心の敷石

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患者よ、がんと闘うな(2)・・・近藤誠

2010年03月18日 | 患者よ、がんと闘うな

http://hon.h●p2.jp/kan3.html からの転載です。
 
第2章 抗がん剤は命を縮める


抗がん剤使用の背景に病院の営利体質と無見識がある。

●手術で苦しむ患者に追い撃ちをかける抗がん剤の恐怖


1992年7月18日、中部地方のとある大学病院の救命救急センターで、
53歳の女性が12日間の在院ののちに亡くなりました。千田道子さんと
いうその女性は、近くのBクリニックで、早期胃がんの手術を3カ月前に
うけたばかりでしたが、術後の経過も順調で、手術による死亡ではあり
ません。いったい彼女になにが起こったのでしょうか。

じつは道子さんは、抗がん剤治療の副作用で死亡したのです。副作用
死とする根拠は後述しますが、Bクリニックの治療に過失があったと
遺族が訴えて、本件は現在、名古屋地方裁判所で審理中です。

ここでは、彼女がうけた治療の内容を分析しながら、みなさんが第2の
「道子さん」にならないように、日本の抗がん剤治療の問題点をさらに
探ってみましょう。

生来健康で、ふつうの生活を送ってい道子さんは、背中に痛みを感じた
ために、1992年3月6日、Bクリニックを訪ねています。諸検査の
結果、胃がんと診断され、4月17日に胃の3分の2とリンパ節とを
切除する手術をうけました。

病理検査の結果は早期がん、それも粘膜内にとどまるごく早期のがんで、
22個切除したリンパ節にも転移はみられませんでした。術後の回復も
スムーズで、5月16日に退院となりましたが、その直前から問題の
抗がん剤治療が始まったのです。

抗がん剤治療として、まずユーエフティ(飲み薬)が1日6錠、5月13日
から6月の末まで処方されています。つぎにマイトマイシン4ミリグラムの
点滴が6月4日から毎週1回、計4回、そして再入院のうえ、抗がん剤で
ある5FU1250ミリグラムの点滴が6月29日と30日との計2回施行
されています。

道子さんは、7月2日にいったん退院したものの、その日から38度台の
熱がでて、それ以前からあった下痢も増強し、腹痛も強くなりました。
それで7月3日に3回目の入院をして、点滴による水分補給をうけまし
たが、水様性の下痢はやまず、全身状態は悪化の一途をたどりました。

感染症のためとみられる40度前後の発熱がつづき、ふつうなら3000
以上はあるはずの白血球も、7月6日にはわずか600にまで減少して
います。

ふだん150以上あった血圧も、7月7日には百前後にまで低下しました。
事態の悪化をさとったBクリニックは、同日、道子さんを近くの大学病院へ
転送したのです。

大学病院に転送された道子さんには、白血球減少、敗血症、血管内凝固症
などの診断がつけられ、集中的な治療が始まりました。しかし、翌8日には
舌根がのどのほうに落ちこんで、呼吸が一時的に停止しました。

蘇生術が奏功して意識はいったん回復したものの、やがて口腔内に大量に
出血し、ふたたび呼吸が停止して意識が消失しました。気管内にチューブが
挿入され、人工呼吸器による管理に切りかえられましたが、意識は完全には
回復せず、18日に死亡するにいたったものです。

●治療費は524万円


道子さんのからだになにが生じたのか、その現象ないしメカニズムを分析
してみましょう。まず白血球が減少したのは、道子さんに使われた3つの
抗がん剤のそれぞれに、白血球の生産工場である骨髄をたたく副作用が
あるからです。

下痢は、ユーエフティや5FUでよくみられる副作用で、抗がん剤の殺細胞
効果によって、腸管の粘膜細胞が死滅・脱落して生じます。つまり粘膜に
傷ができると、そこから腸管内に水分が漏れるか、あるいは口からとった
水分を粘膜から吸収できなくなって、肛門から水分が流れでてしまうの
です。

重度の下痢が生じたことから、道子さんの腸管粘膜にはひどい傷ができて
いたと考えられますが、他方では白血球減少のために細菌が繁殖しやすく
なっていて、それゆえ粘膜の傷のところで病原菌が繁殖して腸炎になり、
そのため粘膜の傷がますますひどくなるという、悪循環におちいって
いたのでしょう。

