goo blog サービス終了のお知らせ 

にぅすの小箱。

ニュースに対する感想をつらつらと。会話の小ネタにどうぞ。

台湾の独立派政党訪日団「靖国」参拝

2005年04月05日 | その他
台湾で与党連合を形成する独立派政党「台湾団結連盟」(台連)の蘇進強主席ら同党訪日団は4日、靖国神社に参拝した。靖国神社には、旧日本軍の軍人、軍属として戦死した台湾人のうち、約2万8000人が合祀されている。台連などによると、台湾の政党トップが参拝したのは初めて。同党は李登輝・前総統が後ろ盾の少数政党。李前総統の兄もフィリピンで戦死し、靖国神社にまつられている。
中国を刺激するのは必至だが、同党は「自由、民主国家は、国のために犠牲となったひとの追悼方法を自分で決めることができ、いかなる国も干渉できない」とコメントした。
一方、台湾の親中派政党は「日本にこびる行為だ」と非難している。【台北=石井利尚】

* * *

別に靖国神社に参拝することが日本にこびることにはつながらないと思うんですけどね。靖国神社に台湾の人もお祀りされてなかったらそりゃ問題かもしれませんが。戦没者に対する方法と信仰とは別問題だと思いますので。たとえば、外国の戦没者の慰霊祭に出席したからって、即座にキリスト教徒になったというわけではないでしょうし。そのあたりを厳密に区分しはじめたら、たとえば仏教徒やキリスト教徒は神楽とか見れなくなっちゃいます。確か、神様に奉納するための歌や踊りが元だったはずなんで。さらに言うと、相撲も(以下略)。
そもそも、中国が靖国神社にケチつける理由が、さっぱりわからないんですけどね。なんでしょう、敗戦国は自国の戦没者を弔うことさえ赦さないんでしょうか。中国では死体を墓から引きずり出して刑罰を与えることもある、といいますから、反発もある意味わかりますけど、それは中国国内でだけ通用する文化じゃないですか。日本ではそんなのはありえないわけで…日本が日本国内でどういう方法で戦没者を祀ろうと、中国には関係ないわけです。中国と並んで我侭プーな戦勝国アメリカでさえ、日本に対して、アメリカがキリスト教を基盤としているから日本もキリスト教式で戦没者を祀れ、とは言わないのに…。
共産主義というものは、いわば宗教を否定する新しい宗教ともいえますが、とりあえず他国の祭祀に関して自分の立場を押し付けるのは勘弁してほしいと思います。

ヨーカ堂襲撃

2005年04月04日 | その他
中国内陸部の四川省成都市で2日午後、日本の国連安保理常任理事国入りに反対する若者ら20~30人が日系スーパーのイトーヨーカ堂1号店を襲撃し、投石やパイプを使うなどして1階ショーウィンドーのガラス3枚を割った。けが人はなかった。【北京=時事】

* * *

素直に中国から撤退すればいいと思うんですけどねぇ…。確かに市場としての大きさは魅力かもしれませんが、経済的に軟着陸しようとして微妙に失敗気味な現状を考えるとリスクのほうがはるかに大きいように見えます。内陸部と沿岸部の格差も大きいままですし、100人単位の暴動なんて珍しくないようにも見えます。そういう意味では20~30人て少ないほうかもしれない。国が分裂するのが早いか、中国バブルが崩壊して経済的にどん底まで落ちるのが早いか、ある意味チキンレースに突入してるんじゃないかと思うんですけど。個人的には、韓国のようにIMFの管理下に置かれて、世界初のIMF管理下におかれた国連安保理常任理事国として歴史に大きく名を刻んでほしい気もします。
「火事場で儲けるには、火の粉がちょっと飛んでくるぐらいがちょうどいい」というセリフがエランという漫画でありましたけど、中国は火の粉が飛んでくるというよりは火元ど真ん中のように見えるんですよね。実際問題として、もし何かあった場合、日本と違っていきなり財産没収とか国外追放とか…ひどい場合には人質として日本人抑留とか、ありえないわけではないですし。何しろ共産党の一党独裁な上に、法律なんてあるんだかないんだか、な国ですから…。
貿易摩擦などではまだ歩み寄る部分はあると思いますが、この問題については余地なさそうですからねぇ…。もし国連改革が行われ、日本が常任理事国にでもなったら、ガラス3枚どころではないでしょうし。幾ら中国政府が止めようとしても、反日に関しては完全に当局の手を離れて大きく燃え上がっているようにも見えますし、そういうこともあるさ、と諦めて企業はさくっと引き上げたほうが、傷は浅くてすむと思います。
…怪我人や死者が出てからでは、遅すぎますからね。

