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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

金継ぎ教室 10月 その2

2014-10-12 | 金継ぎ

10月のお教室、2回目 ♪♪

ターニング中 真ん中に穴があいてしまったうつわを 拭き漆してみることにしました。

パテで穴を埋めて 更に木が薄くなってしまっている部分を補強、

何度か漆を重ね塗りしての、ようやくの拭き漆。

いえ、もっと要領良くやれば良かったんですけどね。

拭き漆ののち、蒔絵的なことをしてみようと思っています 

先生が分けて下さった 絹 ↑↑ に漆を含ませて うすくうすく、うつわに塗っていきます。

使用後の絹は キレイに洗って 再利用 

綿素材だと こまいかい糸くずが出てきてしまうそうです。なるほど!それで絹!

少しずつ飴色に変わっていく感じを楽しもうと思います 

まだ 表裏の1回目が終わっただけですけどね、

先生の「病み付きになるよ、笑」を信じて頑張ってみよう!笑 ↓↓

先週、金を蒔いた お湯のみ ↑↑ 既製品とのコラボ、なかなか可愛らしくできました!

今日はコーティング作業でした。

何度かコーティングを繰り返したら もう使えるそうです!

わーーーーーい  嬉しーーーーい 

....私のモノでは無いけど 

 

次回のお教室はもう年末(!)になるそうなので

それまでに宿題しようっと 

 

 

 


金継ぎ教室 10月

2014-10-05 | 金継ぎ

9月のお教室は 休日出勤のために欠席。

10月のお教室に行ってきました 

1回お休みしただけで 生徒さんがガラッと変わっていて驚きました。

確かに春から始めた私の先輩方は もう卒業する頃....

 

今回は時間を持て余してしまうかも....

なんて心配をするほど余裕なつもりでの参加でしたが 

実際にはなかなか作業がはかどらずに なんとタイムオーバー!

 

そのため 作業中に撮影出来た写真が たった1枚!

笑!

 

金継ぎのお教室で なぜか拭き漆や蒔絵を始める私。

快く対応して協力して下さる先生。

そのため 卒業はもう少し先になりそうですが この環境には感謝感謝です 

 

そうそうそうそう!

お教室を失礼しようとした最後の最後に 隣の席の生徒さんが

古道具屋さんのオーナーさんだと気付きました!

ディスプレイの仕方や 写真の撮り方がめちゃカッコイイお店で

2回程 オジャマしたことがあります。

もっといろいろお話し伺いたかったのですが なにしろタイムオーバーの身....

ばたばた挨拶して失礼しましたが、名刺いただきましたー  やたー

 

 

 


金継ぎ教室 8月 その2

2014-09-01 | 金継ぎ

8月は上旬と下旬、お教室が2回ありました。

お教室が終わった瞬間に 漆を素手で触ってしまった!

....けど、かぶれませんでした。

もしかして 大丈夫な体質かも 

 

つい先日 完成したウォールナットのふたごのボウルのうち

ひとつは木取りの段階から 木口からの割れがありました。

ウォールナットなら金が映えると思い 金を蒔くことを前提に 割れを承知でターニングしました。

ターニングによる木地の割れも欠けも貫通もコワくない、ハズ!という実験に挑戦中です 

白い方のお湯のみは 前回蒔いた金を仕上げ漆でコーティング。

梅の絵柄のお湯のみは 真っ二つの割れに出来るだけ細く繊細な線をひき

線の上に つぼみのイメージをモダンな感じで描き加えてみました。

この作業がね、もうめちゃ楽しかった、笑。

なんか、陶器の絵付けしている気分になるんです。

次回はべんがらを入れて 金を蒔けるかな。

この群青に金が映えることは分かっているので 完成が楽しみな一品になりました。

既製品とのコラボも悪くないね 

 

....ええ、つまり、金継ぎをしながら 蒔絵的なことが可能ということ!!

そして私が狙っているのはあくまでも 家にある割れちゃった陶器のうつわではなく

ターニングした自分のうつわ です  えへへへへへへへへ。

多少強引で我流でも ここらへんを絶対に、モノにしてみせます。

えーーーと....、モノにしてみせるよう 努力します!

はい 

 

 

 


金継教室 8月

2014-08-10 | 金継ぎ

さて 

5回目の金継ぎのお教室で ようやく金を蒔くことができました  !!