転送された大学病院でも、激症型腸炎の診断がつけられています。いつの
頃からか道子さんは、感染病巣から細菌が血中に流れだす、敗血症の状態に
なっていました。敗血症はからだの抵抗力が細菌に負けた状態ですが、
抵抗力が落ちたことには、下痢が関係していたはずです。

つまり下痢とともに、水分、塩分、栄養分などが流れでて、体が低栄養
状態になり、それで抵抗力が落ちたのでしょう。現に道子さんが転送
されてきたとき、脱水症、低蛋白血症、低栄養状態と診断されています。

転送された時点で、血管内凝固症と腎不全の存在も指摘されています。
血管内凝固症は、敗血症の場合に好発する、血管のなかで血が固まり
やすくなる状態です。血が固まってしまった臓器はその機能をはたす
ことができなくなりますから、諸臓器の機能不全が生じます。

道子さんがたどった経過は、次章で解説する、フジテレビ・ニュース
キャスターの山川千秋さんが手術後にたどった敗血症↓血管内凝固症↓
諸臓器の機能不全↓死亡という経過とそっくりです。

手術にしろ抗がん剤治療にしろ、そのあと敗血症になった場合、それを
コントロールできないままに血管内凝固症が生じれば、死の転帰をとる
のはほとんど必然なのです。道子さんの場合も転送された時にはすでに、
救命不能の段階にいたっていたようです。

ところで、大学病院での治療がいくらについたかというと、12日間で
524万円です。それほど濃厚に治療をしても、すでに定まった運命は
変えようがありません。裏をいえば、治療費が高額になったと聞いた場合、
その患者さんは死亡したと考えるのが、医療関係者の常識です。



●Bクリニックの営利体質
(道子さんの病状、経過説明)

道子さんは、最初からいきなり救命不能の状態におちいったわけでは
ありません。結論を先にいえば、Bクリニックが下痢への対処を怠った
ために、救命可能点を過ぎてしまったのです。

抗がん剤による下痢があなどれないことは、次のようなケースからも
わかります。奇しくも、胃がん、53歳、女性という点が共通して
いますが、道子♪、、んとは別人です。

「胃癌の53歳の女性。術後10日目より5FU投与開始。21日目まで
異常なく全身状態良好。7回投与後の25日目に突然頻回の下痢発現、
腸管のぜん動がこう進し、その後血性下痢となる。

27日目には発熱(39度)し、以後継続。各種止痢剤が無効であった。
35日目には黄疸が出現し、三十八日目には血疾を合併した。その後
多呼吸が続き、40日目には呼吸不全により死亡。

この方の経過は、道子さんのそれに驚くほど似ています。この方にも
下痢が重症になるほど抗がん剤が使われていますから、白血球も減って
いたことでしょう。それで敗血症など感染症になって発熱し、血管内
凝固症も生じて黄疸や多呼吸になったようです。

ここにも、下痢と白血球減少からはじまって、敗血症、血管内凝固症、
そして死にいたるお定まりの坂道をころがり落ちた人がいます。この
方は、種々の止痢剤が使われたのに死亡していますが、下痢が生じれば
必ず死亡するということではありません。

なんとか下痢を押えこめば、そうやすやすとは死なないものです。私も
日常診療の一環として5FUを使っていますから、水様性の重症の下痢が
生じる患者さんをときに経験します。

しかしその場合、強力な止痢剤を飲ませれば、たいてい1回で止まって
しまいます。したがってこの「副作用情報」のケースでは、止痢剤の
選び方や使い方が適当ではなかった可能性があります。

1993年末に、塩酸イリノテカンという新しい抗がん剤を開発するための
臨床試験で477人中27人が1カ月以内に死亡し、うち20人が副作用死
であったことが報道されました。その多くは、これまでみてきた下痢と
白血球減少のあとの坂道をころがり落ちたものです。

しかし、同じイリノテカンを開発・試験中のフランスの関係者は「副作用
対策をしっかりしているので、以前のおびただしい副作用死亡(大部分は
日本)は今日では見られない」と、薬害・医療被害情報センターの水間典昭
さんの質問に手紙で答えています。対処法いかんで、下痢や白血球減少の
問題は解決可能であることがわかります。

