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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

幕末散歩。

2013-01-08 | 国内旅行

さてー、今回はマニアックな散歩記事ですので

興味のない方には全く意味不明だと思われます。

私もそうだったのでよく分かります、すっとばしてくださってかまいません、笑。

ただ、高知に来る観光客の何割かは 間違いなく幕末ファンだと推測出来るので

だいたい こんなルートか、更にマニアックなルートを辿るはずなんですが、ね 

 

元旦に高知城に行き 宿泊先ホテルまでの帰り道に 武市半平太 殉節の地がありました ↓

市内に建てられた幕末関係の碑の中でも 非常に高知城に近く

切腹を許された上士の扱いであったことが伺える様な気がします。

       

現在は四国銀行の一角に位置していて

銀行に来るお客さんの自転車やバイクに埋もれることも多々あるらしいデス....

「花依清香愛 人以仁義栄 幽囚何可恥 只有赤心明」

(花は清香によって愛でられ 人は仁義を以て栄ゆ。幽囚何ぞ恥ずべき 只赤心の明かなるあり。)

「赤心」は嘘偽りのない ありのままの心 の意。獄中で記された遺詠。

 

宿泊したホテルから徒歩数分の所には 武市さんが吹井村を出て 道場を開いた場所がありました ↓

トップの写真「九」番。

ここは中岡慎太郎、岡田以蔵、坂本龍馬も よく通っていた場所で 120人もの門下生がいたそうです。

これが 土佐勤王党の発祥地になるのかなぁー、うきうき 

解説の看板を見ると 武市さんの道場があったとされる場所は この石碑が置かれている横堀公園ではなく

30メートルほど先の道路 北側になるらしい。ってことは この ↓↓ ベージュの4階建てビルの辺り!

武市さんが切腹した後、道場や家屋は差し押さえられて 現在では他の方の私有地になっている為

この公園に置かせていただいているのだそうです。

石碑の並びに こんなパンフレットがありました ↓

菜園場町(さえんばちょう)の商店街活性化委員会で出してるみたい。盛り上げてますね 

武市半平太、坂本龍馬、岡田以蔵っ!!

まさに土佐の三ツ星!! 

(この三人でパンフになるって、絶対に「龍馬伝」の影響だよね、笑。)

二回目に滞在したホテルから 高知駅に向かう途中には 山田橋番所跡。

写真は山田橋 ↓↓ で、平井収二郎や岡田以蔵が捕らえられた牢獄があったとされる場所です。

菜園場商店街活性化委員会さんのパンフによると

この山田橋番所跡の橋を渡ったすぐの この辺り ↓↓ が以蔵の生誕地。トップの写真「十」番。

生誕地と斬首にされた地が 目と鼻の先ですね、以蔵....  

「君が為 尽くす心は水の泡 消えにし後ぞ 澄み渡るべき」岡田以蔵、辞世の句。

 

市街地から少し離れていましたが 充分観光範囲、平井収二郎・加尾 生誕地にも行ってきました!

いろんな方のブログやHPで写真を見ていたので この線路沿いのお宅が見えた瞬間、

石碑は全く見えていない段階で ああぁ、ココだっ!っと分かってしまった。

区画整理は仕方ない。

かろうじて 石碑と観光に訪れる人の為の道だけが 残っている感じです ↓

帰り道は 宮迫さんの顔しか思い浮かびませんでした、笑。 

「平井の収次郎(収二郎)ハ誠にむごいむごい。いもふと(妹)おかを(加尾)がなげき いか計りか、

ひとふで 私のよふすなどはなしてきかしたい。まだ少しハきづかいもする。」

坂本龍馬 乙女宛の手紙。

坂本家と平井家は 同い年の龍馬と収二郎、同じお琴のお稽古仲間である乙女と加尾、

家族ぐるみで仲が良かったそうです。

乙女姉やんの横に まだ小さな加尾の娘が ちょこんと座っている写真も残っている。

「女子 一生の痛恨」。

若き日 龍馬に再会することが叶わなかった 晩年の加尾のひとこと。

 

そして 幕末の風雲児、坂本龍馬の誕生地がコチラ ↓↓

       

ビルの合間になってますが、そこはやっぱり主役の貫禄。

他の誰より立派な碑が建ってました。

 

「肝胆元雄大 寄機自湧出 飛潜有誰識 偏不恥龍名」

(肝胆もとより雄大 寄機おのずから湧出す。飛潜誰か知るあらん ひとえに龍名に恥じず)

龍馬の脱藩を聞いた 武市半平太が詠んだ漢詩。

ホントにスゴイ人だったのねー。

 

ご近所には 饅頭屋 長次郎邸跡 ↓↓

 

続いて どどーーーーんっっ!!っと立派な門構え!

と言っても残っているのは門構えだけで、現在は三翠園という立派なホテルの大門です。

こちら ↓ 旧山内家下屋敷長屋。トップの写真「七」番。

案内看板には「幕末の風情」と書かれている。こういう感じなのかー。ふむふむ  

お向かいには 山内容堂公のお屋敷跡 ↓↓ 現在は鷹匠公園。高知にも鷹匠という町名があるのね。

この公園、季節もあるのかもしれませんが

もう少しキレイに整備して 案内とか建てたら カッコ良くなるのにな。

出来たら お屋敷の再現してほしいくらいだ、笑。

振り返ると 県庁前の大きな通りの向こうに 高知城 ↓↓ 天守閣(写真 中央やや下。木々の合間)!!

お屋敷の再現したら いいロケーションなんじゃないでしょうか?

これを思うと 慶喜公のお屋敷を守っている浮月楼は やっぱりスゴイんでしょうね。

あ、しかし、駿府城はありませんね 

 

こんな感じであと数カ所程 予定していた所は全部、歩きまわって来ました 

帰宅後に 更に掘り下げて調べていたら 恐ろしくショッキングな画像を見てしまった!

速攻ページ閉じて 履歴を消去!

やっぱりね、歴史は残酷で恐ろしいモノです。

カッコイイなんて言っているうちは 表面上でしかないんですね。

表面上にしておきます....とほほ 

 

 

 

 


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