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中国で工場爆発、336人負傷

2005年06月23日 | 国際
中国政府の国家安全生産監督管理総局などによると、中国山西省太原市にある軍需産業傘下の民需品工場で21日、大規模な爆発事故があり、近くの小学校にいた児童約80人を含む計336人が負傷した。工場で使う爆薬が、炎天下で自然発火したのが原因らしい。(中国総局)

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まずは『負傷者』だけで死者がいないようで、よかったというか。
しかし…炎天下で自然発火、てバーティカル・リミットですか。つか、自然発火する爆薬って…ちゃんと保管しておけよ、という話なんですけども。そんな危ないもの、小学校の近くに作るのもいかがなものかと…いや、逆かもしれませんが。そもそも、軍需産業傘下の民需品てなんでしょうねぇ…。たとえば戦車を作るための鉄鋼を作っているところか? 違うかな?
後漢末期を思い起こさせるような昨今の中国情勢をかんがみると、補償をめぐってひと悶着起きるのではないか、と思います。なんというか…貧富の差が激しすぎるんですよ。中国って。新聞などからの印象なので、現実とは異なるかもしれませんが…農村部での抑圧というのは相当なものがあるんじゃないかな、と思うのです。砂漠化が急速に進み、土地が荒廃してきているにも関わらず、他に生活の糧を得る手段は無く、都会に出ることもできない。にもかかわらず共産党幹部は裕福な暮らしをしている…それを目の当たりにすると、当然不満は募るわけですから。何の補償もなし、というわけにはいかないでしょうし、その後の生活に支障が出るようであれば、もちろん生涯を補償してもらいたい、と被害者は思うでしょうし。そのあたり、共産党が気前いいとは思えないですしねぇ…。
つーか、最初から、爆薬なんて危なっかしいもの、きちんと管理さえしていればよかった話なわけで…中国大丈夫かなぁ…。