ささやかなささやき 1.01

ねこの魅力は、そのファジーさに尽きる。

酔汽車

2009-11-12 07:23:07 | 日常
昨夜、横浜に用事があって、その帰りの電車内でのこと。
そろそろ降車駅が近づいてきたなーという頃でした。

 ばたーーーーん


何か大きな物が倒れた音が響き渡りました。
誰かが荷物を倒したのかな? と思いふと横を見ると、
倒れているのは人でした。

えっ!?

と思いつつ、まわりの人が声をかけたり手を差し伸べたり
している中に自分も参入。
4, 50代くらいの男性で、脳の病気とかだったらどうしようかと
心配になりましたが、幸い(?)、ただ泥酔されているだけのようでした。

少しして電車は駅に到着し、おじさんは何とか立ち上がって降車、
私も一緒に降りました。
おじさんは
「大丈夫です、ありがとうございます。」
と言っていましたが、明らかに足取りが覚束なく
そもそも一度倒れている時点で大丈夫とはいえません。
帰り道が途中まで一緒なようだったので、とりあえず付き添ってみることに。

電車を乗り換えて、その車内での会話(概要)。

おじさん「今日、久々に弟と飲みましてね。」
   私「そうなんですか。」
おじさん「どちらにお住まいなんですか?」
   私「○○○です。」
おじさん「息子が国際協力センターの仕事で(←うろ覚え)
      世界各国で働いているんです。」
   私「それは凄いですね。」

おじさん「今日、久々に弟と飲みましてね。
      いつもはもっとちゃんとしているんですが、
      飲むとちょっと変わってしまうんです。」
   私「ええ。(お気持ちはよくわかります。)」
おじさん「息子が日本国際協力センター(←うろ覚え)で
      働いておりまして。」
   私「海外に行かれてるんですよね。」
おじさん「ご存知でしたか。」
   私「先ほど聞きました。」
(何このコント・・・)
おじさん「お仕事は何をされているんですか?」
   私「ソフトウェア関係を。(ITとは違うけど)」
おじさん「お住まいはどちらですか?」
   私「○○○です。」

おじさん「若い人は、もっといろいろやったほうがいいですね。」
   私「あー、そうですね。」
おじさん「最近はパソコンとか広まってますね。
      あんなのはダメです。
      これは個人的な意見ですが。」
   私 (うっ・・・)

そんな感じで会話しているうちに、私の降車駅に到着したので
おじさんと別れることになりました。

おじさん「ありがとうございました。」
   私「いえ、とんでもありません。」
(むしろ、ブログのネタにしてすみません。)


ドラマや漫画に出てくるような「酔っぱらった人」が
リアルに存在することを知った印象深い夜でした。
何にせよ、おじさんが無事帰宅できたことを祈ります。