★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突発性難聴(発症20日目)

2008年04月22日 | 突発性難聴(右耳)

【突発性難聴☆闘病記録】(9)

★2008年4月22日(火)★
 <
治療開始11日>
今日もいいお天気だった!
最高気温は25度。

耳鼻科受診の日なので、
家事を済ませ、11時半頃、森山耳鼻科(仮名)に行った。
自宅から徒歩2、3分なので、非常に便利。

受付を済ませ、雑誌を広げると、
すぐに、聴覚検査のために呼ばれた。

この検査も4回目になる。

「ちゃんとできるかなぁ・・・」(不安がいっぱいの私)


森山耳鼻科の看護師さんは、
どの方も、言葉遣いがきちんとしていて、
笑顔で、感じがよく、
森山先生の、スタッフの教育の良さを感じる。
私語もなく、きちんと仕事がなされ、
クリニック全体がいい雰囲気。
初診のとき、患者さんの多さに驚いたが、
やはり、人気の耳鼻科のようだ。


看護師さんの案内のもとに、
無響室に入り、
ヘッドホンをつけられ、ボタンを渡される。

「では、右側から始めますね」

「はい」


目を閉じて、
聴こえてくる音に集中する。

今日こそ、正確にデーターを取っていただかなければ、と思っていたので、
「今、この音は・・・検査の音かな?どうかな?」・・・と迷うときには、
ボタンを押さないことに決めていた。

悪い結果が出ても、それが真実なら仕方ないことだから。

5、6分くらい?して、ドアが開き、

「では、次は左側です」と声をかけられた。

「はい」


目を閉じて、音に集中する。

小さな、小さな音が・・・
かすかに、聴こえているような、聴こえていないような・・・
やっぱり、私はこの聴覚検査が苦手だ。

いくら注射が痛くても、血液検査の方がいい。
正確に結果が出るから。


「はい、終わりましたー」

「・・・ちゃんと検査ができたかしら?
今日はボタンを押す回数が少なかった気がして・・・」


何回やっても、音を聴き入れる要領がつかめず、
ボタンの押し方も下手で、
聴覚検査のデーターを信じれない私。


「・・・(笑)・・・先生から説明がありますので、
中待合でお待ちくださいね」


10分くらいして、診察室に呼ばれた。

「きっと、悪い結果だわ~」・・・ドキドキしながら入った。


森山先生は検査結果を見ながら・・・

「あ~今日は大分良くなっていますねー」

「えっ!?そうですか?」

「そんなことないでしょ!」(心の中で叫ぶ)

私には、その結果がどうしても信じられない。
逆のことを想像していたので・・・

「ほんとですか

先生は、カルテに綴じた聴覚検査結果を私の方へ向けて、
聴覚曲線の説明を始められた。

「今日の結果はオレンジ色で示しています。
これがそうなのですが、ほとんど正常に近いです。
この前3回は、高音が非常に悪かったのですが、
今日は、その高音も、ここまで改善されています・・・」

自分が思ってもいない結果に驚く。

「えっ・・でも・・・外出中に・・・
デパートなどでは、夫の声が聞き取りにくいのですが・・」

「そうですか・・・?」(不思議そうに・・・)

「1週間前の日曜日、13日に外出中は聞こえにくくて・・
1週間、お薬を飲んで、
20日の日曜日は改善されているかな~と思ったのですが、
やはり、外では、右側からの声が聞こえにくかったのですが・・・」

先生は、そのことをカルテに記入しながら、

「そうですか? 聞こえるでしょう・・・」

「そう言われても、聞こえないのに・・・」(心の中でつぶやく)

「耳鳴りはどうですか?」

「はい、今もグゥワングゥワンしています。
最近は、鈴のようなリンリンも混じって・・・・・」

「そうですか。聴覚は良くなっていますよ。(また言われた
耳鳴りがなければ、
薬を止めてもいいくらいですけど・・」

「でも・・外では、雑音があるためか、
聴こえにくいのですが・・・」

「聴こえているはずですけどね・・・」

「そんなことを言われても・・・」(心の中の声)

「私、聴覚検査に慣れなくて、
ボタンの押し方がまずいのではないかと思って・・・」

「いえ・・大丈夫です。
少々間違って押しても、おかしなことにはならないですから」


あくまで、その検査結果を信じておられる先生。
「私、よくわかっていないのになぁ」・・・と思いながらも、
それ以上は、言えない立場にあった。

先生は、自分の診断に自信があるようだ。


「えっと、では、プレドニン(ステロイド)は減らしましょう。
明日から、4日間は、朝1錠飲んで、
それ以降は、中止します。
胃薬もいいでしょう。
耳鳴りの薬だけを続けてください」


私の訴えも無視され、
先生のペースで話される。


「次は・・・26日か28日・・」

「土曜日は患者さんが多いから、28日にお願いします」


ほんとに聴覚検査の結果は良いの?
正しく検査されているの?

半信半疑で、病院を後にした。

階段を下りながら、
「もう1軒、他の病院で診てもらったほうがいいかしら?」
そんなことを考えていた。

薬局に行き、お薬を受け取る時、
薬剤師さんが優しく声をかけてくださった。

「耳鳴りはよくなりましたか?」

「それが・・治らないんですよ。
聴覚検査の結果はいいみたいなのですが、
場所によっては、聴こえにくくて・・・」

「耳鳴りは、気分的なものもありますから、
気になさらない方がいいかもしれませんね」

「そうですね・・・ありがとうございます」


≪今日処方された薬≫(7日分)

★プレドニン錠5mg 1日1回 (朝1錠)<4/23~4/26>
 (炎症を抑える薬)

★メチコバール500 1日3回 毎食後(朝1錠 昼1錠 夕1錠)
 (ビタミンB12。末梢神経の働きを正常にする薬)

★アデホスコーワ顆粒10% 1日3回(朝1包 昼1包 夕1包)
 (血液の流れをよくする薬)



午後からはアイロン掛けなどしていたが・・・

ふと、気づいたこと。

ん??気のせいか・・・
耳鳴りの音が、少し静かになっているかもしれない。

もしかして・・・これって、良くなってるの~?
それとも、この耳鳴りの音に私が慣れたの~?

明日になって、また「ガンガン」するかもしれないな。


今の不安は・・・
先生の診断(聴覚検査結果)と、
私の症状に、くい違いがあるので、
突発性難聴以外に、
なにか他の病気が潜んでいなければいいけど、ということだ。







Comments (4)
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