この点、Bクリニックの対処には非常な問題がありました。道子さんが
重症の下痢を発症したために3回目の入院をしたあと、止痢剤を処方して
いないのです。Bクリニックはそのかわり、点滴で水分や塩分や栄養分を
補給していますが、それらは肛門から下痢便とともにたれ流し状態に
なっているのですから、それでは対処法としてはまさに尻ぬけです。

栄養分などが下痢便とともにどれほど流れ去ったか、正確な量を計測
できないのですから、点滴で補おうとしても正確には補えず、その結果
低栄養状態になって、からだの抵抗力が落ちてしまうのです。

道子さんの場合、もっと早くに、しゃにむに下痢を止める必要があった
のに、Bクリニックはそれを試みもしなかったわけです。そればかりか
Bクリニックは、道子さんを自分のところに抱えこんだまま、転送の
時機をのがしてしまいました。

もっと早くに大学病院に転送していれば下痢の治療もしっかりしてもらえ、
敗血症にもならずにすんだことでしょう。要するにBクリニックは、下痢
くらいたいしたことがないと考えていて、下痢を止める必要に気づかな
かったか、方法を知らなかったようです。

Bクリニックが下痢を軽視していたことは、別のエピソードからもわかり
ます。6月25日、外来で道子さんは担当医に、4日まえに1日4回もの
ひどい下痢があったことを伝えています。

それまでの治療の内容からみて、ひどい下痢はユーエフティの副作用で
生じたと考えられますから、担当医は25日の外来では、抗がん剤治療を
中止すべきでした。

ところが担当医は、逆にその日にユーエフティをまた処方してマイト
マイシンを点滴し、さらに5FU点滴のための入院まで決めています。

しかし5FUの催下痢作用は、ユーエフティ以上に強烈です。前掲した
「副作用情報」のケースのように、5FUだけで死亡する患者もいるの
ですから、ある意味ではこのときに道子さんの命運は定まりました。

Bクリニックが使った抗がん剤の組み合せもおかしなものです。前述の
ように道子さんには、ユーエフティに加えて5FUが使われましたが、
ユーエフティは体内に入ると5FUに変換されて効果を発揮する薬です。

つまり道子さんには実質的に、5FU一剤が飲み薬と点滴とで同時に
使われたのと同じなわけで、これは大変奇妙です。そしてユーエフティに
よる下痢は、実質的には5FUの副作用ということになりますから、そこに
5FUを点滴したのは、わざわざ下痢を重症化させる行為としかいいようが
ありません。

道子さんの死亡には、Bクリニックの営利体質が関係していた可能性が
あります。抗がん剤治療が営利目的でおこなわれていて、道子さんは
その犠牲になったのではないか、ということです。そういうためには、
まずBクリニックの営利体質を論証しなければなりませんから、道子
さんへの医療行為を分析して論証してみましょう。

Bクリニックは、道子さんを1カ月も入院させていますが、これは順調
だった早期胃がんの手術のあととしては、不必要なまでの長期間です。
かりにその点はおくとしても、点滴が余分でした。

道子さんの最初の入院は4月15日で、手術はその2日後ですが、入院の
日から点滴が始まっていて、その中身はビタミン剤など、どうでもいい
ものです。一般論としても、健康な50代の女性に、手術の2日まえから
点滴を開始することは必要なく、手術の直前から始めれば十分です。

そして退院の日まで点滴が続行されていることも、道子さんが食事をとれ
ていたことを考えると、医学的常識からはずれています。抗生物質の
使い方も常識はれです。

第3世代のものを含めて抗生物質が二種類、手術の直後から10日間
点滴され、それが終わった2日後から、別の第3世代の抗生物質の
点滴が始まり、それも10日間つづいているのです。

しかし、術後の経過が順調だった道子さんには、どういう抗生物質も
必要ありませんでした。胃がんの手術の場合には一般に、せいぜい
第2世代の抗生物質でよく、それも手術の前後に、1回から2回注射
すれば十分なのです。

それなのに、とりわけ高価な第3世代の抗生物質を使い続けたことは、
そのことだけからも、薬の仕入れ価格と使用価格との差額(いわゆる
薬価差益)をねらった営利目的の治療行為と評価できます。

