大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

西湖十景~三潭印月と小瀛洲

2010年10月18日 | 中国の旅



三潭印月(さんたんいんげつ)は、西湖の島、小瀛洲(しょうえいしゅう)の南西部分
湖上にある三つの石灯篭の辺りの景観をいう。
三潭とは、かつてこの辺にあった三つの深い潭(淵)のことで、
印月は、夜、灯篭内に火を灯してその丸い穴を薄紙で塞ぐと、
灯火が水面に映って小さな月のように見えるところからきているそうだ。


小瀛洲にある三潭印月碑(1998年版)


島の中に湖があると云われる小瀛洲は、
明の万暦年間の浚渫工事で出来たドーナッツ形の堤で
清代に堤の東西南北を橋等で結び、現在の「田」形になった。

湖上の石灯篭の元を建てたのは、蘇堤を作った蘇軾先生(蘇東坡)らしい。
浚渫工事を行った際、石塔を建てて目印として
この辺り一帯に菱や鬼蓮を栽培することを禁じたそうだ。
せっかく底を掘ったのに、また泥が体積しては大変だものねぇ。

蘇軾先生が建てた石塔は既に無く、現在の石灯篭は明代に再建されたもの。
小瀛洲の南西の対岸には、西湖十景の一つ花港観魚(花と鯉が観賞できる公園)が
南側にはこれも十景雷峰夕照の雷峰搭がある。


今年は観光客がものすごくて全景が撮れなかった…字は赤くなってます



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