★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

突発性難聴(発症13日目)

2008年04月15日 | 突発性難聴(右耳)

【突発性難聴☆闘病記録】(3)

★2008年4月15日(火)★
 <
治療開始4日>
今日はとてもよいお天気で、
気温も20度以上まであがり、初夏のようだった。

本来なら横浜に行く予定だったけれど、
今回は断念したため・・・・・
急きょ、今朝になって、
ACTH単独欠損症でかかっているH病院に行くことを決意。

明日から金曜日まで雨の予報なので、
雨の苦手な私は、
今日のように気持ちのいい日に、気になることを済ませておきたいと思った。


4月3日、突然、突発性難聴の症状が出た私。
なぜ、今、こんな病気に襲われたのか信じられない。

6年前から闘病中のACTH単独欠損症は、
副腎皮質ホルモンがまったく機能していない病気なので、
もしかして、今回の病気と関連があるかと思ったりした。

そのことを内分泌科の担当医にお尋ねしたかったこと、
そして、ACTHでコートリル(ステロイド)を服用しているのに、
また、この突発性難聴でプレドニン(ステロイド)を重複していいのかどうか、
確認しておきたいと思った。


今日は予約外で行くため、
11時までには受付を済ませねば・・・と家を出た。

10時50分、H病院着(ギリギリ!)。

総合受付で、予約外で内科受診希望を伝え、受付機に診察券を通す。
2Fの内科に急いで上がり、
内科受付で、今日は予約外で来たことを伝える。

事情を話すと、
「先に耳鼻科を受診してきてください」と言われ、
「えっ!」って・・・
3Fの耳鼻科に急ぐ・・・

耳鼻科の受付では、
「耳鼻科は初めてですか?」と聞かれ、
「そうです」と言うと、
「では、1Fで初診手続きを済ませてきてください」
「えっ・・・もう、11時になりますが・・・」
「はい、急いで行って下さい!」

私は、今日のように、
エスカレーターの動きを鈍く感じたことは始めて!!
外来のそのエスカレータは一人用の上、
前に数人ご病人がいらして走って下りることもできなかった。

1Fに着くと、小走りで、初診受付に行き、事情を話し、
無事、耳鼻科の初診手続きができた。(すでに11時を過ぎていた)

それから・・・急いで、3Fの耳鼻科に戻り、
無事、耳鼻科の受付終了。(ふぅ~~)

右耳はガンガン耳鳴りがしているのに、
あっちに行ったり、こっちに走ったり、
ホントにあわただしい数分間だったーー。

耳鼻科では、
「午後2時ごろのお呼びになるかと思いますが・・・」
「はい、お待ちします・・・」と素直な私。
11時過ぎていたのに、受付していただけただけでも感謝した。

お昼のお薬も飲まなくてはならないし、
院内でランチをいただいたり、本を読んだりして時間をつぶした。


午後2時過ぎ、耳鼻科で、私の順番がきた。

今までのいきさつを問診票に書いていたので、
それに基づき、先生が診察を始められた。

やはり、近所の耳鼻科と同じように、
一番に、両耳を器具でのぞかれ「異常なし」。

「聴覚検査をしてみましょう」と言われた。

中待合で待っていると、10分位して、
検査技師?の女性がこられ、検査室に案内された。

聴覚検査室は、二重のドアになっていた。
中に入ると、
いろいろ検査器具がある部屋で、

「この椅子に座ってください。
音が聴こえた時はこのブザーを鳴らしてください」
ヘッドホン?を着けながら、ブザーを渡して言われた。

技師の方は、私のすぐ横で検査器具を操作される。
この前行った近所の耳鼻科では、
電話ボックスのような個室に入り、看護師さんとはガラス越しだった。
そっちの方が新式かな?と思った。

