Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

赤マルジャンプ2008SUMMER号感想

2008年08月24日 | マンガ
「サマービーチ」(叶恭弘)カラーがキレイでした。Hな話を・・という要望にこたえて描いたというだけあってストーリーに特段のこともなし。ツンデレで貧乳のヒロインというのがウケてるのかと勉強になりました。

「サムライうさぎ特別編」(福島鉄平)前作の続きかと思ったら、代替わりして娘のお話でした。ちょっとがっかり。この世界は文明開化の明治のようなパラレルワールド・江戸です。飴屋がフィルターつきのタバコを吸ってるんだから1957年以降とも思われます。でも清木の息子も出てきて伍助に例を述べてるところが良かったです。ふたりにちょっとラブラブな雰囲気も漂わせていいかんじで終わりました。

「SHE SAW GAME シーソーゲーム」(土田健太)マネージャーの女の子が「お前の美しい外見だ!」といわれるほど美しいのか、思わず前のページに戻って見直してしまいました。背景がほとんどなくて白っぽい画面も多々あり、画力不足で美人の書き方にやや難はあるものの、マンガ自体は読み易くて面白かったです。シャッターアイというカメラみたいな能力を持った主人公が最後に勝利。サヴァン症候群というのをご存知ですか。実際はこのような特殊能力は往々にして脳の機能障害と代償的に得られるものです。うまく使えたら面白いと思うので画力を高めてまた次回作に期待したいです。

「ひみつの二ノ宮くん」(吉泉淳)柴田くんが二ノ宮君を写真に撮るシーンが描かれていないのは不親切でしたね。シャッター音のひとつもあったらよかったと思います。不治の病の母を治すために医者になろうとは健気な少年二ノ宮君であります。私大の医学部だと初年度納付金が1000万と言うところもございます。医師になるために金のかからないところといえば防衛大学、自治医科大学などございます。ただし卒業後の進路は自由度が低くなりますが。医大も独立法人なら授業料も比較的安く、収入が低ければ授業料免除もあります。成績さえよければ何とかなりそうです。文武両道どちらもイケるスーパーヒーローキャラと言えなくもないし、セリフもセンスがあり、マンガらしくてよございました。

「ちび勇者プテカリオス」(暁月あきら)異世界からの落ちモノで魔王が取り付いて能力アップ系のマンガに、暁月先生らしいお色気をプラスしたといった代物でした。目新しいところは特にありませんが、手馴れた感じでまとまっております。少なくともうなうな言う主人公とお付のオバサンの出てきた前作よりはマシ。小学生には受けるかも。

「進化ラプソディ」(堀越耕平)絵はうまいんだけど絵柄に華がない、顔が地味というのがなんですな。人間が進化した姿=エボリューションのデザインがイマイチっていうのもあって、進化というより突然変異の異形にしかみえません。欲望のままに生きる犯罪者ばっかりで荒廃してるなあ。主人公が町のみんなのぶんも生きられるようにと願って強くなったという動機は好感が持てました。

「トリコ番外編」これ一体どこが落ちなのかわかんないんですけど。1おく円って一円置くんとちゃうんやで。
「ぬらりひょんの孫番外編」ずっとお弁当食べてるゆらちゃんがかわいいです。
「ダブルアーツ番外編」キリが3回ふられたというエピソードを紹介。キリが好人物と言うのを再確認したわけです。
「とらぶる番外編」春奈ちゃんとマロン(犬)がお風呂にはいると、それだけのことで、本編と変わりなし。
「スケットダンス番外編」イマイチキレがなかったように思います。

「メタリカメタルカ」(水野輝昭)前作「ジュウオウムジン」にくらべて絵が格段に良くなりました。大食いの主人公と言うのが特によろしい。コマ割やセリフは平凡で特筆すべきところはないですが、金属を操る能力と言うのは面白いかもしれません。

「深山アン・ユーヂュアル」(細川順三)「苦命(クーメイ)」と言う名の動物と人間の合体生命が出てきます。諸星大二郎の「未来歳時記」を思い出しますね。変化する理由が全くなくてどうしましょう。深刻な話なのにカワイイ絵で若干違和感あります。なんかごちゃごちゃして見づらかったし、はなしもわかりにくかった。

「ハンペンマンって10回言って・・・あ、やっぱりいいです。」(吉原厚人)チーズ入りはんぺんは焼くだけでおかずになっていいですよね。ギャグマンガにしては長かった。

「神様先生」(原作:冬馬ゆうき 作画:楽永ユキ)花咲か天使テンテンくんをおもわせる神様・才能を数値化してみせる先生登場です。才能の開発というよりおもになぎなた部の再建に力を注いでおります。なぎなたというスポーツが珍しく、興味を持って読めました。

「宇宙外交販売員シャルメロ」(藍本松)さすが連載経験者でして、完成度は抜群です。皮をはぐという猟奇的な題材もほどよくグロくて、よくまとまってました。小生意気なサエコちゃんがもうちょっと可愛いと良かったかな。

「シンクろっ!」(桜井健志)暑苦しかったです。かんべんしてください。

「カラクリリンク」(岩本直輝)ロボットかつ糸での操り人形というハイテクなんだかローテクなんだかよくわからないものでした。女の子が可愛くかけてるのでマル。