シュガーブログ

増田カイロプラクティックセンター勤務のカイロプラクター、NAET施術者、名ばかり鍼灸師、時々ランナーによる様々な情報発信

脱水症対策

2019-05-25 19:03:40 | カイロプラクティック
暑くなってきましたね。
日本各地で30度を超える暑さを記録する中、こちら静岡市は27度くらいで風も吹いており、日差しは強いものの快適な天候となっております。
熱中症で搬送といったニュースが毎年取り上げられますが、この時期は外出時だけでなく、日ごろの生活から熱中症・脱水症対策をしなくてはなりません。

まずは食事。
塩はたっぷり摂りましょう!
汗で失われる塩分・ミネラル分は身体の細胞が機能するためには必須のものです。
食卓塩のような精製塩は、「血圧を上げる」といわれる代表格でお勧めできませんが、自然に採れる岩塩や沖縄の海塩ぬちまーす、竹焼塩などはお勧めします。

自然塩はミネラル豊富でバランスよく含まれています。
私は数種類の自然塩をたっぷり使っていますが、血圧の問題はありません!
岩塩はお肉料理に合いますし、ぬちまーすは味がまろやかで多めに使っても料理の味を損ないませんし、何しろミネラル含有量が素晴らしい。
竹焼塩はpHが高く還元力(サビとり)に優れています。

普段の食事の際にタンパク源(肉・魚・卵料理)と共に、いつもより多めに(美味しさを保てる量で)摂っておきましょう。
塩おにぎりだけでなく、白米を食べる時にかる~く岩塩をふりかけても◎です。

余談ですが、、、私が新入社員のころ、「お茶碗の米はそのまま食べるけど、洋食屋で平皿に盛られたライスには塩をかける」という上司が二人ほどいてかなりの謎でしたが、今なら「お茶碗のお米にもお塩をかけましょう!!」と言えます。

屋内外での活動時には、水分と共に塩分も補給します。
粉末状の塩だとしょっぱさが苦手な人もいますが、粒状の岩塩ですとしょっぱさを感じることなく水分と共に飲み込めます。

運動時のミネラルバランスの崩れ・塩分不足は「脚を攣る」にも影響してきます。
脚の筋肉の痙攣ならまだしも、心臓の筋肉が痙攣してしまったらどうにもできませんので、本当に侮れません。

ランナーの間では痙攣対策として、漢方の芍薬甘草湯を携帯する人が増えているそうですが、そこまでしなくても日ごろからの食生活&運動時の水分塩分補給によりかなり予防できると思います。
試合のたびに攣るから漢方を準備しておかなくては不安という人は、まずは日ごろの食事や生活を見直した方が良いでしょうね。

また熱中症対策の塩タブレットや塩飴、スポーツ飲料などもありますが、あれらはほとんどが糖分ですので身体は酸性に傾き、筋肉はかたくなります。
いっそのこと天然塩をそのまま摂る方が安いし早いし効果的です。

こういった便利なものもあります(黒球式熱中症指数計)。
特に保育士さんや小学校の先生はこれを腰につけておくと、ちょうど子供の頭の高さでの温度・湿度・地面からの輻射熱を総合した危険度を知らせてくれますので、目安になります。
大人の頭の高さでは心地よい風が吹いていても、子供の頭の高さでは風の通りも異なりますし、地面からの輻射熱によるモワっと感も異なります。

まだまだ注意すべきはたくさんありますが、暑さに身体が順応していなくて体温調節がうまくいかないこの季節、
まずは普段から睡眠時間をしっかり確保し、タンパク・ミネラル(塩)たっぷりの食事を摂る事が基本になるかと思います。

あと紫外線対策の日焼け止め・帽子・サングラスもお忘れなく!