地道な作業、嫌いじゃありませんが 目に見える変化があるのはやっぱり楽しい!

うるしにベンガラの赤い粉を混ぜたものを 研磨したパテの上に塗ります。

ベンガラって 初めて触れました。鮮やかな 日本の伝統的な「赤」ですね。

いよいよな感じが出てまいりました!

筆跡が落ち着いてから 金粉を蒔きます ↓↓ あ、先生がお手本にやってくれちゃいました 

自分でも強引に参加してみます、笑 ↓↓

金粉を蒔いている時は 万が一のコトが起こっては困る為に 息を止めてます、笑。

余分な金粉を払い、更に落ち着いてからまた筆先で補修した部分をなぞると

金がそれらしい色に変わりました。

不思議です。

次回はこれをコーティング?かな??

 

 

 

発表から10日もたってしまいましたが、みんなのウッドターニング展 の開催が決まりました 

略して「みんター展」....?

開催期間が 3日間もありますね!実行委員会の意気込みを感じてしまった、笑!

そしてまた会場が家から徒歩圏内なので もう嬉しい限りですっ 

またいろんなマジックの実演あるかな? この3日間の日程が楽しみです。

 

今年は温かくなった頃の開催の様なので 実際に作品に追われるのはストーブを持ち込む時期かしら。

今年も11月だと思っていたので 大汗かいていた私は やや拍子抜けしてしまいそうですが

作品作りに入るまでは 思うことをカタチにしていってみよう。と、思います。

カッコ良く旋盤の「部分」を撮りたいけど なかなか難しいです ↑↑

そうそう、ターニングの工房にも 金継ぎのお教室にも カメラを持ち込んで作業中に撮りまくるので

いままで木の粉まみれだったカメラに 金粉や銀粉も加わってます。

ゴージャス   ←違っ!!

 

 

 


宿題....。

2014-07-23 | 金継ぎ

まさかの二度目。

また割ったー....  !!

 

木や陶器と違って 呼吸しない材質のせいか?

3日前にお教室で作業した漆が、まだ乾いてなかった。

乾いてないんだから そりゃ割れるよね。

 

てか、もうガラス(やめても)いいか! 

 

なんて気分になるよねー.... 

凹みながらも 再度 漆を取り除いて 接着面を荒いペーパーで傷付け接着後、

湿らせたティッシュをうつわに置いて ビニール袋の中へ入れる。

 

 

 

 

 


金継教室 6月、7月

2014-07-20 | 金継ぎ

毎日 じめじめして暑いです  ねー。

もうそろそろ この地域も梅雨明けするかな。

そしたらいよいよ 夏本番... かー。

 

最近 お気に入りのカフェに立ち寄ったり

気になるパン屋さんに行ったりする度に 私が金継ぎのお教室でお世話になっている

テクラさんの名刺やDMを見掛けたりします  なんか嬉しい 

2度程 のぞかせてもらっためちゃカッコイイ古道具店のオーナーさんも

(曜日の違う)同じ金継ぎのお教室にいらしているとか...!!

テクラさん 大人気 

さて、先生から 金継ぎの工程は8割が磨き、と言われていましたが

まさにその 暗くて長いトンネルに入ってます。

漆を塗っては磨き、塗っては磨きを繰り返すので 写真に変化がありません、笑!

写真に変化はないのですが、私は この磨きの工程で失敗続き!

折角 パテを入れた所を ↓↓ 表側から磨き過ぎて めりっと ↓↓ はがしてしまったり....!!

この辺り 木工の感覚のパテとは かなり違いました。繊細です.... 

宿題にしようと持ちかえったガラスの容器の接着面を 研磨中に また割ってしまったり....!!

変わり種を持ち込んだ宿命ですね。それは仕方ない。

ガラスはやはり、ちょっと素材的に難しいかもしれませんー 

陶器は 全く問題なく順調に進んでます 

パテがはがれちゃったうつわも、先生のご指導で なんとか初めて漆をのせるところまで到達 ↑↑

コイツ、拭き漆してみよかな。時間かかるだろうけど。

 

そんなこんなで 進んでは失敗して戻ったりしているので

6月と7月は ひとつの記事にまとめてみました 

8月は そろそろ何か 劇的な変化が欲しいトコロです!