検査方法はほとんど同じだけど、
今日の方が音が大きくて検査がしやすい気がした。

でも・・・・・・

技師の方が、何度も不審そうな顔つきで、
データーに『ばらつき』があると言われる。

「私のやり方がまずいのでしょうか?」と私。

「いえ、そんなことはないですよ。
慣れてる方でもそういうことはありますから・・・」

聴覚の検査は、小さな、小さな音から始められるので、
ほんと、むずかしい。
かすかに聴こえる音を捉えるのが非常に困難。

聴覚の検査後、10分くらいして、医師から説明があった。

「○○先生の診断のように、突発性難聴だと思いますね。
今のお薬を続けられたらいいと思います」

「そうですか・・・検査はちゃんとできたのでしょうか?
技師の方が困っていらしたみたいですが」

「そうですね・・ちょっとばらつきがありますが、
突発性難聴だと思われます」

「ネットで見ると、聴神経腫瘍のことや脳腫瘍のことなども書いてあり、
私は乳癌や肺癌をしているので、
そっちの不安もあるのですが、どうでしょうか?」

「そうですね・・・まずは、今飲まれているお薬を1ヶ月位続けて、
それでも改善がなければ、MRIとかの検査をすることになると思います」

「この病気で、入院などされたりする方もおられますが・・・」

「そういう方は、フラフラしたり、食事も摂れなかったりする方です」

「あ、そうなのですか・・・
こちらの病院でも、突発性難聴の治療では、
今私が飲んでいるお薬と同じような薬を出されるのですか?」

「そうですねー。同じです」

「○○先生は、軽い突発性難聴だと言われるのですが・・・」

「・・・今日のデーターでは、右耳の聴覚がかなり悪いですねー。
検査技師も、ばらつきがあったと言っていますので・・・
このデーターを○○先生にお見せになってもいいですよ」


そして、コピーをもらった。
この総合病院では、いつも、検査のデーターを患者に渡されるので安心できる。
良きにせよ、悪しきにせよ・・・
患者というものは、自分の結果は自分で手元におきたいから。

「では・・今日は、結果が悪かったのですね・・・
症状が出てから、耳鼻科にかかるのが遅かったのでしょうか?」

「そうですね・・・ちょっと・・」

「やっぱり・・・・・(がっくり!)
先生、この難聴は治りますか?」

「むずかしいかもしれません・・・」


私は「ドキッ」とした。
近所の耳鼻科では、すごく軽い症状だと聞いてたし、
治る可能性が高いと私は軽視していた。

病院にかかったのも、遅くはないように言われていたので、
このあたりの話が食い違った。
医師により、考え方の違いがあるのだろうか?
それとも、楽観的な医師、慎重な医師の性格の違い?

しかし、突発性難聴の基本的な注意点が違っていたら困る。

最初にかかった先生に、もっと慎重になるよう注意してほしかった。

結局は、検査結果のデーターに基づいて診断がつくので、
正しい検査ができたかどうか?にかかってくる。
患者本人がブザーを押すことで結果がでるのだから、
血液検査のように、正確ではないことを改めて知った。

でも、でも・・・・患者にとっては、
難聴や耳鳴りが、治るか、治らないのか、一生の問題になるのだから、
・・・突発性難聴という診断である以上、

「この病気は、最初の段階が非常に大切ですから、
用心のためにも、安静にお過ごしください」

と、一言、注意を受けていたら・・・
と、残念でたまらない。

なんて・・・思ったけれど、
一番悪いのは、私。
周りに耳鼻科の病気の者がいないから知識不足だったのか、
私自身に危機感がなさ過ぎた。
ネットで調べても、自分が重症だと思いたくなかったのかも・・・

ちょっと手遅れのように言われ、ショックだ。

でも、ここまでくると、闘うしかない。
これから、希望をもって、治療に専念する。
二人の医師の診断で、突発性難聴と言われたのだから。


耳鼻科を終えて、内科へ・・・
内分泌科の担当医に会って、突発性難聴の報告をした。

「コートリルと一緒にプレドニンを飲まれてもかまいませんよ」

「そうですか・・・安心しました」

「プレドニン5mg1錠は、コートリル10mgの2錠分だと思ってください。
だから、今、コートリルを12錠飲まれていることになりますね」

「うわ~っ、ステロイドの副作用が怖いですね・・・」

「突発性難聴の治療のためですから、
耳鼻科の先生の言われるように、飲まれた方がいいですよ」

「はい・・・」

「コートリルは、ステロイドの中でも一番軽い薬ですから、
プレドニンを飲まれているときには、止められてもいい位ですが、
その習慣を止めることがストレスになるといけませんので、
今までどおり、コートリルも朝1錠飲んでください」

「そうですね。『ACTH単独欠損症』と『突発性難聴』の病気を、
分けて考えればいいのですね」

「そうです・・・」

「先生、では、この突発性難聴とACTH単独欠損症の病気は
関連性はないのですか?」

「ありません」

「分かりました。お尋ねして安心しました」

「では、次回は、前回予約していた日(5月)にいらしてください」


こうして、今日の2科の診察は無事終了。
会計を済ませたときは、午後4時ごろだった。
待たされることを覚悟して行ってたので、
ぜんぜん、気にならなかった。

悪い結果が出たりして、ショックもあったけれど、
内分泌科の先生に報告できたこと、
耳鼻科のセカンドオピニオンで納得できたから、
モヤモヤしていた気持ちが晴れた。

病院の帰りにデパ地下でお惣菜を買ってきたので、
夕食は簡単に済ませた。
夫も非常に心配していて、協力的で嬉しい。
(ま、それが普通ですよね)

今日も忙しい一日だったー。

今も、耳鳴りがガンガンしている・・・。
早く治らないかな~







Comments (2)
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