シャングリラ・ダイエットの著者が読んだら喜びそうな今日の記事のタイトル
だけど、内容は同じものではなくて・・・先の記事で紹介した「危険な油が病気を
起こしてる」の中からダイエットに興味がある人必読の箇所の転載です。
第10章 脂肪を摂ればやせられる バランスの取れた減量作戦
●ダイエットには脂肪が必要
「脂肪を摂ることは減量に役立つ」といえば、読者はきっと驚くであろう。(もち
ろん、正しい種類の脂肪を摂るという条件はつくが)オメガー3、オメガー6の
必須脂肪酸が、体に害を与える脂肪を燃やしてしまう、ということは既に知られて
いる。
つまり、この2種類の必須脂肪酸は、体内の硬い脂肪を溶かし、それを排出させる
という溶解剤の役割を果たしているのだ。
逆に言えば、現代社会の肥満者たちは実は志望に飢えた人々なのだ。過去100年
近くの間に食習慣が大きく変化したため、われわれはオメガー3の必須脂肪酸は
不足させる一方で、水素の添加された有害な脂肪やトランス脂肪、飽和脂肪酸は
過剰に摂取し続けてきた。
多くの医学研究が指摘しているところによれば、今日の食事の中にはオメガー3の
脂肪酸は16世紀の食事に比べて16分の1から20分の1しか含まれていないと
いう。
そして同時に、水素添加された脂肪やトランス脂肪は20~200倍摂っていると
いわれている。
私の友人や私が相談を受けた人々の多くが、1日に1~2杯の亜麻仁油を摂り、
有害な脂肪を摂らないようにしたら、脂っこい食物への飢餓が消えたうえに体重は
減り続ける一方で、しかも体にはエネルギーが溢れ、食事に対する満足感が感じ
られるようになったと言っている。
体にオメガー3の脂肪酸が不足していると、体は脳に”脂肪!脂肪がもっと必要だ!”
というメッセージを送り続ける。
ほとんどの人は死亡の種類を区別できるわけではないし、つい最近まで本当にいい
油脂は市販されてもいなかったので、われわれはアイスクリーム、パイ、マーガリン、
バター、サラダドレッシング、フレンチフライなどなど脂肪への飢餓をいやして
くれる脂っこい食物に飛びつくという愚行を繰り返していた。
そして、不幸なことにわれわれは間違った種類の脂肪をますます多く摂り、正しい
種類の脂肪をますます欠乏させて両者のアンバランスを拡大させることによって
事態をいっそう悪化させることしかしていない。
肥満者がたくさんいる国、そこは脂肪の摂取が飛び抜けて多い国だというのに、
われわれの大部分がオメガー3の必須脂肪酸という、この有用なたった1種類の
脂肪に対して飢餓状態にあるというのは考えてみれば面食らうような事ではある。
しかも西洋諸国の主要な病気のほとんどー心臓病、ガンから関節炎、慢性疲労、
PMS、免疫医機能の低下までが必須脂肪酸、とくにオメガー3の必須脂肪酸の
不足が一因となって起きているのである。
※脂肪を摂ればやせられるー② に続く