国際司法裁への「竹島」付託拒否 韓国外交通商相

2005年03月26日 | その他
韓国の潘基文(パンギムン)外交通商相は25日、ソウル市内での講演で、竹島(韓国名・独島)の領有権問題を国際司法裁判所で解決すべきだとの意見が日本で出ていることについて、「日本が提訴しても、韓国政府に訴訟に応じる義務はなく、必要もない」と述べた。同裁判所で審理するためには日韓両国が付託に同意する必要があるが、韓国は拒否姿勢を改めて強調することで、日本側の動きを封じ込める狙いだ。
潘外相はさらに、韓国政府の新たな対日強硬政策に関し、「正すべきものは正し、解決すべきものは解決するが、経済・文化交流も並行して進めるというのが政府の基調だ」と述べた。【ソウル=浅野好春】

* * *

…立場の悪さを自覚しているのかな…。竹島の日制定のときは、物凄い韓国の世論が盛り上がったと思うんですけど、まだ裁判に出てこないということは盛り上がり方が足りないのかもしれませんね。つか、竹島問題が今まだこじれているのって、韓国が裁判に出ようとしないことも原因だと思うんですけれど。
国旗を焼いたり、ソウル市議が島根県議会にカッター持ち込もうとしたり、まぁいろいろと韓国側の過激な反応が出ているんですけれども、白黒つけようとすると不利だから暴れている、と見ることもできるかもしれませんね。実際はわかりませんけれど。
ところで、正すべきものってなんでしょうね。猫西としては解決すべきものを解決するために、ぜひとも国際司法裁判所ではっきりさせたほうがいいと思うんですけれども。日本はもうちょっと、竹島問題についてあちこちに「不法占領された上に、裁判に出てくれないんですよ…」とわざとらしく愚痴ってみるのはどうでしょうか。

私見:憲法9条を護る人たち

2005年03月25日 | その他
本来小箱に書くべきことではないのですが、かといって個人サイトにも合わないのでこちらに。昼飯食いながら今日の事件についてつらつらと。

事件というほどでもありませんが、病院の時間待ちで1時間ほど暇ができてしまったので、私はふらふらと駅前に向かっていました。駅前のコンビニが改装中で閉店、さてどうしようかと立ち止まったとき、駅前で署名活動を行っている人を見かけました。近くには「憲法9条を護ろう」との幟が。ちょうどいい機会だと思って話しかけてみました。録音していたわけでもないんで、会話の流れは必ずしも正確ではありませんが。

猫西「すみません、ちょっとお伺いしたいんですけど」
署名活動している人(以降護憲派)「はい、なんでしょう」
猫西「『憲法9条を護ろう』といってますけど」
護憲派「はい」
猫西「実際に他国から攻められた場合、憲法9条が足かせになる可能性もあると思うんですけど、それでも護るべきだと思ってらっしゃるんですか?」
護憲派「日本を攻めようとする国はありません。日本の平和は憲法9条によって護られているんです」

……………お隣に、他国の人間を拉致しておきながら謝罪ひとつで終わらせたつもりになって、挙句に「経済制裁は宣戦布告と同等」という恫喝をする国や、つい最近大統領自ら宣戦布告まがいの脅しを言ってのけた国や、毎年軍事費が二桁アップした上に領海侵犯をしょっちゅうやらかす国がいるんですけれども。

猫西「…実際問題として、憲法9条がありさえすれば平和てことはないと思うんですけど。向こうが護るかどうか解らないじゃないですか」
護憲派「違います。憲法9条のおかげで、60年間日本は平和だったんです」