最初の抗生物質を10日間でやめて、2日間の休薬期間をもうけ、別の
抗生物質を再び使いはじめたことからも、営利目的がみてとれます。

つまり、Bクリニックが医療保険組合へだす支払い請求書の上からは、
その2日間のあいだに別の感染症にかかって、2度目の抗生物質の
必要が生じたようにみえますから、医療保険組合に支払いをカット
されずにすむわけです。

抗生物質の使いすぎの結果は、患者や国民の支払い負担がふえることに
とどまりません。第3世代の抗生物質をだらだらと使いつづけるのは、
致死性の腸炎を招くおそれがあるなど、患者本人にとって大変危険な
行為です。そのうえ、細菌が抗生物質にたいする耐性を獲得することも
あります。

道子さんが敗血症になったのは、熱がでたあとに使った抗生物質が無効
だったことが一因でしょうが、手術後の抗生物質の使い方がもとで耐性菌が
生じていたのかもしれません。

Bクリニックは検査も乱発しています。その一例は、5FU点滴のための
3日間の入院中に、心臓超音波検査、眼底カメラなどの特殊な検査を
施行していることです。道子さんの経過からは、その必要があったとは
考えられませんが、その一方、採血という大事な検査をしていません。

つまり、採血して白血球の数を調べることなしに、白血球減少作用のある
5FUを点滴したわけで、これは常軌を逸しています。

道子さんの入院カルテには、検査をオーダーするためのゴム印が押して
ありました。ゴム印の冒頭には「入院時・一般検査」とあり、つづいて
前述の心臓超音波検査などの項目があります。

めったに必要とされないそれら特殊な検査を、一般検査項目とするゴム印が
つくられていること自体が異常ですが、そのうえ道子さんの場合、同じ
ゴム印にあった採血検査の項目が、どういうわけか2本線で抹消されて
いました。

この抹消があったために、白血球の採血検査がなされなかったわけですが、
反面、心臓超音波検査などの特殊な、道子さんには不要な検査を抹消せずに
残していることから、営利目的が推認できます。

そして5FU点滴のためには、一般に入院も必要ありません。たいていの
抗がん剤治療は、外来で施行可能ですから、Bクリニックの営利体質を
考えあわせると、5FUの点滴を、入院費や検査費をかせぐ口実にした
可能性があるわけです。

要するに、Bクリニックは、抗がん剤治療に関して素人です。前述した
下痢への対応、ユーエフティとともに5FUを使ったこと、点滴まえに
採血をしなかったことなどは、素人と考えればすべて納得がいきます。

Bクリニックは、救急指定や労災指定もうけている、その地方としては
大きい病院ですから、土地の人たちは抗がん剤治療をうけるのに、なんの
不安も感じていなかったことでしょう。しかし実際には、抗がん剤治療の
ための知識や能力に欠けていたわけです。

(編注 この道子さんの例は現代医療のガン治療という悪化させて、
次の治療で点数を稼ぐビジネスモデルであることを説明している。
端的にストレートに言えば、今の日本のガン治療とは、痛めつけて
ボロボロにして殺して稼ぐ悪魔のビジネスだ。

立場上、ストレートに言うのは難しいが、書いてある内容はそのまま
そのとおりであることに気付くはず。船瀬俊介さんの取材でも、絶望的な
詐欺であることをズーッと言ってきたことを答えておられる)



患者よ、がんと闘うな・・近藤誠

2010年03月18日 | 患者よ、がんと闘うな
 
http://hon.h●p2.jp/kan.html   ・・からの抜粋・編集です。
URLを、そのまま書き込むと、ここ(Gooブログ)に投稿できないので
●を挿入させてます。
 
患者よ、がんと闘うな 近藤誠著

治療こそが悪化と悶死の元凶だった!




