無くて七癖、無いと思っていても、
人にはカラダに利き手、利き足、利き耳、利き目があるように
考え方や行動にも、やりやすいものとやりにくいものがあるのです。
4つのタイプは、
「人・雰囲気・気持ち」 - 「モノ・課題・論理」 の軸と、
「反応が外向する・主体行動タイプ」 - 「反応が内向する・反映分析タイプ」
の2軸のマトリックスで考えます。
2軸ともに、どちらかが利き手で、どちらかがやや苦手とする傾向にあります。
スピーチや謝罪をするとき、
「人・雰囲気・気持ち」を利き手とする人は、
「情」に訴えようと、表情、話し方、声、姿勢、態度に、「表現」を出します。
一方、「モノ・課題・論理」を利き手とする人のスピーチや謝罪は、
「内容(コンテンツ)」の正確さ、正誤、優先順位、効率、にフォーカスしがちなので
内容に問題なく、正しいことを述べていても、
「気持ち・・・感じがいい、とか、なんとなく好感が持てる」などを重視する人の
琴線にふれないことがあります。ときには、「可愛げがない」と嫌われることも。
日本語に、「物心両面」という言葉があるように、
正誤にこだわって、無機質になりすぎて、人々の気持ちが離れていかないように、
逆に、気持ちはわかるけど中身がダメ、中身がない、にならないように
物心の両面を満たす=両手利き
(英語では、「クロスドミナンス」といいます。)を
めざしたいところです。
4つのタイプ別コミュニケーションをテーマにしている研修は、
思考と行動のクロスドミナンスをめざして、研修を行います(^^)。