シアタートラム ネクスト・ジェネレーション Vol.５。。

地元を中心とした演劇界の活性化と若手演劇人の
育成を目指してスタートした本企画も今年で5年目。。
今年はカムヰヤッセン「やわらかいヒビ」と演劇集団　砂地「Disk」が選ばれました。



1月18日　金曜日　カムヰヤッセン「やわらかいヒビ」鑑賞。

初演は2010年、原発問題を描いたフィクション。。それが2011年の震災でノンフィクションに！
それゆえ、この企画に応募！
現実となってしまった「原発事故」。それに伴いセリフの書き換え、新たな演出を試みたそうです。

［脚本・演出］　北川大輔

「やわらかいヒビ」・・「ヒビ」・・「罅」・・「日々」。。。今を生きる。明日を生きる。
若者達にはインパクトの強い作品だと思います。

多くの若者たちが舞台にあがり若い脚本家と演出で「生きる」を訴える姿には共感しますが。
前半、とくに退屈な場面が多く、後半はそれなりに盛り上がるのですが、我々には
その演出方法とセリフがクドイかなと。。

1月25日　金曜日　演劇集団　砂地「Disk」鑑賞。

世代ギャップの格差！「自分の気持ちを考え方をなぜわかってくれないの？」。。
ゆとり教育で育った若者たちの、そして歳の離れた兄妹の絆。。
「こんなに苦しんでいるのに」「なんで俺の言うことが分からない！」
一生懸命、繋がろうとしているのに繋がらない。。
そんな若者を描いた舞台！役者達は、カムヰヤッセンに比べるとはるかに良いが？
私たちの世代には、なんで裸？台詞もね。。下品な言い回し！
彼らにとっては「わかるかなー？オジサン達にはわかんねいだろうなー」って！

そしてポストトーク！実につまらないポストトークでした！
そもそも若い演出家、船岩佑太27歳が共感したとはいえ社会学者を呼んだのは、
間違いだった！
誰も、そんな話は聞きたくない！船井氏も才能は有るのだろうけど知性が感じられない。

んー。今年の「ネクストジェネレーション」は、私には？？？です。
私に感性と才能が無いのだろうか。。