでいい。」
「あんなに好きだっつってたのにな。」
「子供にはそんな家庭は見せたくねぇから、青森で単身してんのさ。」
「記憶は置換されるからね、目の前でのケンカはよくない。」
「知ってるよ。」
ダラダラと話をした。
楽しくもあり、淋しくもあり。
彼は間違いなく今日も生きており、俺も生きてる。
沢山の強い仲間や、友人もいる。
彼もそうだろう。

愛するっつうことに、無理はいけない。
愛するっつうことに、答えもあるまい。
お前が愛を語るな、と笑わば笑え。
バカは貴様の方だ。
人の愛のカタチを笑うな。
俺の友達を誰か一人でも馬鹿にしたらなぁ…
ぶっ殺すぞ!
俺は。
少し悲しい気分です。

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