………『憲法9条』は魔法の呪文。唱えればどんな人とも仲良くなれるの♪

猫西「じゃあ、あなたはもし憲法9条がなくなったら、どうなると思うんですか?」
護憲派「徴兵制が復活して、貴方の息子や恋人が侵略戦争に駆りだされることになりますよ」
猫西「……憲法9条と徴兵制と、何の関係があるんですか」
護憲派「(聞いてない)それに消費税が値上がりして、わたしたち国民の生活が…(以下略)」
猫西「じゃあ、徴兵制と消費税がどう関係するんですか」
護憲派「戦費調達のために…(以下略)」
猫西「消費税が値上がりしてはいけないと、貴方は思うんですか?」
護憲派「もちろんです」
猫西「じゃあ、社会保障関係の財源が足りなくなっても、消費税を上げるべきではない、と」
護憲派「財源ならたくさんあります」
猫西「たとえば?」
護憲派「法人税などありますよ。今、法人税は不当に安くなっているんです」
猫西「…それは、不況で倒産する会社が多いから、まずは会社に体力をつけさせるために下げただけと思うんですけど」
護憲派「違います! 大企業は不当に利益をためこんでいるんです」

……どこから断言できるんでしょう。
とりあえず、この後話題は雇用の話になりました。

護憲派「あなたはいま幸せですか?」
猫西「まぁそれなりに」
護憲派「ではとてもよい会社に勤めて、お給料もたくさん…」
猫西「フリーターですけど。金はないけど幸せにはなれますよ」
護憲派「(人の話を聞いていない)けど、わたしたちの時代はとても苦労をして…(以下略)…だから、そんなわたしたちの憲法を護らないといけないんですよ」
猫西「けど、今の憲法ってGHQの横槍も入ってたと思うんですけど」
護憲派「あなたは若いから知らないでしょうけれども、そんなことはありませんよ。わたしが中学校の頃には…(以下略)」

…えぇと、戦後3歳だったとおっしゃっていたあなたが、なぜそうも「猫西が若いから知らないだけ」と断言できるのか不思議なんですけど。当時のあなたも、社会情勢がわかるほど大人ではなかったと思うんですけど。

護憲派「憲法9条があるから、日本は平和なんです。もしなくなったら、日本もアメリカと一緒に侵略戦争を始めてしまいます。中国や韓国の人々が…(以下略)」
猫西「えぇと、韓国の併合は向こうから望んでやった、という説もありますけど」
護憲派「いいえ」
猫西「それに、インドネシアかフィリピンの政治家が、日本の統治は良い面もあったみたいなことを」
護憲派「いいえ」

…とりあえず、人の話を聞かずに遮って、否定しまくるというのは人としていかがなものかと。

猫西「侵略といっても、現実は逆に侵略されかかっていると思いますけど。こないだも中国の原潜が日本の領海に侵入したことがありましたよね。現行の憲法と法律では、これに対抗できないじゃないですか」
護憲派「あれは侵略じゃないんです」
猫西「なぜそう断言できるんですか?」
護憲派「さあ? わたしは中国の幹部じゃないから知りません(本当にこう言いました)」
猫西「じゃあ、侵略じゃないとも断言できないじゃないですか」
護憲派「(無視して別の話を始めました。憶えてないですけど)」

結局、「『9条を護る』ということに関しては、自民党や創価学会の中にも賛同する人がいる。わたしは署名を集めたいからどっか行って」みたいに追い払われたのですけれども。


猫西の感想としては、結局この人たちにとっては宗教なんだよなあ、と。実際、言うと否定されましたが。
それでも、言い方がそのままなんですよね。「憲法9条があるから日本は平和」→「この宗教を信仰していれば、幸せになれる」とか。「もしなくなったら、徴兵制が復活して(以下略)」→「もし信じなかったら、死後天の裁きにかけられ地獄におちて(以下略)」。その関連性には疑問を挟む余地はなく、単純に結びついているだけなんですよ。国際状況とか政治的・軍事的・経済的な考察は一切なし。とにかく日本とアメリカは悪で、憲法で押さえ込まないとすぐに侵略戦争をする野蛮な国。中国や韓国は日本が憲法9条を護っていさえすれば、どれだけその国の軍事費が増えても戦争を起こそうとしない良い国。言葉の端々から本気でそう思っているのが窺えて、逆にそんな人もいるんだ、と感心してしまいました。
猫西は、憲法や法律というものは、日本という国とそこに住む国民を効率よく護るために規定するもの、いわば手段に過ぎないと思っているんですけど、彼女たちにはそれこそが目的になっているように見えました。あれだけ疑問を持たず思考停止して盲信していれば、まぁ本人は幸せでしょうけれども…猫西はちょっとごめんこうむりたいと思いました。
現在の共産党は落ちぶれていますけれども、初期の共産党には、憲法の条文を宗教の域に押し上げるテクニックがあったのかもしれませんね。

…そういえば、韓国って徴兵制なんだよね。言えば良かった…。

鶏肉や加工品など「北」から輸入停止 鳥インフルエンザ発生?