乞うご期待!笑!

 

 

今回の7月のお教室はいつもより少人数で、先生やテクラさん 先輩生徒さんと

家具や木工や建築の話しをしながらの作業でした。

家具は突き詰めていくと建築も学ばざるを得なくなる話し、

(これは過去に家具屋に身を置いた方の話しとして すごく実感できました!)

家具の地産地消の話し、高山の渋草焼きの話し、

高山と静岡の家具見本市の違いや 芹沢銈介美術館の話し、とても楽しかった。

金継ぎ自体が陶芸寄りのお教室で やや場違いな気持ちがありましたが

実は全然 そんなことなかった!

モノを作るヒトって やっぱり共通するところがありますよね 

こんな風に定期的に 違う角度から自分に風を通すことが今、

心地良い刺激....という言い方は強過ぎるかな? 気分転換....になっています 

 

 

 


金継教室 5月

2014-05-25 | 金継ぎ

前回から一ヶ月。

2回目の金継ぎのお教室に参加してきました

(やば。作業の合間に走り書きしているメモを見ないと作業工程が思い出せない....

折角の「お教室」なので、可能な限り 先生泣かせのいろんな素材で挑戦してみたい私。

今回は ガラスのうつわを持参して行きましたヨ!

 

まずは 前回の木のうつわから 続き。

あくまでも、私が金継ぎを習いたかった原点は ウッドターニングなのです。

パテ部分が乾燥してヒビが入っていたので 更にパテを入れて補強。

この部分はどれだけ補強してもいいな。

水分のせいか、一ヶ月おいた表面がやや荒れていたけど それはまぁ問題ない。

「最終的に 全体を拭き漆で仕上げたら 売れるくらいのモノが出来る 」っと先生。

木地の段階で練習用だったので そんな大きなトコロまでは考えていませんが

自分のモノ作りの広がりと同時に ご期待に添えると良いなぁと思う。

 

パテが調子良くのっているうつわは ペーパー掛けをして ↓↓ カタチをならしてから

漆をのせました ↓↓ これだけでちょっと進んだ感じがしてウキウキする 

実際には まだまだなんですけどね。

 

そして問題児 ガラスのうつわ ↓ 先生もガラスを扱うのは初めてだと言ってました。

陶器と違って ガラスの厚み分だけ 酸化して黒くなった漆が見えてしまうワケです。

それで四苦八苦

なんとかして 見えてしまう断面を キラキラさせようとしてくださる先生 ↓ 

ところが 先生の予想通りで 思うほどの効果は得られず、笑!

どんなに色を入れても 漆が色を飲み込んでしまう。

いやー、オモシロイ!

こんな異質な作業から 漆という素材の特徴がひとつ分かったりする。

それに 先生が提供して下さった素材、「着色した銀粉」なんてモノの存在を知ったりする。

しかも(写真を撮り忘れましたが)割れたうつわを合わせてマスキングで固定すると

ガラスのうつわに入った黒いラインが 案外カッコ良い!やばい!

実は銀粉 ↓↓ でナントカしようと目論んでいましたが 一気に気持ちが傾いてしまった。

ガラス素材+黒い漆のまま で行きたいな 

ひとつひとつの作業を正しく記憶するとか書き留めるとか そういうことも勿論ですが

それだけではなく、この手法はどうか 効果が得られないのであれば これならどうか

という先生の手法は しっかり覚えたいと思いました。

私が2日間通ったターニングのお教室もそうでしたが

いずれ自分で出来るようにならなければ ここに来る意味がないのです。 

 

お教室の2時間の作業は 本当にあっっという間。

でもかなり神経を集中するので どうしてもおなかが減ってしまって(笑)

近くのパン屋さんでパンを買って 新緑がきれいな公園で食べました 

 はぁー いい季節ですよね!

 

 

 


金継教室 4月

2014-04-06 | 金継ぎ

さて!

さてさて!

タイトル通り、4月から始まる私の新しい挑戦は「金継ぎ」でーす 

ご存知、陶磁器の割れや欠けを 漆で接着し 継ぎ目に金粉や銀粉を蒔くという

日本の伝統的な修理法でございます。

しかしそもそもの コトの始まりはウッドターニングでして。

ターニングをされている方なら 上の写真 ↑↑ を見た瞬間に

それが何を意味するのかピンとくるかと思いますが

あるんですよね。張り切り過ぎて(笑)中心に穴が空いてしまうことが!

