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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

マザーウォーター

2011-06-12 | 文化・芸能

グリーンルイボスにマンゴーとシトラスの香りを付けた

「JARDIN SAUVAGE ジャルダン ソバージュ」という名前の紅茶。

いつでも何でも言いたいことがあったらメールして

と、Yちゃんが送ってくれた。

初夏らしい さわやかないい香りいつもありがとう!

 

 

 

マザーウォーター」観ました、やっと

 

「かもめ食堂」「めがね」「プール」に続く ゆるすぎ映画、

「寝てしまった」とか「何もなくて退屈」とか、ホントに賛否両論ありますが 

私は大好きな「かもめ食堂」と同じくらい とってもお気に入り映画になりました

タイトル通り「水」がひとつのテーマになっています。

バー、お豆腐屋さん、カフェ、銭湯。

それぞれがそれぞれに関わってゆく人間模様の中で

どこから来たのか、どんな関係なのか、どこへ行くのか、

映画やドラマでありがちな説明的な台詞は極限まで省かれていて

ハッキリした言葉がいっさい語られていない。

登場人物達は 知っていて当前の様な気もするし

観ている私達は 知らなくて当然の様な気もする、

これが逆に新鮮だったりします。

同じ「水」を使った仕事をしている3人の女性達も

市川実日子のお豆腐屋さんは朝、小泉今日子のカフェは昼、

小林聡美のバーは夜、みたいな 個々のイメージがあって面白い。

そしてどこの店も「(ウィスキーの)水割り」「お豆腐」「コーヒー」、と、

出てくるメニューがすごくシンプル(笑)。

↑この、椅子を手前に入れたアングルがとても好き。

 

唯一、水に関わる仕事をしていないのが

加瀬亮 演じるアンティーク家具屋さん。

これも話しの中でハッキリと職業を説明しているワケではないけれど

古いモノの良さを理解していて 椅子の修理がさらっと出来て

彼の職場としてちらっと写る場所が

京都に実在するアンティーク家具屋らしいので 個人的にそう推測(笑)。

この映画、「水」と同じくらい よく「椅子」が出てくる。

バーの椅子、お豆腐屋さんの前に置かれる椅子、カフェの椅子、

銭湯の椅子、川縁の椅子、公園の椅子....、

いわゆる名作椅子ではないチカラの抜け具合も いい雰囲気を作ってます。 

永山絢斗は やっぱり瑛太にそっくり!!

この人の演じる「どう転んでいいのか分からない」感じが

イマドキの若者っぽくていいと思った。

そしてこのシリーズに はずせない、この存在感↓↓(笑)!

楽しかったです

確かに"ゆるい"とされるジャンルの映画ですが、

登場人物達の台詞には 強くしなやかに シンプルに生きていく為、

考えさせられてしまう言葉も散らばっていて

そういう意味でも ずっと観ていたい感じは名作「かもめ食堂」に通じています。

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