2005年03月17日 | その他
農水省は16日、「北朝鮮で鳥インフルエンザの発生を疑う事例があったとの情報があった」として、北朝鮮から鶏肉と鶏肉加工品などの輸入を停止すると発表した。過去5年間の北朝鮮からの鶏肉類の輸入実績は、2002年の約5トンのみだった。
韓国の通信社が15日、平壌市内にある大手養鶏場で、2月中旬ごろ、鶏数千羽が鳥インフルエンザに感染して死んだと報じた。このため、農水省が韓国政府に確認したところ、同様の情報を把握しているとの回答があり、輸入停止に踏み切った。

* * *

…北朝鮮に輸出できるぐらいの余裕があったとは初耳です。基本的に鶏とか豚とか、要するに食肉にする動物を養うのって、肉から得られるエネルギー以上の穀類をつぎ込まなければならず、案外効率悪いと聞いたのですが…。別段、北朝鮮の人は肉食うなとかそういう話ではないんですけども、単純に国民へ分ける穀類をニワトリ育てるのに使って、しかもそれを売って外貨を稼ぎ食料を買う、というのは効率悪いと思うんですが。普通に自分のところでとれた物を国民に分けるほうが、手っ取り早いと思うんですけどねぇ…。それとも、国民が飢えても構わないから、売れるものは何でも売ってミサイル買おうとか?
日本はもともと北朝鮮から鶏肉を輸入していないようなので、停止にしようが中止にしようがまったく関係ない話で済むんですが、韓国は大丈夫なんでしょうか。北朝鮮の工業団地に送電開始するそうですし、そもそも14日に北朝鮮から鶏肉輸入を決めたばかりなのに…。前からインフルエンザはあったけれども、韓国へ鶏肉輸出が決まったから暴露、とかだったりしたら、韓国には迷惑な話なんですけども。とはいえ、最近の韓国は妙に北朝鮮に似てきていますから、似たような手段でやり返したりして。

沖縄・石垣市長「尖閣視察したい」

2005年03月13日 | その他
沖縄県石垣市の大浜長照市長は12日、尖閣諸島について「海路、空路を問わず、見てみたい」として初めて現地視察を行う意向を示した。
尖閣諸島の住所は同市登野城で、大浜市長は「行政区である現地を見るのは、首長として当然の職務。ただ、中国や台湾を必要以上に刺激しないよう配慮したい」と話した。

* * *

えぇと、どこから突っ込めばいいのやら…。
まず、「初めて」というのはこの「当代の」市長さんが初めて視察を行うというのか。あるいは、「石垣市の首長」として初めて視察を行うのか。後者だったら凄まじく問題だと思うんですけど…。別に全ての市町村の首長に対して、「管轄の土地、全部見て回れ」とは言いませんが。言いませんが…なんだかなぁ。
あと、尖閣諸島が中国ともめているというのは知っていましたが、台湾は初耳でした。中国と同じで、地下資源が発見されてから主張してたんだったら、なんていうか…「台湾よ、お前もか!」てなカンジなんですが、はてさて。それにしても、台湾はさておき、中国はもう何をやっても反発しそうなんて、まったく気にしなくてもいいんじゃないか、と思います。
最近の中国見てると、確かに外敵を作るのは内側をかためるための第一歩だとは思いますが、いささかやりすぎてコントロールしそこなってるように見えます。アメリカも同じですけど、あの国の場合は上手く裏で渡りをつけて、相手に上手く敵役を演じさせているようなんですよね。敵役が存在しないと国としてまとまらない、という問題を、もうずっと抱えているわけですから、現在の相手との戦いに勝つのと同時に、次の敵役を見つけておくとか、ちゃっかりしてそうなんですよ。実際、欧州→ソ連→日本→イラク、とそれなりに外敵を見繕っていますし。アメリカ政府も一時しのぎということを承知の上で、国民が沸騰する前に上手く沈静化させているようでしたし。
実際問題として、中国側の取れる手段というのは少ないんじゃないかな、と猫西は思います。相当な大義名分を持たず、世界の中でもある程度注目度が高い日本相手に軍事行動起こすのもまずいでしょうし。失礼な話ですが、ほとんどの人に名前が知られていないような小国ならさておき、日本を相手に軍事行動を起こせば、ある程度マスコミによって世界にニュースが流されてしまうと思うんですよ。日本は世界経済の中で、ある程度の位置を占めていますから、当然その分情報の流れもあるでしょうしね。
領土問題を解決する国際裁判所があるらしいので、いっそのことそこでさくっと解決しちゃえばいいのになぁ…。

