残念なことに、女性の喫煙は男性以上に悪影響があるようです。
また子供への影響を考えても、女性の喫煙が及ぼす影響は男性以上かもしれ
ません。日本人全体の喫煙率が減少傾向にある昨今、女性の喫煙率も減少傾向を
見せて欲しいものです。
女性の喫煙率はどうして下がらないのでしょう?
日本人全体の喫煙率が減少傾向にあるのに対して、若い女性の喫煙率が右肩上がり
の傾向をみせているのは一体どうして?
どうもタバコ会社が、低い喫煙率にある若い女性をターゲットに宣伝を強化して
いるような…女性が喫煙するきっかけに「タバコを吸っている素敵な大人の女」が
登場する雑誌広告などが影響しているかもしれませんが…喫煙が美容上に大きな
デメリットになることを忘れないように~。
ところでイギリスの健康増進局では2005年に、タバコの臭いがするチラシ広告
数十万枚を若者に配ったそうですが、日本でもこんな喫煙STOPキャンペーンを
大々的にやってみたら面白いでしょうね。(実現の見込みは限りなくゼロですが)
若い女性を対象とした美容をテーマにした雑誌に、タバコの臭いの「閉じ込め
ページ」を入れたりしたら、話題を呼んで大きな禁煙効果になるはずで・・?
お母さんの喫煙が子供の虫歯の原因になっているかもしれません
喫煙する親の影響で間接喫煙している子供は、そうでない子供より、虫歯にかかる
率は約2倍という調査結果があります。(もちろん吸ってる本人も同じです)
お母さんの喫煙が直に子供に影響する一つの例ですが、女性の喫煙が家族に及ぼす
影響はバカに出来ません。
空気清浄機は当てに出来ません
空気清浄機で除去できる有害物質は、タバコの煙有害物質全体からすると、たった
3.3%に過ぎません。アセトアルデヒド、窒素酸化物 、アンモニア、ホルムアルデ
ヒドも除去できると明記している機種もありますが、それらはタバコ煙有害物質
全体からすれば、たった8.9%なのです。
一酸化炭素、ニコチン、ダイオキシン等タバコ煙の主な有害物質の90%以上は
空気清浄機を素通りし、かえって周囲に撒き散らす結果になっているのです。
お母さんだけに限らず、家族の誰かがこのことを知っていれば、タバコの煙による
子供の被害を大きくしてしまうことを防げるかもしれません。
聴力低下の原因にもなっている喫煙
また喫煙によって聴力の低下が進むこともある調査で分かっています。いつも
ヘッドフォンで(大きな音量で)音楽を聴いている若者も同じですが、歳をとると
(40代以上)聴力の衰えが表面化してきます。
喫煙本数が多いほど聴力の低下が大きく、特に女性の喫煙者のほうがその傾向が
強いそうです。
男性より、女性の喫煙のほうが影響が大きいというのはなんだか不公平な気がしま
すが、事実は受け入れるしかありません。歳をとっても補聴器の世話になりたく
ない方は、早くタバコを卒業してしまいましょう。
そして視覚にも悪影響
聴覚にして然り、味覚や嗅覚がノンスモーカーに比べて鈍感になっていることは
言うに及ばず、それでは視力はどうかというと、高齢になってから視力を失う確率
もやはり高まります。
それでは男性の場合は?
男性喫煙者には精子数の減少や運動力の低下がみられるとのことです。女性の喫煙
者にも言えることですが、男性の喫煙が原因の「不妊症」ももちろんあります。
男性としての「機能」の低下も喫煙本数が多いほど顕著だそうですが、
自業自得ですね。。。
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