ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

AMADEUS シネマティックコンサート

2019-03-08 12:00:00 | 観劇記&鑑賞記

5軒ハシゴ酒の翌日
3時間だけ寝て,これを観に(聴きに行ってきました)。



この映画,公開当初からとても評判良かったですよね~。
映像に生オケ&コーラスの演奏を合わせる,という
最近ちょいちょいある企画でした。
一番安い席だと,サイドブロックの席しかなくて,
さすがに映画は見づらそうだなぁ,と。
A席でどセンターの席があったので,そちらを買って行ってきました。

決して万全とはいえない体調・・・。
寝落ちしちゃうかなぁと危惧していたのですが,
結果,最後までしっかりと楽しめることができました。

サリエリの語りで描くモーツァルトの半生です。
映画では,モーツァルトの才能に激しく嫉妬し,
モーツァルトを追いつめていく人物として描かれるサリエリですが,
実際のサリエリは慈善事業にも力を入れ,
弟子からはお金を貰わないなど,後進の育成にも力を入れた人物のようですね。

ちょっと奇人で天然なモーツァルトの才能をいち早く見抜き,
なぜ自分ではなく,あのような人物にあのような才能を与えたのか,と
神を恨むサリエリ。
モーツァルトの抱くファザーコンプレックスに気付き,
亡父を思わせる仮装でモーツァルト宅を訪れ,
ミサ曲を作るよう依頼します。
次第に精神的に追い詰められ,酒やクスリが手放せなくなり,
公演中に倒れたモーツァルトをサリエリは自宅に連れ帰り,
ミサ曲の作曲を手伝うことを申し出ます。

口頭で,音楽を紡ぎだすモーツァルト。
それを必死に譜面に書き起こすサリエリ。
多分,彼にとって至福の時間だったのではないか,と思います。
結局最後まで仕上げることができず,モーツァルトは他界。

貧しかったモーツァルトは,共同墓地に埋葬されるため,
妻子らは墓地まで同行することが許されず,
他の同様の遺体とともに,大きな穴に落とされます。
実際,モーツァルトの墓はどこにあるのかハッキリしないんだそうですね。
彼の頭蓋骨と伝わるものが保管されているそうですが,
真偽のほどは不明だそうです。

あんな偉大な作曲が,そんな最期だったとは知らず
かなり衝撃的でした。
きっとあの棺は使いまわすんだろうな,と。
(足の部分がカパカパ開くようになっていて,
 棺を傾けて,遺体を穴に落とすんです。)

200年以上の時を経た今でも,
世界中で演奏されている作曲家になろうとは,
当時は予想だにされなかったんでしょうね・・・。
35歳という若さで亡くなっていますが,
もう少し長生きしていれば,もっと色んな作品が残されたんだろうなぁ。

オーケストラ・アンサンブル金沢による演奏は,
ソツなく映像にキレイにハマっていました(指揮:辻博之)。
アリアはさすがに映像の音楽そのままでしたが,
合唱は生で,3F席からだとどこまで生音なのかが
判然としないくらい,違和感ありませんでした。
(歌う時は立ち上がったり,照明当たったりしていた。)

モーツァルトの楽曲は耳馴染みのある曲が多くて,
映画なので全曲演奏されるわけではなく(当たり前)
もっと聴きたい!と思いました。
何か面白そうなのあったら聴きに行きたいですね~♪

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