さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

【こどもの感情と、アンガーマネジメント】 (1)抑えない、まずは出すこと、味わうことから。

2016年01月07日 03時04分00秒 | アンガーマネジメント

私は、アンガーマネジメントをお伝えしている立場ですが、

幼児教育の専門家でもあります。

幼稚園教諭を8年勤め、4年間は主任教諭をしておりました。

自分の子どもを育てた経験はないので、子育てのプロかと言われると

そうではないと答えますが、

幼児教育のプロフェッショナルとして、保護者の相談にも

乗ってまいりました。

実は今も、短大の保育科や大学の幼児教育学科で 単発の授業をしていたりもします。

自分の子を産み育てしている方には到底かなわないところはあります。 が、

子どもは一人一人違うので、数人育てたからといって、世の中の子どものことを

語れるかというとそうでもないので、 専門的に研究する専門家がいるわけで……。。。

 

さて、何が言いたいかといいますと、

アンガーマネジメントにご興味を持ってくださる保護者の方の多くは、

子どもに、怒りを表現させないように、

言い方を変えると、押えるようにする傾向があり、

それを危惧しています。

 

感情は抑えるものだと、まだ感情の発達が未分化の年齢、個性のこどもに

教えるのは早すぎます。

 

幼稚園の卒業式を迎えても、まだ他人の悲しい、という感情を理解できない子が

多いのにもかかわらず、未就学児に、もう抑えることを教えるのは

よほど、その子を観察して、適切に伝えないと将来が心配になります。

 

いいですか。まずは、感情に気づくことが大事なんです。

自分の中から、湧いてくる感情に気づくこと。

 

「なんだろう、この気持ち」と不思議な顔をします。

まだ気持ちを言葉に変えられない子どもに、たくさんの感情を表す言葉を

知らせてあげることから、感情教育が始まります。

 

そのためには、小さい頃からたくさんの経験をすることが大切です。

悔しい経験、嫉妬の経験、嬉しい経験、ほっとする経験、

いろいろな場面を経験すること。それが大事なんです。

 

でも、普通に生活しているとそんなに感情が揺れる経験も

しれています。

そのために、幼児教育の現場では、いろいろな教育の仕掛けがあるのです。

 

つづきは、また後日。。。(^^)。

 

 

 

 

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