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長州ファイブ

2010-05-08 | 文化・芸能
長州ファイブ」を観ました!

これは長州五傑のことで 日本がまだ攘夷論を唱えていた頃
外国の文化を学ぼうと幕府に隠れてイギリスに密航した5人の物語です。
1863年の5月に横浜港から出発し上海経由でロンドンに到着したのは同年11月。
実に半年にも及ぶ航海!
「エゲレス」は5人の目にいったいどんな風に映ったんだろう。


ロンドン到着後↓ドアの前で律儀に靴を脱ぐ長州藩士達。
礼儀正しくちぐはぐな行動に なんだか可愛らしさすら感じてしまう。



ビッグベンを見ながら「何で出来ている?」「石か?」と会話するシーンは
一人多いけど、まるでFOG BARのCMの様↓



様々なイギリス文化を視察し 興奮気味にそれを語る彼らを観ていて
なんだか自分の時のカルチャーショックを思い出すほど楽しかった。

やがて山尾庸三はロンドンを離れ一人グラスゴーに向かう。
家具屋にとって「グラスゴー」と聞いて真っ先に浮かぶのは
やはりマッキントッシュですが(私もはるばる見に行った一人)
ここは産業革命発祥の地なんだとか。

藩との約束は5年。
異国の地で 5年の間に造船技術を学ぶなんて容易じゃない。
造船所で見習工として働きながら 夜学で科学も学んでいたらしい。
このくらいしないと帰国後にのちの東京大学工学部を設立し
「日本工学の父」と呼ばれるまでには至らないのですね。

おおっ!
↓これがエゲレスの鉋かぁ!
奥に裏打ちした形跡を見せる小道具の細かさ。



↓松田龍平の鉋がけ。
もちろん押して切削してます。
....んー?
ちゃんと腰入ってるー?(笑)

ちなみに私が今までに見た
「鉋がけの上手い役者さんランキング」の一位は なんと田中邦衛だったりする。
この人の腰の入れ方は本職かと思える程 半端なかった(笑)








「忘れるな。技術者こそが真の革命家であることを」




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