心の敷石

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脳死を人の死と認めることには反対です…⑤

2009年06月30日 | 脳死・臓器移植

臓器移植に使うドナーの臓器のことに関してです。ほとんどの人は心臓死で最期を
迎えるわけで、脳死状態になるケースはほんの一部(0,4%)です。要するに、
移植の為に臓器を乞われるドナーというのは、事故などで身体の方はさほど大きな
ダメージを受けなかったけれど頭には…という場合でしょう。

そのようなケースは全体から見れば稀少なケースです。そのような亡くなり方を
する少ない人達の、そのまた一部の人達が臓器を提供していることを考えると、
私にはある疑問が生じてしまいます。

それは、これまでに移植の為に渡米した人達のドナーが「意外に早く」見つかって
いることです。特に小さい子供の場合など、ドナーもそれなりの年齢の子と思われ
るのに何故こんなに早く手術が出来たのかというのが「?」なところです。

ドナーの家族の立場なら、幼い我が子が脳死になったからといって安易に臓器
提供を受け入れはしないでしょう。しかし、そこに多額の金銭が絡めば「話は別」
になることは考えられます。

そして、臓器移植に絡む人身売買の噂。ブラジルなどで親のない子供達を「飼育・
管理」して金持ちに臓器を売るという臓器売買ビジネスの存在は、単なる噂では
無さそうです。

もしA案が参院も通過してしまったらどうなるのでしょう。事故で病院に運ばれた
子供が「脳死」と告げられ、もし臓器を提供してくれれば?千万円の報酬を…と
言われたら、中には心が動いてしまう親だっているでしょう。

臓器移植が早くから行われているアメリカではドナーになった人達の家族(遺族)が
後になって「後悔」して苦しむことも多いということは、このような行為が単純に
「人助け」にはなってはいないことを示しているのではないかと思います。

          ※独り言:オバマさんでもマシュー君でもいいから、
              この問題(脳死とか臓器売買)なんとかして欲し…



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