北朝鮮総書記 シリアを支持

2005年03月09日 | その他
ラヂオプレス(東京)が8日の朝鮮中央放送の報道として伝えたところによると、北朝鮮の金正日総書記は7日、シリアの支配政党バース党による政権樹立42周年に際して同国のアサド大統領に祝電を送り、「わが人民は国の自主権と民族的尊厳を守り、中東問題をこう生活包括的に解決するための貴国人民の正当な偉業を積極的に支持し、今後も変わらず貴国人民の側に立っているであろう」と表明した。【ソウル支局】

* * *

シリアていうと、レバノンともめているあのシリアですか。なんつーか…シリア側からすれば、あり方迷惑というか…火の元に油を注ぐような発言のように見えますが。時期は未定であっても一応レバノンから撤退し、それなりに体裁を取り繕うとしているのに、アメリカ的民主主義の敵である北朝鮮からエールなんぞ送られた日には、またぞろ国際社会の目が冷たくなりそうですが…大丈夫かなぁ。
そういえば、前もリビアに北朝鮮が祝辞を送ってましたね。確か。しかも、リビアが核査察を受け入れようとしていたような、そんな時期に。………もうちょっと空気を読むとか、情勢を見極めるとか、そういうことしたほうがいいと思うんですけどねぇ。
それにしても、「バース党」ですか。イラクの政党と同じ名前なのは偶然なのかなんなのか。ちょと疑問…。

愛国主義教育 中国、変更せず 温首相活動報告

2005年03月06日 | その他
中国の温家宝首相は5日の政府活動報告の教育分野に関する部分で、「愛国主義を核とする民族精神を発揚する」と述べ、従来の愛国主義教育路線は変更しないとの姿勢を示した。
サッカー・アジアカップで過激な反日騒ぎがあって以降、日本では中国の愛国主義教育に対する疑問、批判が強まっている。
外交方針では、近隣諸国との関係については、「友好協力関係を強化し地域的提携を深める」と述べた。日本をはじめ、具体的な国名には言及しなかった。

* * *

中国なんて少数民族を含む多民族国家ですし、なによりも国土が広すぎて貧富の差がありすぎて問題が多発どころの話ではないので、手っ取り早く「愛国」で国をまとめようとするのは、理屈的にはよくわかります。そこまでは解るんですが…そこに「反日」が絡んでくるから、日本人としては反発を覚えるわけで。なんで援助してるのにボロクソに言われなあかんねん、と文句つけたくなるんですよね。
他者を貶めることで成り立つ「愛国教育」ってのもなんだかな、と思いますが。本当はもっと、自分の国を好きになって大事にしようとすることで、他の国も尊重するようにするものだと思うんですけどねぇ…。もし中国の愛国教育が、反日の上でしか成り立たないのだとすると、本気で、心の底から、中国を「かわいそう」だと思います。文学とか哲学とか、いろいろ誇れるものはあるはずなのに、なんだかなぁ…。
現在中国と「友好関係」にある近隣諸国てどこなんでしょうね。少なくとも日本は、政冷経熱でそんなに仲良しこよしではありませんし、台湾はそもそも独立するやしないやでめっさ緊張状態でしょう。ロシアとは最近領土問題が解決したからまぁいいとしても、チベットとはずーっともめてますし。…あとは、韓国と北朝鮮とか。
中国にお願いがあるとすると、あれですね。日本とはそのまま政治的に緊張状態を保ったままでいいから、無理に仲良くしようと努力しなくていいから、どうか北朝鮮をもうちょっと躾けてください…。こっちのほうがいきなりミサイル発射とかやりかねんから、日本にとっては深刻ですよ多分。