で、悩んだワケです。

コイツをどうしようか と。

 

余談ですが ターニングをしている方達というのは 自分の失敗を隠さないイメージがあります。

制作過程での割れや穴の写真、苦労話しを とても正直にweb上に載せてくれます。感謝。

(これが 日本の木工業界ともなると 逆に失敗することは恥とされ 隠してしまう傾向があります。

つか、可能な限りは隠します  もちろん経験者。笑)

ですが、なかなかいないんですよね。失敗の その後の対処法を載せているヒトが。

(あ。いらっしゃったらゴメンナサイ)

 

私は 穴が隠れる様に 小物を入れたりして しばらく放置していました。

ところがある日 ひらめいちゃいました 

「陶磁器の接着が出来るのなら 当然 木だって....いやむしろ木の方が相性がいいハズ!

金継ぎって どうだろう!」っと 

早速 金継ぎのお教室を検索。

県内に無ければ 多少遠くても行ってしまう勢いでしたが 

有り難いことに 静岡市内に存在を確認出来ました。笑。

うつわ 暮らしの道具 テクラ」さん ↓↓

城北公園北側 大岩の住宅街にあるまだ新しいギャラリーです。

教えていただく先生は 工房あさひな のN先生。

漆は 高山の技能専に在学中、基礎程度を学んだだけで それからほとんど触っていません。

木工工芸科だったとはいえ、初めから家具を作っていたので

漆を学んだと言っても テイタを作った位だったと記憶しています。

それ以降 塗料としての漆に あまり興味が持てずにいました。 

久し振りの生漆 ↓↓ 空気にさらしていると すぐに匂いがしてきました。かぶれが心配 

チョコレート色に変色した漆を 割れたうつわの断面に 薄く塗り伸ばして

もとの状態にあわせ マスキングで固定して 更に 継ぎ目にも漆を塗りました。

ひとつのうつわに対して 一日に出来る工程が ひとつ なんです。

一筆塗っては その工程ごとに乾くのを待つため 複数のうつわ補修を同時進行させます。

次のうつわの補修では 砥の粉を水で溶き 先程の残りの漆を混ぜてパテ作り ↓↓

パテは乾くとやせる為 欠けている部分に少し盛る感じでのせました ↑↑

砥の粉って、木工では接着剤に木の粉を混ぜたモノを指しますが

陶磁器の世界では 漆に石の粉を混ぜたモノなんだそうですねー。石とは驚きデス!

その方が相性がいいのでしょうから 当然といえば当然ですが、知らなかったー、笑。

こういうことが 面白いです 

 

で、コイツ!

うつわの表側の穴にマスキングし 裏面はリセス全体をパテ埋めしました!

リセスというのは チャックで掴んで固定する際に ワークに作る凹みのことで

この呼び名をすっかり忘れてしまっていたので 今回コレを書くにあたって調べました。笑。

 オフコのターニング道場参照。

凹はリセス。凸はテノン。

....ですよね?オフコ関係者のみなさま?笑

中心に出来てしまった穴のまわりも 紙一枚程度に薄くなってしまっている為

こうすることで むしろ補強にもなるという先生の発案。なるほど!いいかも! 

 

そしてこれはまだ先の話しデスが「金」継ぎとはいえ「銀」も選択出来るようだったので

「銀食器みたいに 酸化して変色しちゃいますよね?」と 聞くと

「錆びた銀も良いですヨ、いぶし銀って言うでしょう?」と先生。

なるほど!いいかもー! 

 まぁ、私が実際に金や銀を蒔くのは 月イチで通って おそらく半年ほど先になるかと思われますが

(冷静に考えると完成は秋ですね...そのくらい地味な基礎作りの工程が長いそうです)

ガラスや琺瑯も修理可能らしいので、妄想 膨らみっ放しなのでございます 

帰りに寄ったドイツ系パン屋さん ↑

ドイツ系がウリかもしれませんが クロワッサンめちゃ美味しかったデス 

またいこー! 

 

 

 

二度目のコメントをくださったNさん、公開は致しませんが ホント感謝です。 

いつもありがとうございますっ