大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

杭州茶農のお茶セールス1998 其の二~恐怖!スッポンばばぁ

2005年06月20日 | お茶/中国茶


虎包の水/表面張力が高くて1円玉は沈まない

じーちゃんから買ったお茶をナップザックに入れていると、今度はおばあさんがやってきました。大きな茶缶入りの袋を下げて…。そして、こういったのです。
「お茶買わないかい?」
お茶セールスの波状攻撃を受けてしまった…。
「今、買ったばかりなんですけど…」
「見てたから、知ってる。このお茶はいいお茶なんだよ、ご覧よ」
そういって、缶のフタを開けて我々に茶葉を見せます。確かにいいお茶ですが、さっきのじーちゃんに比べると、盛りが少ないな(笑)。
「でも、さっき一缶買ったから、そんなに飲めないし…」
「何もあんたが飲まなくてもいいじゃない、お父さんとお母さんに買っていきなさいよ!!」
さすが、腐っても鯛!老いても元は中国のオバサン!押しが強いです(笑)。
「ごめんなさい、いいです~」と逃げようとした私の腕を掴んで、
「一缶10元でいいから買ってよ!」

………あーあ、嵌っちゃった。南京のダンボール仙女(女性の乞食)よりシツコイかも~。

「でも本当にいらないから、ごめんねぇ」
「あんたがこれを買ってくれないと、家の孫にご飯を食べさせてやれないんだよ~っ!!」
高圧的に出てもダメだと判ると、今度は泣き落としに掛かる。さすがは亀の甲より年の功!老獪なばーちゃん。
「服も買ってやらなきゃならないし…」
「………」
「あんたは日本の友達だから、大負けに負けて、二つ10元でいいから。」

 ………このお茶って一缶5元なのかな(笑)。

「御願いだから、買っておくれよ」と再拝して懇願のポーズが始まります。
傍から見ると、なんか、私が老人を虐めてるような図です。
いいかげんウザくなり、猛ダッシュで逃げる我々の背中に、
「なんであのじーさんからは買って、私からは買わないんだい!××△○÷※~(←自主規制(笑))」
と大声で、罵声を浴びせつづけるばーちゃん。
この時、ばーちゃんに猛ダッシュで付いて来られたらどうしようかと思いました。なんとなくこのばーちゃんなら猛ダッシュできそうな雰囲気だったし(爆)。

その後このばーちゃんは、観光していた我々の前に二人の孫を引き連れて現れ、小一時間つけまわしてくださいました。

恐るべし、スッポンばばぁ…。