Rスズキの毎日が大食い

おいしいものと食べることが好き。マンガもね。

少年ジャンプ27号感想

2008年06月04日 | マンガ
「どがしかでん」濱田浩輔先生の新連載です。九州弁で「どがしこでん」は「たくさん」の意味だそうですから、そのあたりがタイトルの由来でしょうか。一回目ではその辺の説明はまだありません。
 金未来杯での読みきり「クラッチ」がプロトタイプで、今回は連載用に練り直したと思われます。パシリのいじめられっこの少年がお嬢様にバスケの才能を見出されて、という基本は同じです。お嬢様は二人で愛を育むのよ、といたって積極的で、「アイシールド21」に「タカヤ」の「あててんのよ」要素を加えた一本で2度おいしいマンガと言えそうです。オリジナリティの観点からは減点かもしれません。
 読みきりのときより読みやすくなりましたが、それでもまだわかりにくい。冒頭いきなりお嬢様のカットが入ってきますが、唐突です。位置関係がわからないのでなぐられているのが誰なのかわかりづらい。スリッパを履いてきてしまったうっかりもののお嬢様と言うエピソードもまた理解するのに苦労しました。動きのある絵になるととたんに失速します。最後のあたり、ボールが入ったのが顔面に当たったせいだとわかったのは3回ほど読み返してからでした。(先輩とぶつかって手が当たったのかも?)普通の読者はそんなに読んじゃくれません、もっとわかりやすくしてやってください。

「ダブルアーツ」通信の秘密もなんのその、会話が丸聞こえの電話で教会と連絡する二人です。フキダシが多くて難儀です。つぎはどこそこへ行けと指令が出るので、デオドラドに行くことに。まるでイベントをこなしたら次の町へ行くRPGのようです。自動車や汽車はないらしく移動は馬車ですね。やっぱりRPGか。スイが加わってパーティは3人になりましたとさ。ポエムがはいってるのでお話の進みが遅いですが、はまれば世界に浸れそうな気はします。

「魔人探偵脳噛ネウロ」ヴァイジャヤの力は「植物」でしたね。弥子ちゃんの今週の好物は「生クリームどらやき」です。おっ、割と普通です。
車の周りを掘って脱出不可能にしたのは重慶:立ち退き訴訟で和解、「頑強な釘の家」撤去のニュースの影響かなと思いました。

「ぬらりひょんの孫」牛鬼のたくらみで山にさそいこまれた清十字団の一行。温泉に入っている女性陣を残して本来の目的である妖怪に囚われに行く清継君ですが、マンガの登場人物のくせにそんなことでいいんでしょうか。雪女の健気なから回りっぷりと、オレはお前を斬る!!と宣言するリクオがかっこよかったので次回も期待。