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令状なしの通信傍受、米大統領認める 「不可欠」と強調

2005年12月18日 | 国際
令状なしの通信傍受、米大統領認める 「不可欠」と強調 (朝日新聞) - goo ニュース
ブッシュ米大統領は17日のラジオ演説で、国家安全保障局(NSA)が大統領令により令状なしで通信傍受を認められていたとされる問題で、「きわめて重要な手段だ」などと述べ、事実関係を認めた。
大統領は問題の通信傍受について「高度の機密で、国を守るために不可欠なものだ」とした。また、「米国民と自由を守るために法に基づいて出来る限りのことをすることが私には求められており、今後もそうし続ける」とも強調した。
この問題はニューヨーク・タイムズ紙の16日の報道で発覚。米国の国際電話や電子メールが傍受の対象となっていたとされる。大統領は30回以上にわたり、そうした大統領令を出したという。
大統領はまた、延長論議が紛糾している愛国法について、「(上院の)決定は無責任で、国民の命を脅かしている。審議引き延ばしはやめ、上院は延長を可決すべきだ」と述べ、上院に対して愛国法の延長を早期可決するよう呼びかけた。 →情報源

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さて、当たり前といえば当たり前の話ですが、猫西は政治に関しては素人です。ですので、本当に『国を守るために』必要不可欠かどうかはわかりません。もしかしたら他のまっとうな手段だけで大丈夫なのかもしれませんし、逆に法の範囲内の奇麗事では、法を逸脱するものに対して対処できないのかもしれません。
ただ…ちょっと、不思議だな、と。確か、韓国でも同じように盗聴が問題になっているはずなんですよね。韓国の場合は、盗聴を指揮した元大統領を、大統領が追い詰めているという状況で、「仕方が無い」という立場のアメリカとは真逆の方向に進んでいるんですけど。同じ自由経済で民主主義の国ふたつが、同じタイプの事件に対してまったく異なる対応をとりつつある、というのが面白いなぁ、と。こうした事件に対して、ふたつの対応の結果を同時に観察することができるってのは、他人事として十分面白いと思います。
…まぁ、韓国の場合は………往々にして、斜め上に吹っ飛んだ対応を見せてくれる場合もありますからねぇ。参考になるかどうかはわかりませんが…。