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戦中から戦後すぐ辺りまでの 日本のナショナリズムについて知りたいです。
国民が総じて同じ方向を目指して行く危険性の方について知りたい。
工房悠さんからオススメいただいた本の中から選んだ
鶴見俊輔さんの「戦時期日本の精神史 1931-1945」は
まさにこのど真ん中でした。
しかし読書というのは読み終わってすぐに身になっているモノではありません。
何か得体の知れないモノに煽られない為の強い精神を作っていくのは
今後、自分自身を置くところに掛かってくるワケですし
きっと5年後、10年後に理解出来ることもたくさん含まれていたと思います。
そうそう、柳宗悦さんと朝鮮文化の件は工芸の分野から見ても衝撃的で
以前 工房悠さんが言われた「批判精神を養うように」という
言葉の意味が 柳さんを通して理解出来てしまいました。
今更ながら柳宗悦さんに興味津々です。
そして出来ることなら今すぐ日本民芸館に行きたい。
(↑単純に行ったことはありますが)
「戦時期」を読んだので 次は「戦後」かと思い
同じくオススメして下さったリストから小熊英二さんの
「民主と愛国 戦後日本のナショナリズムと公共性」をAmazonで見てみると
うっかりワンクリック出来ない程 高価な本でした....あうー。
価格に見合う価値を見出せるのか分からない状態での購入に踏み切れず、
県立中央図書館のHPで蔵書検索してみたけれど見つからず、
もしやと思い 工房悠さんに聞いてみると、あっさり「ありますよ」とのお返事。
どこまでもスゴイ、やっぱりただの木工家ではないです(断言)。
そして私がこの「民主と愛国」を一度手に取りたいと思ってしまう理由は
強烈な印象の表紙の写真でもありました。Amazonより拝借↓
これ、すごい写真だと思いません??
wikipediaに同じ日だと思われる写真が載っていました↓wikipediaより拝借。
1947年、昭和22年に全国巡幸で広島を訪れた時の写真の様です。
たった数年前に「神」とされていたこの人物が 国民の前に立って挨拶をする、
これだけでも 日本の歴史の中の大きな転機を感じてしまいます。
この人がその背中に負ったものは どれだけ大きかっただろうか。
広島の人達は どのような思いで迎えたのだろうか。
天皇陛下が立つにしては質素な板張り(杉でしょうか?)の壇上、
そして背景の原爆ドームは こうなるともう敗戦の象徴の様にも受け取れます。
なんと表現するのか、適当な言葉が見つかりませんが
もうここ数日、この写真にやられて ながめてばかりいます。
しかしこの本、かなりの大冊らしい。
かなりの集中力をもって望まないと、読破は難しいそうです。
で す よ ね....
タイトルからしてもう初心者向けではないですよね。
持っているだけで重い、という966ページ←重量でけでなく 内容も相当重そうです。
逆に読書嫌いにならないか心配されました(笑)。
非常に心配されて「日本という国」(小熊英二)、「倫理21」(柄谷行人)
「戦争が遺したもの」(鶴見俊輔×上野千鶴子×小熊英二)の3冊を
すでに私宛に発送して下さっていました。
はやっ!
あぁでも嬉しい!
「戦争が遺したもの」は買ってもいいと思っていた程だったので嬉しい限りです。
遠慮なくお借りします!
そしていつか あこがれの「民主と愛国」に辿り着けるように頑張ります!
いえ、いいんです辿り着けなくとも。
この私が 本を読んでみようと思えただけでも素晴らしいです
本日 終業間近、S氏が8ヶ月のチビちゃんと会社に顔を出してくれた。
もう可愛くて可愛くてきゅんきゅんきゅんきゅんする
帰り道、どのように帰ってきたのか分からない程 トキメいてしまった(笑)。
あああぁぁぁあああかーわーいーいーなぁぁあああーーーっっ