さあ!ドアを開けよう♪ 女性軍師は今日もゆく。

企業研修講師&大学非常勤講師の日々徒然。
~ 貌言視聴思(ぼうげんしちょうし)~

何も足さない、何も引かない 伝える技術

2017年03月04日 06時48分14秒 | アンガーマネジメント
【何も足さない、何も引かない】

日本アンガーマネジメント協会の安藤代表理事の言葉。
協会認定ファシリテータへの言葉ですが、
私がとても好きな言葉です。

アンガーマネジメントの最も基本は、入門講座。
シンプルなメソッドだからこそ、聴く人にとっては応用の効く知識となっています。
シンプルに見えるメソッドほど、中に入っている意味が深い、というのも
よくある話ですが、それを語りだすと伝えることの焦点がぼやけるものです。


人に何かを伝えるときに、
目的が自分の知識の披露になっていないか。

深いことも、シンプルに伝える。

伝える立場である、自分への戒めにもしています。


聴く立場になると、シンプルにわかりやすく伝えてもらえることの大切さがよくわかります。
不要な知識自慢は、とても聞きづらい。

しかし、10のことを伝えるのに、10しか知らない人の
シンプルさは、シンプルではなく陳腐。
要するに深みがない。
これも聞いていると、なぜかバレます。
聴く側からすると、「受け売り」に聞こえるのがそれです。

背景に、バックボーンに、10倍以上の見識があって初めて
本当に10のことを伝えることができます。
私自身は、1割じゃ少ないとも思うときやこともあるので、
1%。つまり伝えていることの100倍の見識があるということが
理想な気がします。

シンプルに伝える、ということは、実はとても奥が深いです。


コメント
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