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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

読破!!

2011-05-01 | 文化・芸能

金曜日の夜、Hさんにカニをご馳走になって

メインのカニ、炒飯と餃子、お刺身盛り合わせから始まり

フライドポテトとかカマンベールチーズのフランスパン添えとかピザとか

まだ食うの?まだ食うの?と言われ続けていましたが 余裕です。

帰宅後に父のお土産のお菓子を食べ

翌土曜日、お昼前にはケーキを買いに行ってました。

もはやストレスに近い様な....。

 

そして届いてました、注文した本が。

一瞬で緊張が高まり 胸の鼓動が聞こえる様でしたが(笑)

ま、とりあえず落ち着いてケーキ食べました

紅茶をいれて一服。

そうか、届いたか。

軽く梱包を解いて ぱらぱらっとめくってみる。

ふぅむ。読めるのかな、私。

なぁんて そうこうしているうちにお昼になったので

最近お気に入りの黒糖パンをほおばる↓

読み始めたのは午後だったけれど わずか数ページで気付いてしまった。

これは一筋縄では読めん。

どうにかして整理しながらアタマに入れたい。

でも その前に落ち着いて もう一個ケーキ食べました。

....つまりイチゴのケーキ2種類を買っていた

読書にはいらない無駄なカロリーてんこもり、....だとお思いでしょうか?

結果、大量のメモを取りながら読み進めることになった↓

読み進めながら気になったところはメモを取り

詳しく知りたいところはネット検索で資料写真なんかを参考にすると

おそろしくイメージが立体化する。

私の中では 日本という国の位置する地理的条件(によるコンプレックス)や、

明治から昭和にかけての日本の指導者達の変貌ぶりを解く際の視点は

過去に読んだことのある数少ない作家 司馬遼太郎に通じる感覚があった。

「坂の上の雲」をNHKドラマで見ていたことで(決して読んだワケではない)

具体的にアタマの中で明治期からの陸・海軍をイメージしやすかったし

学習能力をもつ若いエリート官僚達をヨーロッパに派遣するあたりは

映画「長州ファイブ」を思い起こさせたし

どんな権力にも負けず思想を変えない「非転向」の項目では

長崎の街の空気を思い出しながら隠れキリシタンについて考えることができたし

高校生の頃から感じていた 日本と朝鮮の関係性は非常に興味深かったし

それにまつわる 民芸運動の提唱者 柳宗悦の言動、

日本政府が朝鮮の民族文化を破壊して行く政策にはっきりと抗議し

極端な国家主義の風潮を 政治ではなく工芸の分野から異議申し立てしていたなんて

私は初めて知った。

あらゆる抽き出しの中のモノが連動して

私が戦時期に散った青年達のことを ナショナリズムに煽られたとは思いたくない

と、思っていた原点には、大学1年の夏に 帰省を遅らせて 泣きながら読み込んだ

「きけ わだつみのこえ」があったことも関連して思い出した。

 

これらを理解したうえでの感想など、今の私には到底 書けないでしょう。

あまりに広範囲すぎるし 昨日今日で理解できるテーマでもありませんが

こののち、思考を繰り返すことでいつかきっと私の中で消化され

自らとしてにじみ出てくることを十分に期待できる、そんな本でした

 

読書....続けば良いのですが、何しろ私にとっての読書は

イチゴのケーキ2種類をあっという間に食べ尽くす程のエネルギーが必要です

明日からまた通常通りの仕事に励みます。

 

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます! (サワノ)
2011-05-04 22:49:38
デラシネさん こんばんは。
催促しましたが、ほめて下さってありがとうございます
本を読むのは本当に苦手なんです。
でも、このコメントを力にして
なんとか読書ブームが続けばいいなぁと思います。
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大変失礼しました。 (デラシネ)
2011-05-04 00:28:43
なるほど、確かにタイトル「読破」でした。
対辺失礼をいたしました。
それにしても凄い集中力、恐れ入りました。
本当は読書向きなんではないのですか?
次回はどんな本を選択されるのか楽しみです。
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こんばんは☆ (サワノ)
2011-05-03 20:29:10
デラシネさん いつもありがとうございます。
なんとワタクシ、土日で読破いたしましたのデス。
タイトルをご覧下さいませ
(そしてほめて下さい!笑!)
この連休は特にお休みを取っていないので
土日で読まなければ 放置するんじゃないかと不安で
膨大なメモをとりながらも読んでしまいました。

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Unknown (デラシネ)
2011-05-02 23:47:40
読書、かなり力が入っていますね。試験勉強かそれ以上の意気込みと体制のようですが、このペースだと一日に何ページも進まないことでしょう。読了後には研究書をものにできそうですね。私の場合は難解な書籍は最初に時間を掛けづに全体を通読して、再度じっくりと読もうとするのですがその地点で挫折してしまいます。サワノさんが最後まで食い付いて行けることを祈ってます。
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