【突発性難聴☆闘病記録】(73)
★2008年6月27日(金)★
<治療中止3日目>
今日は一日中良いお天気だった。
主婦にとっては梅雨の貴重な晴れ間で、
久しぶりに、シーツを洗ったりお布団を干したりした。
家事をしながらも、耳鳴りが気になり、
何度も昨日の診察の光景を思い出した。
わざわざA病院まで行って、
あんな診察でよかったのかと・・・。
A医師が嫌な顔をされても、
私が尋ねたいことがあれば、
気がねをしないで質問すればよかったのでは?と自問自答した。
患者が不明な点を医師に質問するのは当然の権利だと思うし、
私自身が納得して、診察を終えるのでないと、
わざわざA病院まで行った意味がなくなる。
そして、ストレスが溜まるばかりである。
昨夜、夫が帰宅して、開口一番に、
「今日はどうだった?」って聞いた。
「うーん、『心配ない』って言われた」
「よかったね・・・」
でも、この後すぐに、
「『心配ない』って?・・・耳鳴りはしてるんでしょ?」
「うーん、右の耳鳴りはいつもと同じで・・・
左耳も耳鳴りがし始めたことを伝えたんだけど、
心配ないって・・・」
「え? 耳鳴りがしているのに、何故『心配ない』の?」
「そうだよね。 左耳はまだ軽いからではないの?」
まるで他人事のように返事をしたけれど、
私もよくわからなくなった。
「心配ない」っていっても、まだまだ不安は残っている。
右耳は依然として難聴と激しい耳鳴りが改善されていないのだから。
私自身が、A医師にきちんと確認をしていないから、
曖昧な返事になってしまった。
今回、A病院に行くことになったきっかけは、
6月20日、森山耳鼻科(仮名)での聴力検査で、
左耳の聞こえが少し低下したからだった。(それまでは右耳だけが悪かった)
森山医師から私への説明は、
「左耳の聴力が少し低下したので、一度大きな病院で詳しく検査してください。
進行性難聴ということもありますので・・・」
という内容だった。
紹介状にどんなことを書かれたかわからないけれど、
恐らく、左耳の聴力が低下したことと、右耳の難聴が改善されないこと(その経過)を書かれ、
A医師の診断を仰がれたのだと思う。
だから、A医師は、それらすべてを考慮して診療をしておられるはず・・・。
(聴力検査以外の検査もあるのかと思っていたが・・・)
昨日の聴力が何dBかはわからないけれど、
A医師は、データを見て、
左耳について「心配ないでしょう」と言われたのだと思う。
そして、今まで服用していたお薬を中止されたということは、
A医師の方針として、
しばらく薬を止めて、右耳の聴力の経過を見ようとされたのかもしれない。
(私の想像であって、説明がないので真意はわからない)
「それで、今日の聴力の結果はどうだった?」
「うーん、だから・・『心配ないでしょう』って言われただけで・・・
何デシベルかは教えてくださらないの」
「聞かなかったの?」
「だって、聞きにくいもん・・・」
「データがないと、前回と比較ができないね」
「前回(23日)受診した時も、
先生の方からデータを教えてくださらないので、
私から、森山耳鼻科(仮名)ではいつも聴力の平均を教えてくださるので、
比較したいから教えていただけますか?って、頼んだの」
「難しいんだね・・・」
「そう・・・前回それを話しているのだから、
今日は黙っていても教えてくださると思ったのに」
あ~ぁ、ほんとに難しい。
A医師は、23日に今まで飲んでいた薬まで中止された。
それって、もう、右耳の治療を中止されたということになるのだろうか?
これ以上薬を続けても無駄ですよ、と言われたような気がしてならない。
その辺のモヤモヤした気持ちが、
昨日の、診察後の涙になったのかもしれない。
「残っている薬は飲んでください」ということだったので、
森山耳鼻科でいただいた薬を24日まで服用し、
25日から中止したことになる。
森山耳鼻科(仮名)では、
ステロイドとかメニエールの薬は必要に応じて処方されたが、
メチコバール(ビタミン12)とアデホスコーワ(血流の流れをよくする)は、
4月12日の初診からずーっと続けられた。
最近では、メリスロン(めまいの薬だけど、耳鳴りにも効く)を処方され、
それが私には良く効いているようで、
少しずつ耳鳴りが良くなっているように感じていた。
ネットで検索すると、
メチコバールやアデホスコーワは長い期間服用している人が多い。
私も、もし、完治が難しくて、このままの状態が続くとすれば、
2年位は服用する覚悟だった。
薬を飲んでいると、
いつかは効果が出てきて、
改善するのではないかと、希望がもてるから。
薬を止めて、3日目。
今日、特に、耳鳴りがひどいような気がする。
お風呂で、水道水がチリチリ響き、
キッチンで、換気扇がジリジリ響いた。
左耳の耳鳴りは、「ジージー」という音で、
右耳に比べて、音もシンプルで、静か。
でも、日に日に音が大きくなるので不安・・・
今のように何も治療をしないより、
飲んでも害にならないのだったら、
ビタミン12や血流を良くする薬を処方してくださってもいいのでは・・・と思う。
何故、中止されるのか、その説明もなかった。
今回、A病院との繋がりができて、
A医師との出会いが、良い結果になればいいけれど・・・
いろいろ不安が尽きない。