この本は日本のガンの本の中でも、おそらく、もっともよく売れた本で
ある。日本で最初にがん治療の大量虐殺の実態を告発された本である。
当時は50万部ぐらい売れたというから、文庫本や図書館も含めれば
累計ではかなり読まれているはずである。

この本は言葉尻こそ、優しく書かれているから、その事の重大性に
気づけない人が多かったが、その実態は、船瀬俊介さんの「ガンで
死んだら110番 愛する人は“殺された”」
や「抗ガン剤で殺される」
に匹敵する内容がある。

言葉尻では直接、大量虐殺、大量殺人とは露骨に書いていないが、
それを理解した上で読めば、言いたいことは、ほぼその通りである
ことがわかる。

そして、『抗ガン剤で殺されるなど』の船瀬俊介さんの取材で、 
「毎年ガン死者の8割、25万人程度がガン治療という
ビジネスによって殺害されていることは間違いない」
「今の医療は絶望的な詐欺であることは、私がズッーと
言い続けてきたことである」
ということを証言しておられる。
この当時(出版当時)からそれを言いたかったことは間違いない。

それとあわせた上で読まれれば、実はガン治療でのたうちまわって
死んでいるのは、皆、治療された人々ばかりであり、治療しなかった
人がそのような死に方をするということは皆無で…

医療という美名を隠れ蓑にして殺して莫大な利益を吸い上げている
こと、ガン治療と称したトンデモナイ殺人ビジネスの本当の恐ろしい
エゲツナイ実態が、さらに理解が深まるはずである。



ガンと悶死との本当の関係は 治療こそがその元凶

  
●ガンの恐ろしいイメージは すべて現代医療の治療が 
そうさせている


私は大宅壮一文庫目録や雑誌や本でガンという体験談や闘病記や死んだ
人の記事を徹底的に調べた結果、ある重大な共通点があることに気がついた。

それはガンで壮絶死したとさせる人々は、あれこれとさんざん治療された
人々であり、無治療で放置した人で、そのような死に方をした人の話と
いうのはないという共通点である。もしそんな人がいるとしたら、その
人の記事やニュースがあった事例を出してもらいたいものだ。

そして、治療でガンを殺して延命しているのではなく、現代医療の治療は
すべて寿命も縮めていると言うことだ。

あなたが思いこんでいるガンは恐ろしいというイメージも、よく考えて
みれば、そのすべては現代医療に治療された人たちであったことに気が
つくはずだ。


それは、本当はガンという病気がそのような苦しみや死に追いやった
犯人ではなく、医者達がやりまくったその治療こそが、苦しめて悪化
させて殺した真犯人だったとすれば、それら不可解な共通点の辻褄が
合うはずである。


そして、その斬殺の茶番劇、壮大なマッチポンプで作り上げたガンの
イメージで、人を救うと称して、早期発見、早期治療のキャンペーンを
展開し、助かりたいがためにすがりついてきた大衆を高額な抗ガン剤や
治療で騙しているとしたら、そのマッチポンプを仕掛けた者達こそが、
もっとも巨額の利益を得てトクしているはずである。


[ 患者よ、がんと闘うな ] 目次 


まえがき

第1章 抗がん剤は効かない

猛烈な副作用に耐えた千葉敦子さんの「錯覚」とは?
諸々のがんの90パーセントに抗がん剤は無意味である

第2章 抗がん剤は命を縮める

抗がん剤使用の背景に病院の営利体質と無見識がある。
手術で苦しむ患者に追い撃ちをかける抗がん剤の恐怖

第3章 手術偏重に異議あり

「手術万能神話」を患者に吹きこむ外科医師たちの罪。
放射線治療がなぜか後回しにされる日本医療の不思議

第4章 苦しまずに死ぬために

がん死の恐怖やタブーを煽った医師たちの責任は重い。
「生き方」と同様に「死に方」も自分自身で決めたい

第5章 がんを放置したらどうなるか

医師自身が錯覚している日本のがん手術の実態とは?欧米の手術と
比較しつつその間題点を検討すると……

第6章 放射線治療の功と罪

正しく使われさえすれば、放射線治療の方が手術より遥かに利点が
多い。なぜ日本で一般化しなかったか?

第7章 現代に生きる七三一部隊

治療中の患者に平然と"人体実験"を施す専門家もいる。
セカンド・オピニオンを聞いて自分で治療法を選ぽう

第8章 がん検診を拒否せよ

「早期発見が有効」という証拠はどこにもない。むしろ内視鏡での
感染や医療被曝による発がんの方が問題だ

第9章 早期発見理論のまやかし

医師の言うがんには「本物のがん」と「がんもどき」がある。
「本物のがん」なら早期発見以前に転移している

第10章 患者よ、がんと闘うな

「がんと闘う」という"常識"が苛酷な治療と苦しみをもたらした。
後悔しない生き方のため"常識"の打破を!

あとがき

※続く