6か国協議再開へ 日中、努力で一致

2005年02月28日 | その他
中国を訪問している外務省の佐々江賢一郎・アジア大洋州局長は27日、北京市内で、武大偉外務次官と会談し、6か国協議の早期再開に向けて努力していくことで一致した。
佐々江局長が、26日にソウルで開かれた6か国協議の日米韓3か国首席代表会合の結果を踏まえ、中国側に一層の外交努力を払うよう要請、武次官は「北朝鮮の核保有宣言を憂慮する立場は中国も同じだ」と述べた。そのうえで、米朝間の仲介に全力を挙げる考えを表明した。【北京=佐伯聡士】

* * *

そりゃまぁ、北朝鮮の核保有は日本も中国も、アメリカよりもはるかに身に迫った危険ですからねぇ。早期再開に向けて努力、というのはわかるんですが…なんていうか、「それだけかよ!」というツッコミをいれたくなるような。具体的な話ができるほど歩み寄れなかったのか、それともそれはまた後日という程度の顔合わせだったのか、それとも他に理由があるのかはわかりませんが。
中国は北朝鮮の後ろ盾としても、核保有の話はびっくらこいたでしょうからねぇ…その後、訪朝団を送ったことまでは覚えているんですが、帰ってきたあとの談話が思い出せない…。ただ、北朝鮮がいまだに出てこようとしていない時点で、説得は失敗というか、まぁまぁ、なぁなぁで終わっただけのような気もします。中国が幹事役として6か国協議を仕切っている以上、北朝鮮を引っ張り出さないことには面子丸つぶれのようにも見えますがどうするつもりなんでしょうね。餌で引っ張り出すとか? ただ、あまりのんびりしていると、じれたアメリカが「中国が役に立たないのならしょうがないよね」とばかりに実力行使に出そうな気もするのですが…。

……凄くどうでもいいコトなんですけど、中国の外務次官の名前を見てとっさに「愚兄賢弟」という熟語が思い浮かびました。饅頭売り。虎退治。妖世紀水滸伝第4部はまだですかー!?

北の潜水艦侵入に備え 米韓が合同訓練

2005年02月21日 | その他
聨合ニュースは20日、米韓両国が日本海で12日から18日まで、北朝鮮の潜水艦侵入に備えた合同の探索訓練を実施したと報じた。韓国海軍作戦司令部が明らかにしたという。
聨合電によると、北朝鮮の潜水艦の侵入の可能性が高く、水深が深くて対潜水艦作戦が難しい日本海での作戦技術向上などが目的で、米国の原子力潜水艦も参加した。【ソウル=福島恭二】

* * *

この記事の根本的な問題よりもむしろ、この訓練をした海域をアメリカはなんて言ったのか、というしょーもないことのほうが気にかかるのですが。当然、この報道は韓国では「東海」といったのでしょうが…あれ、東海じゃなかったっけ。朝鮮海だったっけ? 「日本海撲滅キャンペーン」をやってたのは憶えているのですが、その対抗馬がころっと変わったような記憶があるのですが…印象薄いなあ。アメリカは韓国に遠慮して、「日本海で訓練」とは言わなかったのでしょうか。…てアメリカにそんな配慮をするような細やかな気配りがあるとは思えないんですけどもね。
それにしても、韓国と北朝鮮の間が非常に流動的でよく分からないというかなんというか…。太陽政策をやって、大統領が「北朝鮮が核兵器を持つ理由もよく分かる。自衛のためのものだから、一理ある」なんて言っちゃうかと思えば、北朝鮮の侵入を防ぐためにアメリカと一緒に訓練をやったり。「どっちの味方やねん」と問い詰めたいところでもありますが…さて。あまりどっちつかずの立場で美味しいトコ獲りしようとしても、失敗すればどっちからも敵認定されてしまうわけですが、大丈夫でしょうかねぇ…。
そういえば、日本海の水深が深いだなんて初めてしりました。ということは、この前中国の原潜を追い掛け回したことがありましたけど、あれは太平洋側だったからできたことなのかなぁ。