桃園の街中で

桃園市内でホテルの近くの民家でカトレヤの花が咲いています。このホテルには１９年ほど前からお世話になっていますが１５０ｍほど離れた民家の塀にプラ鉢植えのカトレヤが取り付けられています。１年中取り付けられていますが毎年、この季節には花が咲いています。新しい株を植え付けたのか、今年は全ての鉢で開花していました。勿論、ラベルなど有りませんので詳しい品種は判りません。早朝の散歩で写真を撮りました。１年中、街中の道路沿いで屋外（温室無し）、直射日光（遮光無し）、このような環境でも十分に育ち開花しています。さすがに真夏に訪れた時は株が弱っている様子ですがかなり生命力の強い蘭と思います。

超巨大輪

2019臺灣國際蘭展で一番大きな花でした。展示ブースではなく臺灣の某業者さん（Ｙ）に見本展示されていました。故意にラベルは外されており品種名、個体名が判りません。（品種名は想像は出来ます。）写真からカトレヤの花の概略サイズは芯柱（先端に花粉塊がある。）を基準に想像出来ます。大輪系カトレヤの場合、花の大きさに関らず芯柱は、ほぼ同じ大きさです。花径に対して芯柱が小さく見えるほど花径は大きいです。本品は花径２５～２６ｃｍ程度でした。たまたまですが日本の業者さん（Ａ）にお会いでき本品について情報を得ることが出来ました。
品種名は私が想像していた通りRlc. Taichung Beautyでした。　個体名は” 陽明 ”ですか？と尋ねましたがTaichung Beautyには巨大輪が３つ？ほどあるとのことでした。個体名は？　この花は矯正しているので審査に出せないし、まともに咲かせるとペタルがダレて花径は２２ｃｍ程度とのことでした。私は数個体（実生も含め）Taichung Beautyを育てて見ました。大輪系にしては花数が付くように感じました。
花数が多いと当然、花径は小さいです。写真のように巨大輪花を咲かせるためにはツボミが成長中に間引き、１ツボミだけ成長させるのではないかと思います。更に開花時に矯正して見栄えを良くすると写真のような超巨大輪花が出来上がると思われます。
この様な細工無しに株の力で見事な花が咲く個体を作りたいと思います。夢は大きいほど良いです。